電子書籍
旅のラゴス(新潮文庫)
著者 筒井康隆
北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。
旅のラゴス(新潮文庫)
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紙の本旅のラゴス 改版
2016/02/23 14:50
SF 苦手な人にも是非!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF とファンタジーの中間のような話なので専門知識も少なく読みやすい。
駄目なSF に有りがちな独りよがり感も無く読後感も良い。
3時間位で一気に読んでしまった。
満足。
紙の本旅のラゴス 改版
2019/01/28 23:09
筒井氏の作品だから何が起きても驚かない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井氏の作品だから何が起きても驚かない。この作品で起こった出来事は想定内であった、と言って想定内だから物足らなかったということではない。読み手として彼の作品については、どういう展開になろうとも覚悟しているという前提があるのだ。主人公ラゴスの住む世界は一度文明が破壊されてしまった世界で、その代わり集団転移とか同化といった超能力を授けられている人もいる。筒井氏も年をとったがこちらも年をとってきているので(彼が50代になる手前の作品)、ラゴスのゆっくりとした行動は歓迎だ。もう少し前の筒井氏ならラゴスにひと暴れさせていたことだろう
紙の本旅のラゴス 改版
2016/04/20 13:14
一気に読んでしまいました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tacotaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポイント期限が迫っていたので、定価が安くて面白そうな本を買おうと思い、この本を選びました。内容が面白く、ページ数も手ごろだったために一気に読んでしまいました。また、注文してから手元に届くまでの時間も短くて良かったです。
紙の本旅のラゴス 改版
2015/08/19 10:52
旅のラゴス
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラゴスと一緒に不思議な世界を旅しました。
とても感動しました。
紙の本旅のラゴス 改版
2024/01/25 10:41
何度飲んでも面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユニークな超能力をもった人間が次々登場し、自分もその能力ほしいと思いました。旅をすることによって、人生というもうひとつの旅がはっきりと見えはじめる、ということだそうです。
紙の本旅のラゴス 改版
2016/02/05 12:25
ラゴスとの旅
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:$hin - この投稿者のレビュー一覧を見る
・ファンタジーと現実の中間地点のような設定
・テンポ良い展開
・キャラクターが立った登場人物達
・傑作ショート・ショートを読んでいるかのような区切りの良さと
それが繋がり、大きな一つの物語に昇華する上質な映画を見た後の読後感
賛否が出そうな設定ではあるが、
人気や期待の高さに違わぬ傑出した作品と言える
読中・読後に訪れる高揚感や満足感は
他を抜きん出ていると言える※他と被らない味付け
紙の本旅のラゴス 改版
2021/06/01 16:39
表紙の絵素敵
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったけど最後が。いざとなれば転移できると勝手に安心して納得させました。
著者の人生経験なのか教訓が所々に散りばめられていました。
電子書籍旅のラゴス(新潮文庫)
2020/04/26 20:02
想像力の旅
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
放浪の末に王となる、主人公・ラゴスの数奇な運命に引き込まれます。道中に立ち寄った巨大な図書館で、貪るように本を読むシーンが特に好きです。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/10/17 20:28
ラゴスが過ごした人生
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひまわりまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つ一つは短編のようになっていて、でも実は一つの壮大な流れの中にいることに最後に気が付く仕掛け。難しいこともなくすいすい読み進められるけれど、その卓越した筆致はさすが筒井康隆と思わせるし、最後にわかるラゴスの人物設定は、やっぱり「いいとこつくよなあ」と思わせる技術力。一生をかけてラゴスが見出したものって何なんだろう、人生はあっという間に過ぎ去っていってしまうことを改めて思い、一日一秒を大事に生きようと思う。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/09/04 04:52
物語の旅
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラゴスとともに不思議な冒険を味わうことができます。読書は旅だという、著者からのメッセージが込められていました。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/07/25 00:53
旅をする理由とは
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まちゃあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
旅をする理由は最愛を探しに行くことなのか。それは人かもしれないし、場所なのかもしれない。また、自分自身に決着をつけることも旅なのだろうか。過去の後悔を胸にして。また、旅とは知識と経験を身につけるほど更に身につけに行きたくなるのかもしれない。でもその知識をひけらかし、無知に急激な叡智を与えると危険なことも本書は教えてくれた。目的意識を持って旅がしたくなった。まだ間に合うかな?
紙の本旅のラゴス 改版
2017/06/13 12:50
爽やか
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:神林 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井康隆の入門としては素晴らしい小説だと思います。
紙の本旅のラゴス 改版
2015/08/12 12:26
不思議であり現実的であり
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ろんろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
すべて空想の旅物語とは思えず、どこか現実味を感じる不思議な世界。人生はまさに旅であるという原点を感じさせる。小さくてもいいから非日常を感じに旅に出たくなりました。
紙の本旅のラゴス 改版
2015/04/26 10:37
良いのでは
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めたばかりですがいいと思います!
紙の本旅のラゴス 改版
2022/02/05 09:44
妙に好感のもてる主人公
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラゴスが旅をする途中で奴隷になったり故郷で大学教授になったりして最後は北の森に向かう話。「旅」というと短期間の移動をイメージしていましたが、ラゴスの場合は奴隷でいる期間が7年、故郷に戻って過ごしたのが15年ぐらい…と1か所にとどまる期間がかなり長く、人生そのものが旅なんだよな…ということに思い至りました。人間が瞬間移動できたり空中に浮かべたりして非現実的な設定ですが、妙に好感を持って読み進められる小説でした。