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迷走人事(角川文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 1.5 1件

電子書籍

迷走人事

著者 著者:高杉 良

大手アパレルメーカーで広報主任を務める竹中麻希は、ワンマンで鳴らす創業社長の健康不安を耳にする。後継者は、息子の専務か、片腕として支えてきた副社長か。ワンマン社長の指名に反して専務は社長就任を固辞、副社長の社長昇格で一件落着と思われたが…。一方、専務と不倫関係にある麻希は、営業部のエースからの求愛に心が揺れ始める。働く女性の視点から、会社組織、業界の問題点を浮き彫りにした力作。

迷走人事

税込 726 6pt

迷走人事

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評価内訳

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紙の本迷走人事

2017/03/12 19:16

タイトルと齟齬があると思います

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名の通り、確かに人事の話は出てきます。しかしその人事が迷走しているということが本書の主題とは思えません。はっきりいえば、人事についての話はあくまでもおまけにしかなっていないんです。
本書は1度結婚生活に失敗したバツ1の女性のオンとオフを描いている作品です。したがって高杉良の他の人事を扱った本と比べ、そういった期待をしている人からすると、微妙に感じる部分が多いと思います。
また不倫は結局みんなを不幸にするという結果しか生まないものだと思います。どうもうまくいきすぎているんです。それは小説なので仕方ないですが。

雑誌の編集長の台詞で、企業の一流か否かを計る尺度に世襲制か否かというものがあるというものがある。創業者は生みの苦しみを味わい、その対価として世襲をさせたいという気持ちがあるのはある意味当然であろう。しかしそれが社員のモラールを下げてしまうことになってしまうのもまた当然のことである。そして創業者のもとでNo.2を担い続けてきた番頭は、少しだけでも社長という、トップをやりたいという気持ちを持つが自然であり、その点は清水一行の『器に非ず』がよく表現している。そういった点を本書でももっと掘り下げて描かれれば、面白い作品になったのではないか。

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