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電子書籍

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―(新潮新書)

著者 柴田光滋 (著)

本の良し悪しは、読まなくても分かる。なぜなら「いい本」には、オビから奥付まで随所に工夫が凝らされているから――。「1頁が存在しないのはなぜか」「目次と索引こそ技量が問われる」「余白の意味」「明朝体の美しさ」「本文紙は白ではない」など、数々の名著を手がけた編集歴四十余年のベテランが、本づくりについて縦横に語る。“電子書籍元年”と言われる今こそ伝えたい、昔ながらの「紙の本」の知られざる魅力!

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―(新潮新書)

税込 660 6pt

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―(新潮新書)

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)

こんなに中身の濃い本が700円とは。しかもです、読みやすくて得るものは多い。無論、プロの人には物足りないかも。でも、同人誌を作っている人、編集をやりたいと思っている人、いえ、読書がすくな人なら誰だって楽しめて、本を見る目が変わります。編集者って、エライ!

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

新潮新書は、たった二冊で他の新書を超えてしまった、私はそう思っています。一冊は、この間読んだばかりの北村薫『自分だけの一冊  北村薫のアンソロジー教室』。今、思い出すだけでも、感動を新たにします。そしてもう一冊が今回取り上げる『編集者の仕事』。実は、私、長い間本を読んできていますが、編集者は、あくまで本全体の企画をしてまとめるだけの人だと思っていたんです。

ところが、桜庭一樹の『読書日記』を読んでいると、桜庭、毎日のように編集者と会っているじゃないですか。昨日は東京創元社、今日は講談社、明日の予定は文藝春秋とかね。一体なんだろう、これは、って思うわけです。だって、夜毎ですよ。いや、昼もですけど。出版社に入り浸って打合せして、食事して、お酒飲んで。執筆と同じくらい編集者との付き合いに重きが置かれている。

そんな時に読んだのが、新装なった新潮選書の『北村薫の創作表現講義』でした。これはまたこれで凄い内容で、目からウロコでしたし、この一冊で他社の選書を凌いだとおもわせる出来。で、その中に本の編集者の役割が書かれていて、そこに描かれる編集者は殆ど作者の分身に近く、編集者なくして作品はありえないといえるものでした。場合によっては、装幀者の領域をすらカバーするという超人ぶりなのです。

どうも、編集者というのは私が考えていたものと大分違う仕事をしているようだ、そう思い始めたときに出たのがこの本。なんというタイミングのよさ。で、早速読んでみると、ためにならないことは一つもないという有り難い本。とはいえ、ここに書かれていることは多分、編集者にとっては当たり前過ぎるほどに基本的なことばかり。でも、それをここまで噛み砕いて丁寧に説明してもらって、新書一冊、税別700円は安いとしかいいようがありません。装幀関係の高価な本を買う前に、この本に目を通すだけでも、本というもののあるべき姿が見えてきます。特にためになったことを書いていきましょう。

まず、「スピンがない!」です。「スピン」とは何か、それは巻頭の【書籍各部の名称】を見れば一目瞭然、私が普段「栞」と呼んでいるヒモのことです。これを付けることが本の価格だけではなく体裁を決めてしまいます。特にそれが顕著なのが軽装本。文庫や新書。新潮文庫は天が切り放しになっていて、スピンがついているのに対し、講談社文庫は三方がきれいにカットされていて、スピンのかわりに紙の栞が挟まれているか、それがよくわかります。これがわかると、天が切り放しなのに紙の栞をはさんでスピンを省略している岩波文庫の中途半端さが目立ってきます。

「編集の魂は細部に宿る」は、すべてが必読。知人が同人誌を作っていたことがあって、それが何となく読みにくかったのですが、この本の「余白は無用の用」「新潮新書が39字組の理由」「ノンブルは小口寄りか中央に」を読んでいれば解決できたな、と思います。次は〈もくじ〉です。私は目次の工夫も味わうほうで、そこで使われた小技に唸ることが多いのですが、それが編集者の仕事であるとは思いませんでした。ま、ここらは装幀家との役割分担によって必ずしもどちらがやるというものではないのでしょうが、本を楽しむということはこういう細部も味わうことでもあります。

