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『エミン流「会社四季報」最強の読み方』は、投資初心者から中級者にとって、非常に実践的かつ役立つ一冊だと感じます。この本では、著者のエミン・ユルマズ氏が「会社四季報」を活用する具体的な方法や、投資判断に役立つ視点を分かりやすく解説しています。
この本は、単なる「四季報の読み方」を超えて、投資を通じて未来の成長企業を見つけ出し、応援する楽しさを教えてくれる内容です。エミン氏の明確で情熱的な語り口に引き込まれつつ、四季報というツールの新たな可能性を感じることができました。
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本書では、著者ならではの会社四季報の読みこなし方が説明されていますが、その中でも、自己資本比率70%超を投資基準にされているのが印象的でした。
投資するハードルが、かなり高い感じが個人的にしています。
また、著者が、会社の売上金額と時価総額を比較して割安性を判断する、「PSR」の指標を重要視していることも参考になりました。
私自身、普段はこの指標で投資判断を行ったことがないので、一度、持ち株を「PSR」の指標で再点検してみたいと思います。
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個別銘柄の探し方を知りたくて読書。
四季報から企業の物語、経営哲学、理念など起業からストーリーを紐解き、5年、10年後の姿を想像する。
なるほど。そうくるか。
四季報を全部読める自信はないものの、現物を手にしたことがないので、手にして目を通してみたいと思った。
四季報は電子版もあるが、著者は辞典みたいな紙媒体を勧める理由には納得する。
著者が重視しているのは、
・自己資本比率70%以上。
・PSRが1倍を割り込んでいる=割安。
PSR(株価売上高倍率)=時価総額(株価×発行済株式総数)÷株価。
著者はマクロの日本経済は明るいとみている。米国のバブルが崩壊したら一番恩恵を受けるのは日本だという。
権威主義国の王様となった中国からのデカップリングはさらに加速し、今や中国本土化した香港もファイナンシャル・ハブの役割は担えなくなる。
興味深かったのは、米国はシンガポールを中国とみなしているという指摘。だから、シンガポールがアジアの金融センターとなることはなく、結局、日本になると考えているようだ。
今年は、日本の投資信託を増やし、個別株のバリュー投資にも挑戦してみよう。
読書時間:約1時間5分