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ほんタメという読書系YouTubeにて
「オチが凄い本を一緒に読む」という企画があり読了。
オチとしては正直早い段階で「たぶん◯◯なんじゃないかなぁ」は気付いたので、あまりにもビックリ!!とはなりませんでしたが
そこに至るまでの経緯や気持ち、行動がとにかく凄くて慈愛に溢れていて
素晴らしいオチだったんじゃないかなと思います。
綺麗な最後だった!!
動画でも言われていた通り「まるで壮大なおとぎ話」がドンピシャ。
話全体として、良いストーリーでした。
動物と人間の戦争、動物間での差別、オスとメスでの差別もあり、絶滅危惧の動物への警告や、色んな動物の特性、華やかなところがあれば犯罪や欺瞞の横行する街だってある。自分たちにも省みることができるお話でした。
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ほんタメで紹介されてたので、気になって読んでみました。
不自然な日本語が気になって翻訳物はあまり読まないのですが、島田荘司訳だからなのか、不自然な文章はないように思いました。とても読みやすく面白かったです。
高い知能を持ち進化した動物と人間との冷戦状態を打開すべく、動物城に来た人間の大使殺人事件が起こり、ロバの探偵が事件を追うという話です。
動物の種類がたくさん出てくるので、この名前は何の動物だっけ?となりがちでした。
人間との諍いがしんどいですが、話が面白くて旅行の移動中に読んでました。
結末はスッキリで、着想が面白かったです。あと、本の装丁が不穏で好きです。読み終わってからまじまじと見てしまいました。
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動物と人間が戦争をして冷戦状態にある2333年
動物城に来た人間の大使が殺害される
ロバの探偵ブレーメンが辿り着いた真相とは…
童話×ファンタジー×ミステリー
ほんタメで紹介されてて知った
海外作品だが読みやすく、物語を楽しみながらも作者のメッセージがたくさん込められていて色々考えさせられた
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和平交渉のため動物の国へ来た人間大使が何者かに殺害された。
事件の捜査をするのは探偵のロバ、助手のカエルだ。
設定が面白そうだし、翻訳はゴッドオブミステリーの島田荘司氏。
前半は事件現場の確認、関係者への事情聴取×人数分がありかったるいが、後半へきて隠していた秘密が次々明かされていくのは面白かった。
トータルではそこそこでした。
1番大事な動物が知能を持っている点、かれらはどこまで動物本来の本能や習性を持っているのかを早めに教えてくれないと、こんな設定だから事件に生かされそうだなと思ってたのにあまり描写がない。事件の真相に深く関わっているのはちょっと…
この設定を掘り下げる場面をいくつか入れてくたら良かったのになあ。
動物の生体について、この物語の基準を教えてくれないと混乱する。あんまりにも描写が少ないから調査パートが普通のミステリー過ぎてつまんない。
何故か主人公の内面描写はないから、感情移入もしずらかった。神視点での描写だとなーこの世界の説明が少ないからのめり込めない。
全体的に会話のテンポが悪いと思う。特にロバとカエルのは最後まで噛み合ってないような。
動物霊園のくだりはなしでもいいかな、面白くなかった。
事件の真相もなあ〜
他にもこんな動物出てくるかも?ってちょっと考えたけどマジでそんなオチとは。
あと真犯人は泣いてるけど殺してるんだから責任転嫁はやめようね。
BEASTARSとかズートピアみたいな面白い動物ものではないです。
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ほんタメで紹介されていて興味をひかれたので読んでみました
話自体は読みやすくてサクサク読めますが、動物たちのやりとりを見て色々と考えさせられる部分もあります
登場する動物が結構多くてちょっと一覧が欲しくなりました
カタカナ語の名前と漢字の名前のキャラクターが存在するのですが原文だとどうなっているのか気になります
やや怖い場面もありましたが面白かったです
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2333年、冷戦下の人間国と動物国。
和平交渉の為 動物城に訪れた人間国の大使が、何者かに殺されてしまう。この事が人間国にバレると戦争待った無し。探偵のロバと助手のカエルが殺人事件を始め、様々な謎を解き明かすファンタジーミステリー。
ズートピアの様な世界観もありつつ、段々登場動物の闇が垣間見えてホラーミステリーの様な展開に。
最後は驚きの展開もありつつスッキリ解決しました。
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動物達が人間と同等の知性を持ち、動物国として独立している世界。何度かの戦争を経て和平交渉のため動物国にやって来た人間の大使が殺害される。
それぞれ動物の特性を生かしていて面白い。クアッガやらタマリンやらマイナーな動物を出してくるのもある意味ミスリード?