それから、数字表記とカタカナ表記の問題。案外、一冊の本で滅茶苦茶になっていることが多い。無論、間違いではないのですが統一したほうが美しいに決まっています。数字は特に厄介、とありますが、厄介なのではなくて著者と編集者が意思を疎通させれば簡単に解決できるもんだいでしょう。でも、基本は著者の意識。

あとは校正私がイメージしていた校正というのは、あくまで著者の文章をきちんと活字にする職人的な仕事で、明らかな間違いを指摘する、というレベルのものでしたが、それは仕事の一部に過ぎないそうです。誤字の指摘などは瑣末な作業で、どちらかといえば文章そのものの正否、書かれている内容の妥当性を、数種類の辞書や、様々な記事などから検証し、文章を正しいものにしていくんだそうです。それって作家の仕事だと思っていたのですが、校正の分野なんだそうです。いやはや、並みの頭でできる仕事ではありません。北村薫が編集者を褒めるわけです・・・

それと、活字です。私は明朝体が好きなのですが、それは単に趣味の問題だと思っていましたが、読み易さ、日本人にとっての可読性の高さ故に選ばれている、なんて言われるともう、他の字体を使う気がしなくなってしまいます。それと欧文書体。ファミリーだけで一千種と聞いただけで敬遠したくなりますが、基本は欧文の明朝ともいわれるセンチュリー・ファミリーだそうです。ともかく、明朝とセンチュリーを抑えろ! です。

そして「装幀は正しい表記か」です。出版社には各々傾向があって、柴田がいた新潮社は「装幀」を使い、自社に「新潮社装幀室」があります。それに対し角川書店は「装丁」で「角川書店装丁室」を持っています。私は「幀」の字が難しいので、こちらが正式だと思っていたら、そうではなくて「装丁」が正しいようです。まれに「装釘」「装訂」などがあり、私などは「なんじゃそれは?」なんて書いていますがいずれも正解ではありません。書誌学の長澤規矩也の言葉として

「幀は音トウで、テイとは漢字の旁の音で読んだ百姓読み。装幀は、書画を掛け物や額に仕立てることである。釘や幀を使うくらいなら、今日では、装丁と書く方がよろしい」

というのがあるとか。でも柴田はそれを承知で「装幀」を使います。私は取り敢えず、出版者ごとの表記をそのまま書評で使いますが、いやはやです。ジャケットとカバーの意味の違いもここでしりましたが、新潮社でもジャケットをカバーと表記しているので、ここはこだわらずに行きましょう。天金が埃よけの意味を持っているなどは初耳。

で、こんなに分かりやすい内容の本ですが一か所だけ気になるところが。それは最初のほう、「本を左右に引っ張って」の次の一文
            *
 ハード・カバーの場合、専門用語を使えば、「背固め」も開きと関係します。これには少し説明が必要でしょう。世固めとは本文紙と表紙の裏側との接着方法のことで、多くは両者の間に空きを設けた「ホロウ・バック」になっています。両者を密着させた「タイト・バック」、本文紙と表紙の裏側を密着させた「フレキシブル・バック」もありますが、現在ではあまり見かけなくなりました。開きという点でホロウ・バックがもっとも優れているからです。
 ともかく、ノドのきつい本は読みにくい。編集者は本文組とその刷り位置を慎重に決め、造本や本文紙にも配慮しなければならないのです。
            *
このなかの「ノドのきつい本」、これが分かりません。なんとなくわかった気になって読んでしまう人が多いかもしれませんが、私はここに引っ掛かりました。こればかりは、映像で説明してもらう必要があるかもしれません。でも、です、ホロウ・バックなんて、格好いいですね、確か、B・プロンジーニの小説に『ブロウ・バック』というのがあった気がしますが、それを思い出しました。

