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英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄
著者 ヘンリー・S・ストークス
私の歴史観はなぜ変わったのか?滞日50年、三島由紀夫との交友でも知られる最古参外国人ジャーナリストの瞠目の発言!来日時には「日本=戦争犯罪国家」論、「南京大虐殺」を疑うことなく信じていた著者は、やがてその歴史観を180度転換させる。「日本悪玉論」は有色人種を蔑視した白人優位主義から発した、歴史をあざむく思想である。日本は侵略国家ではない。さらに、南京事件、靖国参拝、従軍慰安婦問題は、すべていわれなき非難だと断じた話題のベストセラー待望の電子化!解説・加瀬英明。
英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄
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2014/06/16 00:11
勇気と希望が得られる。英国人記者から日本人へのエールである。
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ooparts2000 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスで生まれ育った著者は、「日本人は野蛮で残酷な民族」と聞かされたと告白している。彼は昭和39年に「フィナンシャル・タイムズ」東京支局の初代支局長として赴任した。以来50年にわたって日本に住み、文化に触れ、日本人を観察してきた結果、連合国側によって作られた歴史観は誤りであったと断言しているのがこの本である。
かつて世界は欧米列強による植民地支配の元にあった。そんななか新興勢力の有色人種の日本が勢力を拡大していったのだから欧米は面白くない。日本を追い詰め戦端を開かせたのも計画的。戦勝するとその憂さ晴らしというより復讐をしたのが「東京裁判」だったと言う。東京裁判のウェッブ裁判長もオーストラリアに帰ったあと「あの裁判は誤っていた。」と語っていたという。
植民地支配とは植民地から利益を貪り尽くすのが目的だから、その国の人々の暮らしがよくなるようなことは考えない。鉄道をひいたり教育システムを作ったりしない。奪うだけなのだ。
それに対して日本はどうだったか。街を整備し衛生的にし、鉄道を敷いた。青年を集め軍事教練をし、民族が結集する組織を全国につくり、近代組織の経営方法を教えた。自国の資本を持ち出し投資しているのだ。植民地支配とは真逆だったわけだ。
「日本の植民地支配は・・・」と言われると日本人はいつも卑屈になっていた。そんな必要は無いのだ。
この本で特に紹介したい章は下記だ。
第2章 日本だけが戦争犯罪国家なのか。
第5章 蒋介石、毛沢東も否定した「南京大虐殺」
第7章 日本はアジアの希望の光
そして終章へとつながる。ここでは韓国の態度は日本への劣等感からくること、そして日本の憲法はたった1週間で作られたこと。占領下での憲法強要は国際法違反であること、そのスタッフには健保の専門家がいなかったことも暴露している。
日本人は「平和憲法」と呼んでいるが、前文をよく読んでみればいい。「日本国民はその安全をアメリカにゆだねる。」と約束させられているのだ。こんなものを後生大事にしている限り日本はまだ独立国ではないのだ。
日本人以上に日本を理解し、日本の正しさと気高い志を理解している著者は日本人に目覚めて欲しいのだ。そうだ、卑屈になる必要なんて無い。本当の歴史を知り堂々と胸を張って行こうではないか。独立国の国民として。
2014/08/24 13:49
英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄(祥伝社新書)
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:heckelfg - この投稿者のレビュー一覧を見る
謂れの無い事で「悪」にされた日本を援護する本である。
United Nations(国連)は太平洋戦争とGHQに改めさせられた大東亜戦争時の「連合国」の事で、未だに「日本憎し」の輩の巣である。その中でさえ無能と評される韓国人の事務総長を筆頭に「敵国条項」を破棄する気配も無い。日本人ではないジャーナリストで、反日メディアでも働いた筆者が述べる事の影響は少なくあるまい。反日メディアの一つ共同通信はそれを恐れて「日本語の分からない著者に無断で書き換えがあった」という事実無根の配信をした。捏造である。本書を読めば分かるが、著者はそうした記者以上に日本語に通じている。
客観的な観察者の評は得難く貴重である。これが一読を勧める訳だ。
2020/11/03 18:02
敗戦後遺症
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。『原爆投下は有色人種による植民地奪取の屈辱に対する復讐。敗戦後、日本悪玉論や野蛮で残虐な日本人像が流布。慰安婦や南京大虐殺は、日本人が中韓に働きかけて問題化され、今や両国にプロパガンダとして使われている。日中、日韓関係を歪めてきたのは、日本が卑屈になって、不必要に腰をかがめてきたことが原因。この問題をどうするかは日本人が考えなくてはならない。』マスコミや進歩的文化人は、今も中韓には頭を下げ続けるべきと考えているようですが、一般の人たちは、ようやくその呪縛が解けつつあるのではないでしょうか。
私の叔父の義父は、あの南京の戦闘で足を負傷して帰ってきたとのこと。その叔父の義父は「南京で戦闘があったのは事実だが、中国軍に奇襲され戦闘となったものであり、決して大虐殺といったものではなかった。また戦争規模も「30万人」もの犠牲者が出るようなものではなかった」と話していたとのことです。このように生き証人がいたのに、何故当時の政府はきちんと反論しなかったのでしょうか。慰安婦問題もそうですが、敗戦後遺症により真正面から議論することなく土下座し続けたことが、いまだに国益を害しています。
2014/06/08 22:11
なるほど
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NEKOBY - この投稿者のレビュー一覧を見る
「やはりそういう状況があったのか…」がわかる作品でした。