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パーフェクト・ブラッド
著者 赤井紅介 (著)
【SD名作セレクション(テキスト版)】高校生の裕樹は、銀行強盗に巻き込まれ、見知らぬ少女をかばい致命傷を負ってしまう。裕樹は保安組織の女魔法士・透華の力で命を救われるが、生命維持の魔法により、彼と透華はずっと一緒にいるハメに! お風呂もベッドも彼女と一緒!? 助けた少女・天宮財閥の雪子をめぐって世界的犯罪結社と対立する中で、裕樹自身の抱える秘密も明らかに…。魔法で繋がれた二人の恋と激闘!! ※この商品にはイラストが収録されていません。
パーフェクト・ブラッド 1 彼女が持ってるボクの心臓
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2008/11/05 20:52
内容的に悪くないのだが・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろと進んだ事柄もあるにはあるが、基本的には前巻の展開を踏襲している。つまり、ゲストヒロインが出てきて主人公【裕樹】に好印象、それを見てヤキモチを妬く【透華】、何気に【雪子】も参戦・・・。このパターン自体を悪いとは言わない。決して悪くない。しかし、2巻連続で続けられてしまうと話の本線がぼやけてしまうような気がする。第1巻の印象が良かっただけに、今後もこのパターンで続けられると「またか」という気がして、読む前から少々ゲンナリしてしまう危険を感じる。もちろん原書だとか、バトルとか、大人達の間にうごめく背景とかの様々な要素はあるのだが、読み手としてはなんだかんだ言っても恋の行方に関心が高くなる訳で、メインの2人に相応の進展があればまた話は別だが、このままの形で巻数だけ重ねられると少々飽きが来ると思われる。あと、一国すら滅ぼしてしまいかねない力というのも当初は微笑ましく読めたが、慣れてくるとそのスケールのデカ過ぎさが災いしてどーにもシラけてしまう。
批判ばかり記してしまったが全体的な内容は決して悪くはないのである。そろそろゲスト無しで各メンバーの心情を今一歩掘り下げた話を期待しての、僭越ながらの叱咤激励である。