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本はシーラカンスになるのか

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本屋さんの平台に積まれた本の、上から何冊目かの本を抜き出して、上下左右をきちんと見て傷みがないか確かめる。そうして買った本の表紙をそっとなでる。ゆっくりとページを開いて鼻を近づける。ほのかな印刷の匂いが立ち上がり、うっとりとなる。
 これから読むこの本にはどんな世界が書かれているのだろう、どんな知識が詰まっているのだろう。
 わくわくしながら、最初の扉を開く。
 私にとって、本とはそういうものだ。

 長年新潮社で編集にたずさわった著者が「編集者の仕事のあれこれ」を惜しげもなく書いた本書は、本好きの人にとってはたまらなく面白い一冊だろう。
 本という「もの」の魅力とそれに携わる多くの人の知恵と経験を再確認するという点では、「電子書籍元年」といわれる今こそ丁寧に読まれて然るべきだ。
 私はいずれ、しかもかなり早いうちに、読書が電子書籍で行われるだろうと考えている。なにしろ便利である。音楽業界がレコードからたちまちダウンロードのそれに変化したように。
 しかし、本というのは電子書籍とはまったく別物である。読めればいいというものではない。
 著者は「たしかに内容は第一です。しかし、だからと言って形はただあればいいというものではないでしょう」と書いているが、私もそう思う。著者の言葉を続けると、「書籍の編集とは、言わば一次元である原稿を獲得し、その内容にふさわしい本という三次元のモノに仕上げて読者に届ける作業」となる。私たちは本という「三次元のモノ」を楽しんでいるのだ。
 オビから最後の奥付けにいたるまで、それは愉しみに満ちている。

 だとすれば、電子書籍に対抗するものとして、より読者を楽しませ満足させる本づくりや販売の方法が求められるように思う。
 本はシーラカンスとなって生き残るのだろうか。それとも、より素晴らしい惑星を求めて旅立つのだろうか。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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一冊の本を作り上げるまでの雑学が満載

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 著者は40年に渡って新潮社で書籍の編集に携わった人物。自らの経験をもとに、一冊の本を作り上げるまでの、読者が気づかない細分に至る工夫について綴った新書です。

 新潮文庫だけが他者の文庫と異なり天(上部)がきれいにカットされていないのはなぜかと子どもの頃から疑問に思っていました。本書によればそれは他社が短冊状の紙栞を本の間に差し挟んでいるのに対して新潮文庫はスピン(ひもの栞)をつけているためだとか。
 天まで機械で裁断してしまうとこのスピンが切れてしまうからです。なるほど。
 ですが、同じ新潮社の本でも単行本はスピンがついていながら天がきれいにカットされているのはなぜなのでしょう。それについては言及がありません。

 新書は地(頁の下部)に親指がかかる余白を生むために、1行の文字数を少し減らす工夫を施しているのだそうです。これは通勤電車内で吊革につかまったサラリーマンが片手で持ちながら読書することを想定した心憎い配慮です。

 文学全集を出すときに編集者は配本順に頭を悩ますという話も興味深く読みました。
 配本順が後の巻ほど部数が減っていくので作家の印税収入を大きく左右します。作家によっては自作品が文学全集に納められる条件に早めの配本を指定してくるそうです。
 
 こうした本の編集にまつわる雑学ネタが満載です。

 ただし一般読者にはそこまで専門的な話をするならばもう少し分かりやすくする工夫がほしかったと思われる点もあります。
 例えば、本のジャケットカバーの配色に触れた箇所などは、色見本などカラー写真が提示されるわけでもなくお話が進むので、理解が進みませんでした。

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物理的な部分が中心で,すこし期待はずれ…

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の判型から装丁,校正,活字とフォントなど,はばひろく,「なつかしい」 話題にふれている. だが,電子化されるであろう本の未来をかんがえればもちろん,現在をかんがえても,もう本づくりの中心からはずれてしまった話題がおおい. 編集者の仕事としては著者との共同作業など,もっと内容にかかわる部分がまずあたまにうかぶが,そういう部分についての記述はすくない. 本の物理的な部分にも興味はあるが,すこし期待はずれだった.

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本はモノ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本はモノ。それはそうなんだが。
書き手だけでなく、編集者を意識した。
読みやすさとか価格とか注目してなかったんだが、勉強になった。

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