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電子書籍

一膳飯屋「だいこん」

著者 山本一力

江戸・浅草で一膳飯屋「だいこん」を営むつばきとその家族の物語。腕のいい大工だが、博打好きの父・安治、貧しい暮らしのなかで夫を支える母・みのぶ、二人の妹さくらとかえで――。飯炊きの技と抜きん出た商才を持ったつばきが、温かな家族や周囲の情深い人々の助けを借りながら、困難を乗り越え店とともに成長していく。直木賞作家が贈る下町人情溢れる細腕繁盛記。

だいこん

税込 990 9pt

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本つばき 長編時代小説

2018/02/19 14:55

「だいこん」の続編。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作は数年前に読んでいたが、あまり覚えていない所もあった。しかし、そんな事は気にせず、すんなりと読み進める事が出来た。
主人公のつばきが、一膳飯屋を営む繁盛記。
人々の言葉のやり取りが何とも小気味良く、山本節大好きです。

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紙の本つばき 長編時代小説

2017/11/14 18:03

いまいち、のめり込めませんでした。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maesan - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の気持ちが理解できず、感情移入できませんでした。

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電子書籍だいこん

2017/06/11 12:07

定番山本ワールドで面白かったけど、ちょっと話があっちこっちに飛び過ぎるかなー。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Bijou - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつも通り読み始めたら、本に引きずりこまされたけど、ちょっと話があっちこっちに飛び過ぎる気がした。つばきの恋の話も、あれだけ伏線を張っていたのに、なんか「へ?それだけ?」って感じで、もうちょっと丁寧に書いて欲しかった。

もともと、話が枝葉に飛ぶ作家さんだけど、中途半端に書き込むのではなく、一度書き始めたらきちんと話を終わらせて欲しいと、毎回思ってしまう。

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紙の本だいこん 長編時代小説

2010/11/13 20:48

江戸のハンサングン(飯尚宮)

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

つばきが九歳のとき、母のみのぶが父の安治に言った。

> 「あの子は、ごはん炊きが上手なだけじゃないのよ。賄い所に通い始めてまだ十日ぐらいなのに、十六人みんなの名前を、すっかりそらんじているの」
> 「そいつぁ、てえしたもんだ」
> 「それだけじゃないわよ。お茶の熱いのが好きか、ぬるいのがいいかも、ひとりずつ覚えているし、おにぎりの塩加減もひとりずつの好みをちゃんとわきまえてる」

まるで、「宮廷女官チャングムの誓い~大長今~」のハンサングン(韓尚宮)やチャングムのようだ。さしずめ、つばきは、江戸のハンサングン(飯尚宮)!

みのぶは、安治を説き伏せて貯蓄に努め、つばきがおとなになったら店を開くことができるようにしてくれた。なんて賢いおかあさんだ。つばきは十七歳で一膳飯屋「だいこん」を開業した。だが、それから数箇月後、大水が出て店が流された後、避難先の公事宿で数箇月を過ごすうちに、みのぶは、癇癪を起こして、つばきにこう言った。

> 「おまえひとりが稼いでいるような顔をして、いっつもあたしを見下しているけど……あたしの働きだって、だいこんの繁盛には大きに役立っているでしょうが。どうなの、つばき……おまえには、それが分かっているの」

なんで、そんなわからないことを言うのよ、おかあさん!娘に嫉妬して、どうする!

つばきの母も父も、賢いところと、愚かなところとが、両方あって、つばき、さくら、かえでの三姉妹を慈しみ育む一方で、苦しめ悲しませもする。家族とはそういうものだといえばそれまでだけど。

つばきたち親子は、祖父母とは同居していなかったけれども、長屋の老人を親身になって世話していたので、老人の命を守るための工夫を考えることができた。それで、安治は、大店の御隠居のために離れを建てたとき、今で言うバリアフリーにして、大層喜ばれた。そして、つばきは、老人の多い職種の古骨屋のために、歯の弱い人でも食べやすい御弁当を作って棒手振りたちに届けて貰ったり、大店の御隠居たちのための給食センターを作ったりした。給食センターの長には、六十歳を越えて現役で茶店の主人を努めている女性を据えた。このあたり、現代的で、おもしろい。

