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BUNGO 文豪短篇傑作選
わが国の文壇を代表する11人の文豪による文学の饗宴。魔術を習った男の行く末を追った芥川龍之介の「魔術」、かつていじめ抜いた女中に落魄した後に再会する太宰治の「黄金風景」、婀娜っぽい大家の妻に下宿人が悩まされる永井荷風の「人妻」、女の手を握る衝動に大学生が悩む坂口安吾の「握った手」、夫が出征した理髪店の若い妻と少年の性の衝動を描く三浦哲郎の「乳房」など、いずれも傑作の誉れ高い12編を集めた。
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電子書籍BUNGO 文豪短篇傑作選
2015/11/08 23:26
BUNGOをの「グッド・バイ」を読んで
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kiyo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずーっと気になっていた太宰治の「グッド・バイ」
これが載ってるから読みました。
主人公は明らかに太宰を思わせる男。
太宰自身が迷惑かけた、特に女性たちに謝りたかったんでしょう。
主人公は女に謝罪して歩きます。
でもその道中に美女のバディを連れてゆくあたりは……太宰らしい(?)
実はユーモア小説なんです。
なんとなく彼を敬遠してる方にこそ読んで欲しい。
ちょっぴり淋しい。けれど笑える太宰治の絶筆です。
2015/11/16 18:58
文学初心者におすすめ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の三編、永井荷風『人妻』、坂口安吾『握った手』、三浦哲郎『乳房』の流れが非常に秀逸。特に『握った手』の主人公がどーしようもない男。それがまた面白い。全部読み終わって、もう一度森鴎外の『高瀬舟』を読むと心がすーっと清められる気分になる。いろいろな作家の作品が味わえるので文学初心者の方にもオススメです。