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14件
君だけが僕の奇跡
誰とも関わらず静かに暮らしたい――。 ひっそりと『お絵かき教室』を営む、武太一郎のところへ、ある音楽グループからCDジャケット用の絵の依頼が舞い込んでくる。しかし日頃から、子どもたち以外の人間と接することを嫌っている武は、その依頼をすぐに断ってしまう。だが、依頼主は簡単に諦めてはくれなかった。 「引き受けてくれるまで、先生の側を離れない」 突然現れた綺麗な青年、歌手の倉沢慎吾は、強引に人見知りの武に近づき、そのささやかな生活を乱し始める。10歳も年下の慎吾に、為す術もなく心も身体も翻弄されてゆく武だが、ある時、慎吾の重大な秘密を知ってしまい…!!
君だけが僕の奇跡
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君だけが僕の奇跡
2013/09/22 23:32
選ばれた2人
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
お絵かき教室の先生、武(受け)と実力派R&Bグループ歌手、慎吾(攻め)のお話です。
人見知りで過去に傷を持ち、静かにひっそりと生きていきたいと、ただそれだけを願っていた武。
そんな武の前に10歳も年下の慎吾が現れ、次第に武の生活に変化が起こり始めることに・・・
と、いう具合にお話は進んでいきます。
武は過去に、慎吾には現在進行形の重大な秘密があります。
慎吾が武の絵だけに執着する理由や、そんな慎吾の執着に慄きながらも
最初に慎吾の歌声を聴いた、その時点ですでに慎吾のことが心から離れなくなっていた武。
かたくなに「今」の生活を守ろうとしていた武が慎吾により少しずつ外の世界に繋がろうとし、
慎吾は武がいたからこそ、心から歌うということに目覚めていく。
お互いの弱さを認めながら成長していくラストは、前向きで読後感はとても良かったです。
現実で色も光もない世界になったとしても慎吾にはキラキラと輝く武の色だけは
これからも見え続けるはず!、と思わせてくれます。
クセがある脇キャラたちは出しゃばることもなく、かといってそれなりの存在感もあり、
お話のよいスパイス的存在になっていましたね。
武の使うカラフルな色や星が読んでいて見えるようなお話でした。面白かった!
2022/09/24 15:07
良い作品に感動!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が、皆優しい人達でした。物語も、とても優しく感動しました。二人の未来も、これからもお互いを思い合い、ずっとずっと温かいものになるのだろうと、読了後、ホッコリ。良い作品に出会て感謝でいっぱいです。
2022/05/06 17:39
色の洪水のような表紙は、とても意味深。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わるのが惜しくて、少しずつ読んだ作品。
凄く感動しました。良い話だった。
武太一郎は、芸術家一家の長男。
才能は有るけど、理解者に恵まれず、自信を持てない画家
倉沢慎吾は歌手。
実は色難で、白黒の世界の中で生きてきた美少年。
モノトーンの世界の中で、唯一武が描く絵だけは、色が分かる。
武が描いた壁に貼られたポスター、
その絵の花の色だけは視えて脳に入ってきた。
・・白黒世界の暗がりの中で光るように、その絵の花の色は視える。
・・どんな衝撃を受けたのか、想像できない。
難聴の赤ちゃんが補聴器を付けて
初めて両親の声を聴いて親子で泣いている動画の光景を連想してしまった。
こんな冒頭で始まる二人の馴れ初め。
何故武の絵だけ、色が視えるか謎だけど、
色難の歌手に奇跡を起こした画家は、絆されて美少年歌手の恋人になっていく。
紙本で読んで良かった、何度も読み返したい。
多くの人にとってではなく、たった一人の特別な存在であることは、素晴らしい。