電子書籍
新生
著者 著者:島崎藤村
底本名:新生(下)
底本出版社名:新潮文庫、新潮社
底本初版発行年:1955(昭和30)年5月10日、1970(昭和45)年1月20日20刷改版
入力に使用した版:1983(昭和58)年2月15日第41刷
新生
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電子書籍新生
2017/12/31 08:56
罪の華
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分(藤村)と姪がモデル。よくもまあ、こんなのが書けたな。
書くことによって、業から脱しようとしている「懺悔の書」だが、悪いのはあなたのような書き方。
妻が病死して、子供たちの世話をしてもらうために住み込みで手伝いに来ている姪に手を付け子供ができてしまう。子供が生まれる前に、事情を周囲に説明しないまま自分はフランスへ逃げ、船中で義兄(姪の父)に手紙を書き、後始末を任せる。
印象は身勝手、無責任、いくじなし。帰国後、また撚りが戻ってしまう。姪だから責任の取りようがない。
「新生」とは、どういう意味か?「若菜集」の藤村に対するイメージが崩壊する。