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お見世出し(角川ホラー文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 2件

電子書籍

お見世出し

著者 著者:森山 東

お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のこと。お見世出しの日を夢見て稽古に励む綾乃だったが、舞の稽古の時、師匠に「幸恵」という少女と問違われる。三十年前に死んだ舞妓見習いの少女・幸恵と自分が瓜二つだと知り、綾乃は愕然とするが――。千二百年の都・京都を舞台に繰り広げられる、雅びな恐怖譚。第十一回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作に二編を加えた珠玉の短編集。

お見世出し

454 (税込)

お見世出し

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紙の本お見世出し

2010/02/05 18:38

妖しい雰囲気を持つ古都で語られる恐ろしい三つの物語

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

同じ森山東氏の作品「デス・ネイル」と同様、おどろおどろしい表紙のイラストがたまらない。
本書は3編の短編小説を収録しており、どれも京都を舞台に3人の語り手が自身が体験した物語を語っていくという形式で書かれている。
古都の持つ妖しい雰囲気を存分に取り込んだ物語が魅力的である。

『お見世出し』
夢にまで見た舞妓となった少女綾乃は、店を訪れた客にお見世出しまでに体験した恐ろしい話を語り出した。
綾乃は30年前に死んだ舞妓見習い「幸恵」と瓜二つだったのだ。

ホラー定番の結末ではあるが、語り手の体験を第三者が聞く形式で進められる物語は、読者を怪談を聞いている立場に置き、通常のホラー小説よりも物語を楽しむことができた。稲川淳二の怪談を聞いているような心境である。
自分が体験しているような直接的な怖さはないので、好みが別れるだろう。

『お化け』
京都の節分に花街で行われる芸舞妓の「お化け」を題材にした物語。
主人公の芸妓が体験した、「鬼」のように意地悪な芸妓の話を語っていく。

節分に欠かせない鬼が物語を作り、京都という土地の妖しさと、芸妓(女)のドロドロとした部分が描かれている。
しかしあっけらかんとした芸妓の締めくくりで、怪しい雰囲気とドロドロしたものが消えてしまっているのが残念。

『呪扇』
扇子屋の主人が語る「呪扇」の物語。
呪扇とは文字通り呪いの扇子。「祝い」の人を幸福にする扇子の力を生かすために、「呪い」の扇子を作るのだが、祝いの度に対で呪いの扇子を作っていたらキリがない。
そこでまとめて100年に一度、大きな呪いの扇子を作り供養して燃やす。しかし呪扇は開いても、見ても、使ってもいけないのだ。

そんな呪扇の作り方が異常に細かく書かれているのだが、分かりづらく映像が浮かんでこない。
しかし呪扇製作はグロテスクなので、映像が浮かばなくて良かったかもしれない。それでも気分が悪くなりそうだった。
しかも大呪扇、小呪扇、2つの呪扇の作り方が丹念に書かれているので、もうマイッタという感じだ。

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電子書籍お見世出し

2016/10/15 01:46

怖い。。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る

う、もう怖い、うへー、やめて、というのがジュセンです。お見世出しもお化けも異次元京都の雰囲気がよく出てました。

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