ネットやAIを使った英語の習得と利用
2025/02/26 08:58
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
序章と1章は、ELFというノンネイティブの使う英語についての紹介や概説ですが、2章以降は、具体的な英語の習得や利用についてのやり方のアドバイスです。特に、ネットやAIを利用した英語の活用や習得について多くのページが割かれています。お勧めのネットのサイトとかも、QRコードと合わせて、紹介されています。英語の習得や利用も、新しいやり方にかえていかないといけませんね。
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はじめに
本書は、英語を共通語(English as a Lingua Franca, ELF)として使用するノンネイティブスピーカーの重要性とその背景を探求し、英語教育の新しい視点を提供します。伝統的な英語教育ではネイティブレベルの習得を目指すことが重視されていましたが、ELFの研究はこの考え方に挑戦し、ノンネイティブの英語使用における価値を強調します。
ELFの概念
- 英語の多様性: ELFは異なる母語を持つ人々が英語を使ってコミュニケーションを行う際の形態を指し、ネイティブスピーカーの文化や文法に依存しないことを前提としています。
- 英語の普及: 英語はグローバル化とともに共通語としての地位を確立し、多くのノンネイティブスピーカーが英語を使用するようになりました。
英語教育の変遷
- 歴史的背景: 英語の普及はイギリスの植民地拡大やアメリカの台頭に伴い、国際的な共通語としての役割を果たすようになりました。
- 教育方法の進化: 伝統的な文法中心の教育から、実践的なコミュニケーション能力を重視した教育方法への移行が求められています。
ELFと文化
- 文化的背景の理解: ELFのコミュニケーションでは、参加者が異なる文化的背景を持つため、母国文化に固執せず、相手の文化を理解し尊重することが重要です。
- 実践的なコミュニケーション: 職場での英語使用を例に、文化の違いを乗り越えて意見交換を行う際のポイントが解説されています。
英語力の向上方法
- 必要順で学ぶ: 英語を学ぶ際は、必要なスキルを優先的に学ぶことが効果的であり、すぐに必要な部分に集中することが推奨されています。
- 実践的なアプローチ: 英語を使うことに対する不安を克服し、実際のコミュニケーションの中で学ぶことが重要です。
テクノロジーの活用
- AIと英語学習: テクノロジー、特にAIの活用が英語学習において新しい可能性を開いていますが、その使用には注意が必要です。特に、生成AIによる翻訳や校正の精度に疑問を持ち、自分自身の言語力を維持することが求められます。
結論
本書は、英語を共通語として使用することの重要性、文化的理解の必要性、実践的な英語力の向上方法、そしてテクノロジーの利用を通じて、ノンネイティブスピーカーが直面する現代の課題に対する新たなアプローチを提示しています。ELFの視点からの英語学習は、国際社会での効果的なコミュニケーションを実現するための鍵となります。
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読む前は、ELF(世界の共通語としての英語)の解説本かと思っていたが、よりページが割かれているのは具体的な英語学習の方法だった。そして、英語学習については、地道な努力の王道系なので、それは好感が持てる。さらに、そこにELFの考え方を入れ込んで、読者に目標の現実的な落とし所を示すことで、やる気を引き出すのも良い。
英語を学ぶ大学生にとっては、学ぶことも多いし、学びのヒントも盛りだくさん。ただし、どの習熟度の学生でも有益なな訳ではなさそう。自分のレベルに合わせて、選択的にヒントを得ることができるかがポイント。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01436161
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English speeches, oxford advanced dic, oxford learner' dic,
Merrian-Websterのthesaurus,google dic
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学びがたくさんあった。
こういった本は一度読めばあとは実践するのみと思ってはいたが、AIの本格的な利用が始まった時代に合う新しい学び方があるなと実感できた。生成AIに対して、英語で質問しまくる学習というのは実際にGeminiでやってみたけど確かに良い。質問をいくらしても壁打ちのようにいくらでも答えてくれる。そしてさらに質問を積み重ねることで質問力が鍛えられる。
DeepLもそうだけど、日本語を打ち込んでそのまま出てきた英語を多少修正してメールして…と便利な世の中にはなったけれども、英語力維持の観点ではこのままで良いのかと葛藤がありながらだったので、新しい技術とうまく付き合いながら有効活用する余地もあるなと思うことができた。
またメール自体も、チャット文化の浸透によって、ますます長文内容が避けられる時代になったので、10年前の「英文メールの書き方」があまり参考にならなくなっている点もそうだなと思えた。
Ted edやWSJの動画など、日々の英語に触れる機会として楽しいものも多く紹介されているのもよかった。
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生成AIに、自分の仕事の内容を詳しく英語で説明して、professional vocabularyリストを作るように指示を出す。リストを作るだけでなく、専門用語の英語での定義、和訳、例文も、生成AIに指示をすれば即座に作成してくれる。専門用部集を作る際には、英語を使って検索や指示をすることを強く勧める。(p.142)
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このリスト作りもなかなか便利だった。
単語リストの基盤さえできれば、あとは頻出語句に出会うベースで修正していけば仕事で便利。
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ELFというものを知らなかったので、最初は興味深く読むことができた。しかし後半は、単なる世界で通じる実用英語特集、という具合で、目新しいものはなかった。