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飛田で生きる
著者 杉坂圭介
現在、160軒がひしめく大阪・飛田新地。そこで2軒を経営する人物が初めて当事者として内情を語る。ワケあり美女たちの素顔、涙なしに語れぬ常連客の悲哀、アットホームな小部屋の中、タレントばりの美貌の日本人美女たちはどこから来たのか、呼び込みの年配女性の素性、経営者の企業努力、街の自治会の厳格ルール、15分1万1000円のカラクリ、元遊郭の賃料と空き状況、新参経営者の参画等、人間ドラマから数字的なディテールまでを網羅する。
飛田をめざす者 「爆買い」来襲と一〇〇年の計
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飛田で生きる 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白
2021/06/05 12:58
イメージとしての「飛田」とリアルの飛田
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投稿者:tas - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで飛田新地を、どこかおとぎの世界的な、生きている現実とは不連続的な世界に感じていた。内部に生きた人の語りを読むことで初めて、自分との地続きの空間であると理解できる。今、性風俗にまつわる問題が徐々に可視化されている中で、経営、男性視点ではあってもこのようなエッセイは社会問題を身近に感じ、考え始める一冊としていいのかもしれない