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電子書籍

後宮を飛び出したとある側室の話

著者 著者:はなの みやこ,イラスト:香坂 あきほ

国一番の権力者に寵愛され、誰もが羨む生活を送りながらも、「自由に、誇りある人生」を求めて、後宮から出奔したリード。数年後、逃亡先の隣国でつましいながらも充実した日々を送っていたリードだったが、王太子・ラウルと最悪の出会いを果たす。だが、いつしか聡明さを買われ、王太子に「国を変える手伝いをしてほしい」と請われ…!?
高い志を持つ王太子と聡明な元側室、そして大国の王が織りなす恋と国を巡る物語――!

【電子特別版】はなのみやこ先生書き下ろしの本編直後のあまあまショートストーリーを電子版だけに特別収録!

後宮を飛び出したとある側室の話【電子特別版】

税込 1,540 14pt

後宮を飛び出したとある側室の話【電子特別版】

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.7

評価内訳

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今回も良かった!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

皆んなが思いやりがあり、頑張る人達がたくさん居て、読了後とても良い気持ちになりました!まだまだ見ていたい!良い作品です!

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NaNa - この投稿者のレビュー一覧を見る

10歳でリケルメと出会い見初められ、リケルメの側室として13歳で王宮の後宮へあがったリードは前世の記憶がある性格もよく聡明勤勉話も楽しく美人。リケルメの寵愛を一新にうけ囲われ大事にされ15歳で体を開かれ、リケルメは飽きることなくリードに執着する熱愛ぶりですが、リケルメには妃のほかに側室もいて、皆リードに優しくしてくれますがリケルメを愛しているからこそ前世の記憶で色々見聞きしているからこそ、だんだんと自分の立場が辛く先の不安なものを感じいき、更なるきっかけにより10年過ごした王宮を別れも告げず黙って飛び出し隣国へ。教会の保護の下、聡明なリードはリデイと名前を変え、教会で仕事をしながら色々な慈善活動、周囲に慕われ細々した暮らしも慣れ二年の月日が経ちます。その国で更なる出会い、王太子ラウル。お互いに惹かれ会うのは必須。ですがリードは、側室にはもうなりたくない。ラウルに請われ王宮で新しい仕事、国を変える改革にラウルの力になるために生きようと奮闘するなかで、ラウルはリケルメの甥であり、いずれ自分の素性を明かさなければならない。その前に、もう会わないと決めていたリケルメと対峙することを決め、ラウルの母レオノーラやジャスパー、色々な出会いが絡んでいきますが。リケルメとはどうなるのか、ラウルは一生涯は妃1人リードだけ紆余曲折最後はハッピーエンド。とにかくスペクタクルでした。勿論、挿し絵はいくつかありますが、皆のかっこ良さも目にうかぶ。そして幸せいつぱいな様子も。かっこいい男性にモテモテのリードが羨ましいですが、一番はリードのひととなりてしょうか。前世の記憶がどうゆうところに役にたっているかも見所だと。リケルメとの閨で、前世の記憶を物語のようにリケルメに話して聞かせていたりするのも一つ。

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投稿者:NaNa - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラウルはリードを唯一生涯1人だけの妃として迎えられ、幸せに結婚生活をおくっています。国を変えるために仲間と共に改革に忙しくしながら、ラウルのリードへの愛は大きく、リケルメとの交流もありながら。そこへレオン登場。バレリーナとの間に隠し子?大きな騒動へ発展していきますが。リードは罪作りなモテ美人男子ですよね、まあリードは性格が一番かわれていることはわかっていますが。楽しい。

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投稿者:NaNa - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作目、あたらしいコンラートの登場がかなり不穏な空気ですが、リーゼと同じ前世の記憶を持ち一筋縄ではいきませんが、途中、コンラートの威力が少し失墜していったところが、かなり端的になって掘り下げてしまっているのが少し残念。ですが近隣諸国と手をとり動きを環視しながら、、まだまだ色々ありますが、これ続きますよね。待ち遠しすぎる。

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求めるものを持っていた人と出会えた物語

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「小説投稿サイトで連載されていた作品の書籍化。初めての創作小説。名実ともに処女作でありデビュー作」
レビューで絶賛されているので、電子版を購読。

向学心旺盛な美少年が辿る数奇な人生。
何処に行っても、才気豊かな麗人は、権威を持つ者から愛を寄せられます。

最初の恋人;アローロ国の国王は、自分自身に力を持つ英雄タイプで、不足がない。初恋の人であるリードを過保護に愛す。リードの智慧の補助を必要とせず、外部からリードを遮断して囲って愛している焼きもち焼き。