優れた器量と才覚で商売を守り立てていくつばきの物語は、明るく、読んでいて楽しい。その一方で、つばきの寂しさが適確に描かれているので、物語に深みが備わっている。つばきがなかなか結婚できないのも、ちょっと、「宮廷女官チャングムの誓い~大長今~」に似ているなあ。

> ふうっとため息が漏れたのは、つらいからではなかった。思いがどこか通じないことへの、寂しさゆえである。
> ため息が、瓦灯の明かりを揺らせた。

ここの描写が好きである。つばきは、母親に甘えたくても充分に甘えることができなかった。妹達の母親代わりを引き受けてきた。父親は、甘えさせてくれるんだけど、むらがあって、大きな借金をこさえて、家族みんなを苦しみに引き込んだ。もっとも、これについては、父親にばくちを教えたやくざの伸助のほうが、何十倍も悪いけど。

伸助は、自分では、つばきたち一家のために、何かと気を使って助けているつもりでいたが、そんなの、金蔓をなくしてしまわないために、生かさぬよう殺さぬようにして、搾り取れるだけ搾り取っているだけなんだよ。

日本史上有名な、目黒行人坂のお寺を火元とする明和の大火をきっかけに、伸助と縁が切れて、しかも、そのときから、つばきの才能が周囲のおとなたちに認められるようになっていったのは、まことにめでたかった。

この物語は、その伸助が、深川の弐蔵親分となって、二十六歳のつばきと再会するところから始まっている。つばきの回想が深まれば深まるほど、なんでまたこんな奴と再会したのか、と思うけど、伸助は、まぎれもなく、つばきの命の恩人でもあり、つばきは嫌だと思っても、伸助のほうでは、彼なりに、つばきに愛情を持っているつもりなのだ。メーワクなんだよ、おっさん。

ま、もっとも、同じ作者の他の作品『深川駕籠』にも登場する、今戸の芳三郎親分が、つばきの味方になってくれているから、再会しても、手出しができない。ざまあみろ。

半日余りも伸助または弐蔵と話していたつばきは、ひとりで、新しい店に帰って来る。弐蔵の家に行ったときは晴れていたのに、話していた間に雨が降り始めて、今は真っ暗だ。店はまだ開業していないので、客はもちろん、家族も誰もいない。ちょっと疲れて、すわって、杉材の香りをかいで、ため息をつく。このときの描写も好きだ。

この後の、雨の音を聴きながら、つばきがひとりで回想を続ける部分で、ふたりの妹のうち、ひとりが結婚した話は語られるけど、もうひとりの妹が結婚したときのことは、最後まで語られない。ふたりの妹は嫁がせた、と、物語の冒頭で語られていたのに。それに、つばきとかつて相思相愛だった男性のその後について、つばきは伸助に話したがらない。とても傷ついているらしい。心配である。

だが、物語の最後は、それから更に二日後、つばきは、晴れた日の富岡八幡宮境内の茶店で、おいしいお茶とおまんじゅうをいただきながら、若葉の繁る木々を眺めている。明るく、希望のある終章になっている。

つばきには、心底、仕合わせになってほしい、と思う。仕事も、愛も。

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紙の本だいこん 長編時代小説

2009/12/23 19:13

粋と縁とカラッとした爽やかさが魅力のサクセスストーリー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

<あらすじ>
父の作った借金を取り立てに来る渡世人の伸助に気に懸けられながら、つばきの家族はかつかつの生活を続けていた。
つばきが九歳の頃に大火事が起こったことで、つばき達の運命が転がり始める。
父の借金は帳消しになり、火事の後に始まった炊き出しで抜きんでた飯炊きの技を見せたつばき。
すぐに評判になり、飯炊きの技術を買われて、母とつばきは多くの給金をもらい賄いの仕事をすることになった。
幼いながら、飯炊きのすべてに才能をみせていたつばきは、自分の作った賄いを食べて喜ぶ火の見番達の姿を見て、大人になったらごはん屋さんを始める思いを固めた。
十七歳になったつばきは、賄いの給金を貯めた金で一膳飯屋『だいこん』を始め、商才を発揮し始めると、困難に遭いながらも多くの縁と強い運で歩き始めた。

