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人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
著者 著:吉川洋
人口減少が進み、働き手が減っていく日本。財政赤字は拡大の一途をたどり、地方は「消滅」の危機にある。もはや衰退は不可避ではないか――。そんな思い込みに対し、長く人口問題と格闘してきた経済学は「否」と答える。経済成長の鍵を握るのはイノベーションであり、日本が世界有数の長寿国であることこそチャンスなのだ。日本に蔓延する「人口減少ペシミズム(悲観論)」を排し、日本経済の本当の課題に迫る。週刊ダイヤモンドの2016年〈ベスト経済書〉第1位。
人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
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2017/02/27 22:46
思わぬ発見
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済成長には技術進歩(イノベーション)が必須であり、人口減少は恐れるに足らないというのが、この著作の趣旨である。各紙書評でも紹介され、売り上げも好調のようであり、改めてとりあげるまでもない気もするが、本書の中で、過去100年の日本国内上位30位までの都市別人口ランキングは、大変興味深い内容であった。今では人口流出の止まらない地方都市(和歌山、福井、松江、鳥取、弘前、米沢など)が、明治11年には、30位以内に顔を出している。この100年間の日本の産業・社会構造の変化を思い知らされた。このランキング表をみるだけでもこの一冊に目を通す価値は十分にあると思う。
2017/11/06 14:35
元気がでる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人口減少社会というテーマを扱うとどうしてもネガティブな内容になりがちだが、本書は問題点を指摘しつつも、ポジティブな未来を示唆してくれているので、元気が出てくる。