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輪舞─恋と死のゲーム
著者 赤川次郎
高校三年の冬。喧嘩ばかりの両親を思い、暗い気持ちで雨にうたれていた久美子。だが、彼女の〈孤独〉はその日が最後になった。見知らぬ男性が、優しく暖かく傘をさしかけてくれたのだ。彼への憧れと淡い恋心を支えに生きる久美子が、ある日、彼の家で見てしまったものは……! 様々な喜びと哀しみを秘めた人間たちの、出逢いやすれ違いから生まれる愛と恋の輪舞〈ロンド〉。オムニバス・ラヴ・ミステリー。
輪舞─恋と死のゲーム
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紙の本輪舞 恋と死のゲーム
2001/07/26 05:49
ぐるぐる回る人間関係を描いたオムニバス
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投稿者:みんみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一話から第六話まであり、短編集のようで、前話から関係のある人物に引き継がれていき、第六話で再び第一話話に戻り完結するという、ぐるぐる回る人間関係を描いた作品。
多少のユーモアはあるが、赤川作品にしてはシリアスで、どの家庭にも夫の浮気などの問題があり、皆、悩みながら生活しており、少し、心がすさみそうな部分もある。
なぜだか分からないが、突然、シリアスな現代の作品の中で吸血鬼が出てくるのだが、これもそれほど違和感がなく、うまくまとめているところは、さすがだと思う。