<感想>
本書の特徴は、粋な江戸っ子である主人公と取り巻く登場人物たちが織りなす、カラッとした爽やかな物語である。
テンポのいい短い段落構成が読みやすく、厚さに気後れさせる本書をあっというまに読み進ませる。
多くの困難や難題を機転や人の縁によって乗り越えていく商才に満ちたつばきだけでなく、妹たちを母親代わりに面倒を見てきたため、年相応に甘える妹たちを見てうらやましく感じる様子、『だいこん』を営んでいるために恋を諦めるところなど、長女特有の悩み、年相応の悩みなども描かれており、つばきの人間像が魅力的なものになっている。

本書の話の中心は、序章にあるつばきが深川に新しい『だいこん』を始めるまでの、つばきと家族、そして一膳飯屋『だいこん』の物語である。
物語の構成は、始めに物語の終点が示してあり、最後にそこへ戻るという形なので、読み終えて少々期待外れに感じてしまった。
物語は現在に至るつばきと『だいこん』のサクセスストーリーであり、読み進めていくにしたがって、読者が一緒になってつばきと『だいこん』の成長を楽しむというスタイルではないのが、不満を感じた理由。

そして終章前の展開は、それまでの一歩一歩歩くような話の進め方から比べると、少々駆け足的なものであり、終章に向けてまとめにかかった印象を受けた。

主人公つばきは、抜きんでた飯炊きの技術、客の事を考えた料理、利発性格で粋な江戸の大人達に人気者となり、その縁によって様々な困難を乗り越えていくが、頭が良く利発なつばきと粋な人物たちなので、数々の問題や難題はあっさりと解決してしまい(穿った見方をすると都合のいい展開)、好みでないと感じる人がいるかもしれない。

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紙の本だいこん 長編時代小説

2008/02/27 15:19

山本ワールドにたっぷりと浸ろう。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

これまで読んだ山本作品の中でも、ひときわ長い長編となっている本作。
ファンには溜まらない山本ワールドを、600ページ超でたっぷりと楽しめる。もちろん長丁場でありながら、もう全く読む側を飽きさせず江戸の情緒を楽しませてくれる、全力でオススメの一冊。
いつも斬新な切り口で作品を書かれる山本先生であるが、今回は一人の女の子の生い立ちから一膳飯屋を成功させるまでの半生を、まるで子供の成長に合わせるかのように、ゆったりと濃密に描いている。中盤までは主人公つばきの生い立ちから、将来は一膳飯屋をやりたいと思うようになるいきさつ。日々の生活の中での親子の触れ合いぶつかり合いが、もう絶妙なリズムと情景で描かれる。
後半はつばきが試行錯誤しながらも素晴らしい才覚を発揮して、母親や姉妹と一緒に一膳飯屋「だいこん」を成功させて行く様が描かれている。主人公つばきがまだ本当に拙い幼い頃から段々と成長していく様が描かれ、さくらとかえでの妹達はそれこそ母親の腹の中から描かれており、まるで姪っ子が成長する様を眺める叔父になったような気分になれる。それだけでも、胸が温かくなり頬を緩まされてしまう。
また一つの経営指南書としてさえ、面白く読めるように思う。店を盛り立てるためにつばきが発揮する色々な思案。これが非常にリアルで、為になる。お客の為に何をなせば良いのか。本当に喜んでもらうには、どうしたら良いのか。また従業員にはどう接すれば良いのか。厳しくすれば良いという物では無い。怒るのではなく、叱るのだと。ある意味子供を諭すように、しかし給金をもらうというのはどういう事なのかをきちんと理解させたりと。全く持ってうんうんと頷かされる事ばかり。
一膳飯屋だいこんを舞台に、つばきが経営手腕を発揮する物語であるのだが。そういえば組織の基本は「報告・連絡・相談」のほうれんそうだったな、などと思い出してくすりと笑った。

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