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新興宗教オモイデ教
著者 原田宇陀児(著),大槻ケンヂ(監修),津路参汰(ニトロプラス)(イラスト)
奇跡のコラボレーション、堂々開幕!!
妹尾いちごに誘われて、超常現象研究会のメンバーとなったクラス委員長・杉山久。深夜の旧校舎に乗り込んだ彼らに奇怪な惨劇が降りかかる!大槻ケンヂの青春サイキック伝奇の世界を原田宇陀児が継承。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
新興宗教オモイデ教 外伝1 桜月事件~祓除探偵「Z」の冒険~
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紙の本新興宗教オモイデ教外伝 1 桜月事件〜祓除探偵「Z」の冒険〜
2007/06/15 18:34
感情移入できない
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりそば - この投稿者のレビュー一覧を見る
大槻ケンヂさんは私の大好きな作家です。(短編集”くるぐる使い”は名作ぞろい)彼の世界観を受け継いだ作品と知って、それなりに期待して読み始めました。
序盤は主人公とヒロインの学園生活が主体。テンション高めで独特な文章が続きますが、この雰囲気に乗れるかどうかでこの本を楽しめるかどうか決まるでしょう。私は駄目でした。
中盤からは一転して猟奇的かつミステリアスな展開になりますが、序盤で感情移入できてないし、主人公以外の人間が悲惨な目にあっても至極どうでもいいキャラばかりなので「ふーん」という目で見てしまいました。超能力があるという設定のため、トリックなどはありません。
終盤、どんでん返しが起こり事件の黒幕が明かされますが、その人物の行動原理が意味不明なため怒りしかわいてきません。
序盤の十ページほどを読んでみて、自分に会わないと思ったらやめておき、入り込めそうだったら買う。そういう選び方がいいと思います。ネット書店では無理ですけど。
とにかく、好き嫌いがかなり分かれそうな本です。