投稿元:
レビューを見る
戦前まで西欧の一員でありながらスラブ世界としてどこか別扱いされ、戦後ワルシャワ条約機構に組み込まれたが、ソ連崩壊後はNATOに加盟。でも国境を接するロシアの脅威からは逃げられない。それでも独立国家として生きていかなければならない。これってまさしく中欧のアイデンティティの問題と言える。
投稿元:
レビューを見る
「存在の耐えられない軽さ」の著者ミラン・クンデルによる。
ローマ帝国の時代から東西冷戦など、ヨーロッパの中心にあるがゆえ翻弄された中欧。
日本にいるせいか、アイデンティティはなかなか意識しにくい。
投稿元:
レビューを見る
読むべきとされた本である。150ページの薄い新書のなかで、クンデラの講演はわずか50ページである。ソビエトとハンガリーの関係を中心として、ポーランドやチェコの話もある。現在のウクライナ侵入にも通じる話である。
投稿元:
レビューを見る
破壊者とは誇り高い狭隘な人物のことであり、自己に満足しており、何かがあるたびに、自身の民主的な権利を主張する。この誇り高い狭隘な人物は、自分のイメージにもとづいて世界を作り変える権利を持っていると考えている(29頁)世界には破壊者の想定を超えるものが、多く破壊し作り変える動きが止まらない。小説が、文化芸術が、破壊者の作り変えが及ばぬところにあり続けることを考えました。
投稿元:
レビューを見る
中欧とは、冷戦時代に、内心の国民意識として西側に向きたい東欧諸国が、西の敵としての「東」ではないという考えから、惜しくも東西どちらにも属されない「中」なのだという考えである。
この意味を理解したとき時まさにヘウレーカとなった。普通にミランクンデラが好きなので読んで良かった。存在の...は積読だがファンである。