次に出会った隣国の王は、自分の足りない所をリードに補ってもらいたいと、リードの智慧を求めたので、己を活かせる場所を得たリードは喜んで、隣国の王の愛を受け入れます。

側室であっても、向学心篤く貢献の喜びを求めるリード。そして、子を生めない自分を悲しんでいました。
アローロ王は、愛し方を失敗していたようです。子を生めない寂しさを埋める喜びを与えることを失念していたアローロ王。溺愛していたのに、逃げられちゃって気の毒でした。初めて嫌われた体験をしたのですから、辛かった筈。

---
国王から望まれて、後宮の側室として13才から9年間、隔離された環境で育ったリード。生母の訃報をうけて、外の世界に出る事を決意。
王に男性の側室が新しく入ったことから、国王の愛を失う前に出ようと出奔して、隣国へ逃げる。

逃げた先で、子供達に文字を教えていたら、隣国の国王から、国の農村部と都市部の格差を解消して、国民の生活水準の底上げをしたいので、手伝ってほしいと申し出を受けて、サポートをすることになったリード。

恋愛が土台の物語で、面白かったのですが、
幾つか自分の中で折り合い付かない疑問がありました。
★疑問:
リードには、前世の記憶がある
現代の日本人で、大学を卒業後に飛行機事故で早世している。
その後に、アローロ国の国王の側室に入る生を送り、側室に荻野式を教えてあげたり。
・・・現代の日本から、馬しかない中世を思わせる時代に再生するって、過去の時代に生まれ変わったということ? 時代を逆行した過去への生まれ変わりって、可能なのかな。それは、生れ変りというより、過去世にタイムワ=異世界物語と書いた方が、スッキリ分かりやすいのでは?
この点以外は、スンナリ受け入れられる筋書きでした。
★残念な所:
連載の原稿のまま製本したからだと思いますが、説明が重複する部分が口説く、もたついて感じました。製本化するときに、編集側の要望として、スッキリ整理したらよかったと思います。展開がもたもたしてかんじたのが残念でした。

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ラウルの戴冠

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

前半はリケルメの娘のパトリシアの恋の話が主で、リケルメをどう説得するのかと思っていたら直接の説得部分はなくちょっとがっかり。転生者であるコンラートの他大陸への思惑も中途半端に終わっているのでそちらももやもや。
後半はラウルの戴冠。父王・リオネルが譲位を決めたことをラウルに告げるがラウルは心にわだかまりがあり…。
パトリシアの恋の成就もラウルの出生の秘密の件も含め、ラウルの戴冠に纏わるあれこれにリードが言葉は悪いが暗躍してるなぁと。縁の下の力持ち?内助の功?
リードの有能さとモテモテ具合を再認識。

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革命の火は

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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

海を挟んだアトラス大陸では革命で次々と王国が倒されほぼ統一された連合国となり、アローロの隣国でも革命によって王権が倒される。
そんな折アトラス大陸から亡命してきた姫を受け入れたラウルたちだが…。

初めは陳腐な悪役令嬢のオマージュかと思ったが、リードと同じく前世の記憶を持つらしい男が登場することにより王権と民主化の功罪をも考えさせられた。
リケルメもラウルも民のことをまず考える人間なので彼らの国では当分革命は起きそうにない。
リードを挟んで大人げないやり取りをするラウルとリケルメの図は、ある意味幸せの象徴のような気がする。

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隠し子騒動

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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

無事結ばれ幸せいっぱいの二人だったが、ここまで騒ぎが大きくなったのはリードに横恋慕するラウルの従兄弟が、何かと気になる言動をしているのは分かっていても目先の騒動に目を奪われて、落ち着いて考えられなかったのも良くなかったのだろう。そして何と言ってもラウルが無駄なプライドを捨てられなかったのが一番の原因だと思う。
リードに頼られる男でいたいからと言ってリードを悩ませ悲しませていては意味がないのが分からない所がガキ。まだまだ甘ちゃんで未熟なラウルだが、そこが彼の魅力だとリードが思うのだから仕方ない。
何やら怪しい雰囲気が漂う終わり方だったから次巻は国を跨いだ事件か。

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愛しているから

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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公が10年続けた王様の側室という立場に心がついて行けなくなってしまい出奔。
王様の立場もこの世界のこともすべて理解していても、前世の記憶のある主人公にとって愛する人を共有することに耐えられなくなってしまった。
行き着いた先でもまた王族に係わるところなど、もうそういう運命なのじゃないかと思う。
最後の王様視点の話で王様が可哀想になってしまう。王様の立場では絶対に主人公の望みは叶えられないのだから…

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