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動物たちが知能を得て人間と対立している世界。冷戦状態を打開すべく人類から派遣された親善大使が殺されてしまう。いち早く事件を解明して公表しなければ戦争勃発につながるとして、探偵ブレーメンが呼ばれて捜査することに…
動物がみんな共存しているという設定が面白いものの、知性と本能のバランスは大丈夫かなという気はする。
前半の尋問の段階は少し冗長な感じがしたが、後半で真相が明らかになってくると俄然面白くなった。動物の特徴を生かしているストーリー。
個人的にはカエルが好きなので、探偵助手アグアの活躍がよかった。でも最後に出てきたアグアの彼女にはびっくり。アグア大丈夫なんだろうか。
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動物好きとして表紙に惹かれて読破(^^)
中国の作者さんが書いてる?ということで要所要所で中国っぽい漢字の使い方が出てきますが個人的には全然気にならなった。逆に独特なキャラ名の人が結構いたように思えたので新鮮な気持ちで読み進めることができました。
気に入った点として深くは描かれてはいなかったですが、知能を得た動物VS人間という構図を上手く使っている。それでいて実際には人間がほぼ登場しない!そして知能を得たからこそ人間っぽくなってしまっている動物達の苦悩も描けている(動物の種類で下に見るような感じ)。こういった話は~という国があって…~という戦いがありましたと記号だけで世界観を広げる手法が多いですが、この作品はちゃんとミステリー要素に全振りしてくれて有り難かった。
探偵のブレーメン(ロバ)と助手のアグア(カエル)のホームズとワトソンとはまた違った相棒感も良かったですしブレーメンの推理披露場面も犯人を貶める追い詰め方ではなく「どうしてこうなったのか!!」と心情に訴えかけるのがイイね。
トリック(というか伏線回収)に文句がない…ちょっと胸にくるオチではありましたがこの事件を経て動物と人間がどこまで歩み寄れるのか気になるところでした。
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動物は人間と並ぶ知能を得て独立を試みるが、人間はそれを受け入れずに戦争を起こした。
長く続いた戦闘の後、西暦2333年、動物と人間との間は冷戦状態にある。
動物王国の首都・動物城一番の探偵・ブレーメンのもとに、ワニのネロ将軍がやって来た。
人類から派遣された大使が殺害されたという。
いち早く真犯人を見つけ、正しい手はずで公表しなければ、新たな戦争につながりかねない。
ブレーメンはカエルのアグアとともに不可解な事件の調査に乗り出す。(Amazon Booksより)
なんだか寓話みたいだなって思ってたら寓話でした
ロバの探偵ブレーメンはとんでもない博識で正義感に溢れ思慮深い古き良き時代の探偵像そのもので、特異な設定の本格推理ものかと思いましたが、推理ものとしては破綻しまくっています
読者には絶対解き明かせない謎が多すぎるからです
(いや、伏線はありまくりだったのでとんでもない空想力の持ち主なら解き明かせるかも)
ただ、動物たちの世界を舞台にした探偵物語という設定を借りた寓話として捉えたならば、素晴らしい物語でした
動物世界の中で起きた事件を解き明かす過程で、動物世界にある様々な問題が浮かんできます
そしてそれは人間世界を映す鏡でもあったのです
動物世界を通して世界が目指すべき道筋を示す
そんな物語でした
平和とは互いの生命を尊重し合うことから生まれるものなのです
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ほんタメで紹介されていたので読んでみました。
反戦・反差別が一貫したテーマだと思うけど、今の中国の若者からこの本が生まれたことが興味深い。
以下ネタバレあり。
ミステリというよりも普通の物語として読んだら面白いんじゃないかな。
最後でいきなりカメレオン出てきたの「なんやそれ…」って感じだし、ゾウがジャンプできないのも初耳だし、アンフェアがすぎる。犯人当てができるようには書かれていない。
大使が人魚というオチには、人狼とかユニコーンとかが存在する世界線っていうあたりで気づいた感じでした。
それよりも、ツッコミどころが多すぎる。
純子さんがオスなことはその後何にも触れられないんかーい
動物霊場で出会った賢者みたいな動物は結局誰?(自分が読み飛ばしてる?)
というかそもそも動物霊場のパート必要だった?
367頁から羅列されてる問題点、最後まで言及されてないものあるけど、それは察しろということでOK?(例えば、なぜベラ教授の執事がモグラなのか?とか (目が見えないため満月で変身していても分からないからということなのだろうけど)
訳が島田荘司な理由は作中で名前が出てくるからかーと納得。作者の人がファンなのかな?
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動物が主人公ではあるが、
キャラが立っていて分かりやすく
ずっと話に入っていけた!
ところどころ、翻訳的な話し方をするが
物語の謎が深まり解け深まり解けで
連続して驚きがあり、飽きずに読めた!
そして最後の謎はまさかの展開で、
その手があったのか…!!!と感嘆せずにはいられぬ…
私たちの普段の生活にもハッと気づかせてくれるきっかけにもなる作品だった。
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おすすめにあったので読んでみた。動物たちが人間のように生きている世界で、来訪した人間側の大使が殺されてしまう。探偵役はロバ、助手はカエルという異色の組み合わせ。それだけでもう面白い。翻訳ものにして説明も簡潔なためとても読みやすい。ただミステリとして読むのはおすすめできないかもしれない。推理していくシーンは面白いものの、トリックなんてものは存在しないような感じ。大使の正体が変化球すぎた。ただし人間を含めたあらゆる動物は平和を望んでいる、戦争はない方がいい、という作者の思想はとても良いと思った。