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夜葬
著者 著者:最東 対地
ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。くりぬかれた穴には白米を盛り、親族で食べわけるという。この事から、顔を抜かれた死者は【どんぶりさん】と呼ばれた──。 スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。【どんぶりさん】があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。第23回日本ホラー小説大賞【読者賞】受賞作!
夜葬
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紙の本夜葬
2019/07/30 17:42
呪いの本
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これぞザ・ホラー!『リング』が呪いのビデオなら、こちらは呪いの本。本を自分が開けると、文字化けした文字が送られてきて、それを読むと目的地に設定され、更にスマホの行き先ナビが起動。何者かが自分に向かって近づいてくるというもの。この近づいてくる感がコワイ。怖いけど先が気になり、一気に読了してしまいました。映像化で見てみたい作品です。
電子書籍夜葬
2019/05/19 10:21
追うものから一転して追われる者へ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地味ではあるが、丁寧に紡がれた地の文といい、多少粗さは目立つが謎を追う者が途端に追われる者に逆転する、この転換は秀逸。
事件の端緒は在京テレビ局で報道制作を請け負う零細プロダクション。
猟奇殺人としては珍しくない一件のはず。
だが、辣腕のプロデューサーは複数の事件から、残虐な遺体損壊の手口に共通項を見出し、奇しくもその仮説は的中してしまう。
そして、彼自身も部下を失い、事件の当事者として巻き込まれていく。
本体はコンビニでおなじみの廉価なガイド本の体裁をしている。
罠の様に口を開けて待ち構えている。
もしも歯牙にかすれば、謎を解く者も逃げる者も、あらゆる通信手段を駆使して追跡し、自らの贄にしてしまう。実にいやらしい。
ナビゲーションの目的地は自分、その対象・被対象の距離の縮まり方には気味の悪いリアリティがある。ただ地味である。
紙の本夜葬
2018/10/29 00:35
どんぶりさん
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
都市伝説にも実際ありそうな
とある村の習わしをテーマにしたホラー小説
L○NEをやってる人は
不気味な臨場感を味わえると思います。
私はピロン♪という着信音がイヤになり
読んでる間は着信音を変更しました。。
顔をえぐる、という表現は
ホラー小説につきものですが…
そこにご飯を入れて食べるのは
エグさが出て苦手でした(´・ω・`)
紙の本夜葬
2018/10/07 14:35
どんぶりさん
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみましたが賞を受賞した作品だということで期待しすぎてしまったかもしれません。残酷な描写のみでの怖さ。
紙の本夜葬
2017/08/11 08:46
リングの二番煎じ
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
山奥の離村に伝わる奇怪な因習(もちろん架空)。そして村外の人間による因習の侵害の結果、封印が解かれ、惨劇の連鎖が発生。主人公たちの決死の激闘で収まったかに見えたが・・・。
伝承とスマホの組み合わせが斬新なホラーで、テンポも良く一気に読みました。ただ「リング」の二番煎じは否めず、期待外れでした。残念。