電子書籍
新耳袋
百話を完結させると怪しいことが起こると語り継がれる「百物語」。自ら蒐集した怪異現象の数々によって「百物語」のスタイルを現代によみがえらせ、一大怪談ブームの火付け役となった稀代の怪談実話集!
新耳袋 第一夜 現代百物語
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2018/07/08 16:32
実話風怪談集
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃、友達数人集まっても怪談ネタが乏しく、断念せざるを得なかった百物語。50歳を過ぎた今だったら、成立するでしょうか。私は亡父から聞いた話を含めると10話程度なら用意できます。・・・と言いながらも、やる気は全くありませんが・・・。
というわけで、本書は今からの季節にはピッタリの99の実話風怪談。1話が短く、読みやすかったですが、あくまでも実話風。実話特有の不気味さはなく、物語としての迫力もなく、個人的には中途半端な印象。評判の良い怪談集ですが、残念ながら私には合いませんでした。第二夜は思案中です。
2018/06/10 17:54
怖いけど、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
通り魔のように突然遭遇する怪異なる話を集めたシリーズ。ちょっといつもより切れ味が鈍っていたような。そのぶん、読後すっきりしないものが残った。
2018/05/29 18:41
じわりとくる
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
短く怖いエピソードが集められています。別に円も因果も関係なく襲ってくる怪異。ただ、運が悪くて遭遇しただけな理不尽さが怖い。
2017/08/04 20:29
救いが
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
11話のエピソードはいいなあ。大切なペットと死に別れた身には救いに思える。逆に嫌な気分になったのは14話の「訪問者」。日常に介入してくる存在には恐怖を覚える。
電子書籍新耳袋 第六夜 現代百物語
2015/09/25 13:27
ちょっと物足りないかな?と
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気まま - この投稿者のレビュー一覧を見る
新耳袋百物語のシリーズの中で、一番評価が良かったので購入しました。
さらっと通り過ぎるように、話が次々と書かれて有りますが、やっぱりこうゆう話には当然、落ちが無く、聞くよりも読む方が物足りなさも感じます。
2018/06/25 20:14
隣り合わせの恐さ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ごく普通の日常に突然割り込んでくる得体の知れない何かを淡々した筆致で書いている事はすごい。ただ怖がらせようとするだけの本ではない。
2018/06/11 14:25
「山の牧場」が掲載されてます
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「山の牧場」というのどかなタイトルから考えられない狂った光景が本当に怖い。その話が後を引きまた怪異が起こるのが恐ろしい。
2018/06/10 17:59
表紙からして怖い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
虎渓の三笑の掛け軸の話が印象に残った。誰かを楽しませるために誰かが描いた絵が不幸を撒き散らす不条理が怖い。
2018/06/10 17:49
最後にたどり着いたのは
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
絆創膏の女の話が地味に怖い。水槽の話などじわじわと染みるような恐ろしさのある話が連なり、最後はあの恐怖の場所に。
2018/05/31 16:49
気合いが入り過ぎないのがいい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話怪談を名乗る書籍の中には怖がらせようと力み過ぎてギャグになっているものが多々あるがこのシリーズは淡々と冷静な筆致。この姿勢、評価します。
2017/09/27 20:50
間違いなく怖い
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
平凡な日常に突然得体の知れないものとニアミスしてしまったような怖さがある。しかもそれは何なのか、原因は、因果は…そういうものの正体を親切に解説もしてくれない。わからない事、これが一番怖い。
2017/08/10 21:35
赤い系が怖い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
第七夜「訪問者」の後日談をはじめ赤いもののエピソードがとにかく怖い。当たり前の日常にありえないもののが侵入してくるというのはリアルに恐ろしい。
2004/07/25 13:58
怖いけど読みたい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬可 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「新耳袋」も「第六夜」まで読み進めてきました。まだ読んでいない人にお話しするとすれば、これは必ずしも「ほんとにあった怖い話」というのとは違うんですよ。私がこのシリーズを読み続けるのは、「本当にあった話」ということと、作者の真摯な取材と編集に対する気持ちに信頼を置いているということもあるんだけど、中には「怖くない話」もあるんです。怖いのは無限に怖いけれど。訳も理由もわからないけれど、ある日突然とか、いつもいる場所でとか、今まで生きてきた中でたった1回だけだとか、そんなふうにふつうに生きているふつうの人が経験したことを、感情や検証討論とかそんな無駄な物を加えずに語ってあるのがいいのかもしれません。誰がなんと言っても実際に経験したという強みのような、だからといってそれを声高に言ったり理由を無理矢理追求したり、周りに押しつけたりしていないところもいいですね。あ、それからもうひとつは、「夜にまつわる〜」とか「建物にまつわる〜」とか「路上で出会った〜」なんていうふうにまとめてあるのも読みやすいかも。この「第六夜」では、「噺家に関する六つの話」というのが新しいですね。やはり芸能関係のお仕事をしている人の体験談はとても多いけれど、それ以外のお仕事の人がひとまとめにされて紹介してあるのは初めてです。まあ、噺家さんもラジオテレビとは縁がありますけど。ほかに「第六夜」には「絆を感じる話」が14話まとめられていたのが良かったですね。個人的には「約束」が好きでした。ただ単に怖いと言うだけでなく、読んだ方それぞれに心に残るお話が在るかもしれません。どうですか? 新耳袋で未知の扉を開いてみては。
2023/05/12 15:50
本書には都市伝説にもなってる、百目が出てくる。
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
章をひとつとしての、九十九話+ちょっとした文章。
色々迷走してたけど、最初からこのフォーマットで良かったのではないだろうか。
本書には都市伝説にもなってる、百目が出てくる。
この本より前かもしれないが、西原理恵子の漫画でも、百目の目撃例があったはず。
もちろん、西原の見た百目と、この本で語られる百目、都市伝説化した百目はそれぞれ別人という可能性があるし、絆創膏はそれを可能にする、ある種の匿名性、ブギーマンのマスクのようでもある。
本書で、『新耳袋』はおしまいですが、いくつかの話は執筆時には終結しておらず、代表作『山の牧場』は今も物語を生み出し続けている。
あとがきに二人は親友とあるのだが、今のところ続編などは編まれていない。
2023/05/06 06:25
怪談の信憑性を高めるためには、複数の目撃者の証言が揃うことが大事で『貴賓館』は体験者の数が多いことから複数の証言が積み重なってできている。
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も少しばかり段落わけを変えてますが、初期に戻ったようで、たぶん木原氏のもやもやは落ち着いてきたっぽい。
今回の大ネタは、『迎賓館』ですが、話の前に同じ語り手の警備員怪談がいくつかおさめられ、その中には『件』にまつわると思われる話が含まれている。
このかた、現在はライターとして怪談関係の仕事をしており『迎賓館』も当人の語りで聞いたことがある。
細部は若干違うようですが、当人の話がほとんどそのまま記録され
る。
怪談の信憑性を高めるためには、複数の目撃者の証言が揃うことが大事で『貴賓館』は体験者の数が多いことから複数の証言が積み重なってできている。たまたま仕事で居合わせたってのは、あまり運命共同体っぽくはなく、共通の幻覚を見たとも考えずらい。
仕事であちこちから集まって同じ夢を見るなんて話はそうそうないだろうし、あったらそれ自体が怪談だ。
残りあと一冊。