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吾輩は猫である
著者 夏目漱石
近代の日本文学史上、最も豊富かつ奔放な風刺文学の王者。ユーモア・ウィット・風刺の宝庫である。漱石の処女作であると共に、一躍その名をたかめた代表作でもある。苦沙弥先生に飼われる一匹の猫にたくして展開される痛烈な社会批判は、今日なお読者の心に爽快な共感を呼びおこす。明治38年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
吾輩は猫である
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紙の本吾輩は猫である 改版
2020/01/30 11:40
冒頭が有名
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロイス - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭が有名すぎるこの本は最初に思っていた印象とは違い、当時の社会を批判することが多かった。書かれた当時のことを知るのも大事。
紙の本吾輩は猫である 改版
2020/07/21 19:44
猫視点の本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かなた - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫の視点から、主人やその友人たちの何気ない会話や生活ぶりを面白おかしく描いている。
文章量が比較的多いが、最後まで楽しく読めたのは、さすが夏目漱石だと思った。
紙の本吾輩は猫である 改版
2002/02/25 09:28
なにげない日常
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ユカリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正月の雑煮のもちが喉に詰まって立ち踊りしている猫。のびる白い餅と立ってもがく猫の映像が脳裏に焼きついて離れない。本人は死にそうで必死なのにご主人苦沙弥先生をはじめとする家族は大笑い。猫はプライドが傷つきながらもなお必死で踊り、格闘している。普段はクールな眼で周りを批評したり思索したりしている猫も、やっぱりただの猫じゃないか! と吹き出してしまう。人間を皮肉に観察する猫が、人間に馬鹿な猫だとおもわれている皮肉。滑稽で、でもありがちな、ユーモラスな日常生活を猫として、批評家として体験できる。
紙の本吾輩は猫である 改版
2001/08/14 03:59
吾輩は猫である
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平岡 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「我輩は猫である。名前はまだない」と始まる夏目漱石の作品の中でもっとも有名な作品の1つ。猫の目を通して社会の様子を風刺する憎らしいぐらいに饒舌で手厳しい猫がなんとも愛らしい。
紙の本吾輩は猫である 改版
2023/04/04 19:01
珍妙な話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な冒頭「吾輩は猫である。名前はまだない」から始まるこの話。
猫が主人公で人間の世界を語る、珍妙な物語。
なんせ主人公の猫の語り手の飼い主が「珍野先生」という名前なんだもの。
最後吾輩は人間が飲み残したビールを舐めて酔い、水瓶に落ちて死んでしまう。
ところで、北村薫さんの円紫さんシリーズの中で、さらっとこの「吾輩は猫である」が出てきます。
よければ探してみてください。
電子書籍吾輩は猫である
2021/06/24 23:39
前後編で別世界
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
吾輩と人間たちとの掛け合いが楽しい前半と、傍観者に徹する後半とのギャップが印象的です。いつまで経っても完成しない寒月君の研究や、最後まで決まらない吾輩の名前も心に残ります。