電子書籍
青い花は未来で眠る
著者 著者:乾 ルカ
私が生きていることに、意味はあるのかな。かつて自分をかばって姉を失った高校2年生の優香は、乗り込んだ修学旅行の飛行機でハイジャック事件に遭遇する。飛行機は不時着するが、生き残った乗客はわずかに5人。テロ事件の犯人は、見慣れない青い花を身につけた4人の美青年だった。謎を秘めたまま迫りくる彼らと対峙して、生きることに無気力だった優香は変わりはじめる――。少女が未来を切り拓く、鮮烈なSFサスペンス。
※本書は二〇一四年十月に小社から刊行された単行本『11月のジュリエット』を、加筆・修正のうえ改題し、文庫化したものが底本です。
青い花は未来で眠る
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電子書籍青い花は未来で眠る
2018/12/02 10:11
描写が…辛い…。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
乾ルカさんのお話は『メグル』『蜜姫村』『てふてふ荘へようこそ』『ばくりや』を読んでいます。なので、彼女の作品に有る棘を私は知っていました。構えてたんです。
でも、ダメだー。
と、思いつつ、読み飛ばしつつ、拾い読みしつつ、一定越えると、少し落ち着けました。たまに来る場面も同様にし、読むのを止めることは出来なかったんですよね。
自分達の目的を達成するために、他の人の犠牲は厭わない、綺麗な顔立ちで、スラッと背も高く、どこかのモデルか俳優かという姿の四人。彼らに選ばれた修学旅行の高校生や出張するサラリーマン、その他のお客さん。
何故か残った日本人四人と、先の四人。彼らの目的とは?
紙の本青い花は未来で眠る
2017/11/02 20:13
終盤の急展開についていけるかどうかがポイント
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがの乾ルカ、覚悟はしていましたが…テロが起きた瞬間は壮絶です。
残酷ではないけれど、表現が生々しい…
そこで読者は選ぶかな?
けれど、あとはその場面ほど生々しくはありません(描写の手加減はありませんが…)
最初はテロリスト側の会話が意味不明で、「何を言ってるんだろ、この人たち…」と戸惑いましたが、終盤で彼らの正体がわかったとき、「あの意味不明な言葉の意味って、そういうことだったのか」と納得。
そこから、もう一度読み返してしまいました。
それにしても、終盤でそんな展開になるとは…ちょっと意外。
いきなり物語のジャンルが変わったように感じました。
個人的にはどちらのジャンルも好きなので問題なしですが、そこも好みが別れるでしょうね…
サラリーマンの方がいちばんお気に入りだったから、彼の一報を聞いた家族のこととか…
あとは、主人公のお母さんがちゃんと受け入れてくれたのかとか…
後日談も少し読みたかったというのが本音です。