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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
エロティックな血切り、変質体、意識の具体化、信仰、懐かしい未来・・・。SFと怪談の要素に包まれながら、上巻を引き継いでいく。
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ついに文庫本化!この日をずっと待っていました!現代版の吸血鬼×SF。恩田陸先生の作品の中で一番好きになった小説です。吸血鬼やSF好きな方にはとても心にブッ刺さると思います。私がそうなので。是非、沢山の方に読んで欲しいです。
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終わり方はRDG(荻原規子さん)みたいだなーと思った。滅びゆくことが決まっている人類、抗う人類。「滅びゆくこと」の部分は作中では民間人にはあまり実感がなくて…静かに、終わりが始まる感じが。
「一つになりましょう…」がここでも出てきた。
集合体が一つの意識を持つというのはどういう感じなのだろう…感情がフラットになる、全員がそういう状態で、命が続いていく意味があるのか…
身体が変わる=ものの見えかたが変わり、それは考え方も変える…当たり前なんだよなぁ…ほんとに。物理的に感じるものも違うのだから…男女もそうだし、大人と子どもも。単にお互いに「同じ感じ方だ」って認識してるだけの話だよなぁ。。スターレッドを読んだ時に思った、同じ地球に住んでる生き物でもこんなにうまく行かないのに…っていう…
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爽やか青春系でない方の恩田陸。
光の帝国とか大好きなのでそんな感じを期待したのですが、ちょっと消化不良。
虚ろ船乗りになるべくキャンプに参加する奈智。血切り、木霊、徹夜踊り..謎がたくさんあるのに全部回収しきれてない感。
面白かっただけにもやっとしました。うむむ
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大好きな恩田陸の青春小説。満喫させてもらいました。
六番目の小夜子、夜のピクニックの系譜がありつつ、常野物語シリーズや蜂蜜〜のテイストもあり、恩田陸ワールド全部乗せという感じ。
この世界観でまた20年後くらいの設定も読みたいなぁ。。。
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人類がこうなれたらいいのにな。と読了後に感じさせられた優しいSF作品だった。
「虚ろ舟」や「血切り」など独特の民族的な用語に最初は置いていかれてしまう気持ちになる。
しかし、読み進めていくと確かな日本らしい民族文化形成の過程のような名残を感じさせるネーミングだと思えてくる。
ひとつの文化が後世へと少しずつ本来の意味を失いながらも残り続けていく様も、妙に親しみを覚えてしまう。
知らない謎の効果のカプセルとか、進化したAIとかではない、やさしく、世界を望むSFだったと今もじんわりとずっと心に残っている。
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謎が次々と明らかになっていく!
様々なジャンルの要素を持ったこの話も見事にエンディングに向かい、すっきりとした読後感となりました。
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政治家死んだときにやった!と思ってしまった笑
村の風習、少女が恋をして大人に一歩近づく話、人類の未来について等々あったのですが、どんどん抽象的になっていく感じがしました。
唐突に終わった感がありましたが、身体があるうちは地球に残るという子なんでしょうかね。
自分だったらどうするかなと考えて、確かに地球を離れるのはちょっと寂しいなと思いました。色々楽しいことや自然を感じることは好きなので。
でも社会生活辛いことが多いのでフラットになるのはいいなと思いました。
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分厚かったけど一気読み。
恩田陸ワールド全開。
え、そんな話!?て思ったけど、SFと青春…かなり好み。
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人類はどこから来てどこへ行くのか
読み終わって思い出すのは
萩尾望都 ポーの一族
銀の三角
水樹和佳子 樹魔・伝説
月虹ーセレス還元ー
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ちょっとミステリーの匂いが上巻からしてたけど、結局SFやんけって感じ。
好きな人は好きなんだろうけど、個人的には色々ともやもやが残ってしまいました。
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いろいろなジャンルの要素が入り混じっている作品。どれか1つのジャンルを期待した人には、消化不良かも知れません。
アニメで放送されていた「月とライカと吸血姫」の世界観に通じるものを感じるのですが、どちらかがどちらかに影響を与えたのかしら。
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下巻もついに読了です。
ふー。
聞きます?感想聞きます?聞きますか?
はい、凡人のわたくしには理解を飛び越えています。
47歳のおっさんの理解力では消化できません。
これが面白いものなのかそうではないのかさえ。
きゃー、言ってしまいました。きっとわたくしの理解力のなさのせいだと思います。
くれぐれも気を悪くしないでください。
しかし血を吸う行為が性的なニュアンスがあるのは、なんとなくわかりました。
上巻を読み終えて、気軽に「ちー吸ったろかー」で締めた感想文が恥ずかしい今日この頃です。
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ネタバレ含みます。
まさか、宇宙規模の話だとは思わなかった!
地球が太陽に飲み込まれる前に人類を地球外に移動させる計画。なんて壮大な話。
当初は文字通りの移動を計画していたが、意識だけ飛ばすことが可能だと判明し、その状態をより長く確実にするためには地球の生身の体を殺さなければならない。。。私が文字にしてしまうと、陳腐な話になってしまうが小説を読んでいる最中は、臨場感があってページを捲る手が止まらず(Kindleなので正確には左下をタップする動きが止まらず)、下巻は1日で読んでしまった。
でも、本体である自分の身体を殺して意識だけを飛ばすことに、どれほどの意味があるのだろう。意識が存在することで、人類の生存が成立するのだろうか。もちろん、話の中で意識は具現化するというようなこともあったけど、やはりこの身体あっての私たちではなかろうか。話がクライマックスに進むにつれ、「生存」や「共同体」とは、「個人」とはと言ったことに、思いを巡らした。
それにしても、恩田陸の小説にはとんでもない力が宿ってる。まるで生命体のようだ。魅力的なキャラクター、彼らのリアルタイムで進行する葛藤、それをつぶさに伝える鬼気迫る情景描写。控えめに言って私の心を鷲掴みして離さない。
木曜組曲で、メロドラマを描きたいと言ってた女性作家がいたけど、地球消滅という設定は、病気や戦争といったテーマを遥かに超えてドラマチック過ぎやしないか。本当に楽しませてもらいました。
ただ城田のところに通ってたキャンプ生やさ残虐な行為を働いた木霊の正体は分からなかった。あくまでそれぞれの人物が知ったことや感じたことのみ描かれていた。それもまたリアル。
次は何を読もうかな〜
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大晦日からぶわーっと一気読みしちゃった!
本当に全部盛りだった。
月の裏側っぽい不気味なホラーみもあるし六番目~的な青春ミステリーでもあるし、それでいてSFジュヴナイル。
都市伝説ゆるっとスキーとしてはアカシックレコードぽさとかダークエネルギーとかにによによ。
ムーンショット計画もふわりと脳裏をよぎりましたねぇ。