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鍵のない夢を見る(文春文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 9件

電子書籍

鍵のない夢を見る

著者 辻村深月

望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!

鍵のない夢を見る

540 (税込)

鍵のない夢を見る

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本鍵のない夢を見る

2016/08/28 10:58

地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描いた直木賞受賞作です!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、辻村氏の直木賞受賞作です。本書には、地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描きだしています。どうして私にはこんな男しか寄ってこないのだろう?放火現場で再会したのは合コンで知り合ったさえない男。彼は私と再会するために火をつけたのだろうか?これは「石蕗南地区の放火」の一例ですが、他の作品でも、不遇な女性の状況を克明に描き出します。ぜひ、本書をお読みください。

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紙の本鍵のない夢を見る

2016/03/02 13:24

好きな短編集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集なんだけど、全てにおいてキーワードは『鍵』。全部好きだった。

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紙の本鍵のない夢を見る

2018/05/30 23:34

同性としては、かなりつらいものがありました

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村深月『鍵のない夢を見る』には、女性が主人公の5つの短篇が収められています。
直木賞受賞作品だけあって、読み応えがあり、どれも、うまいなあと思うのですが、読んでいて、いささかしんどい。
特に、出てくる男たちが、どいつもこいつも、とんでもなかったり、なさけなかったりして、とほほとなりますねえ。
やはり女性作家の見方はきびしいのかしら。

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電子書籍鍵のない夢を見る

2018/01/08 01:01

行き詰まりの中で生まれるドラマ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「行き詰まっている」感じは最後の2作(『芹葉大学の夢と殺人』、『君本家の誘拐』)に顕著だと思いました。特に一人称小説なのに客観的視点がうまく取り入れられているのが素晴らしいですね。他の作品も読んでみようという気になりました。

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電子書籍鍵のない夢を見る

2017/10/17 05:29

第147回直木賞受賞作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

鍵をテーマにして、鬱屈とした思いを抱える登場人物の心を映し出していきます。他の誰かを支配しようとする暴力について考えさせられました。

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紙の本鍵のない夢を見る

2015/08/31 21:47

「日常」の中に雑然と交じり合っている「正常」と「異常」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うおざ - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村深月さんの直木賞受賞作品。
短編が5編。

うまいなあ。
なんか、ざわざわした心地「悪さ」が絶妙。
現代の一面を鋭く切り取っている、という感じがする。
その切り口の鮮やかさ、というか、それを切り取った刀の切れ味に舌を巻く。

それぞれの話の「語り手」によって、
「日常」の中から、ぽろっと浮きだしてしまった「狂気」が描かれる。
ちょっと前までは、「ちょっと困ったヤツ」や「ちょっとウザいヤツ」として
日常の中にそれなりに居場所があったはずなのに、

どこから歯車が狂ったのか、だんだん「日常」から浮きだして、
ますます暴走していく。

それを見つめる「語り手」も、単なる無垢な「被害者」ではない。
「何かおかしい」と見つめる被害者の目もまた、歪んでいる。

この本の前に読んだ「凍りのくじら」でも、
日常に居場所を失って、だんだん常軌を逸して行く男が描かれていたが、
「被害者」の少女は、細い道を辛くもたどって、明るい未来につながることができた。

ところが、この短編集では、
物語の「語り手」のほうも、危うい歪みの中に生きている。
自分の歪みには気づかずに、でも、他人の歪みを語るとき、
はからずも、語り手自身の歪みもあぶり出される。

「日常」の中に雑然と交じり合っている「正常」と「異常」。
どこまでなら「正常」なのか、どこからが「異常」なのか。
誰もが、危ういバランスの中にいるのだ。。。読み手である自分もまた。。
・・・と、うっかり気づかされてしまう恐ろしさ。。。

特に、最後の一編は、
小さな子どもを持つ「母親」にとっては、切実。
母親ならきっと誰もが、この物語の「元ネタ」のようなエピソードを持っているだろう。

赤ん坊と二人きり、世の中から切り離されてしまったような孤独感とか、
夜泣きされて、朦朧となりながら起き上がる真夜中とか、
自分を求める小さな存在が、可愛くて、憎たらしくて、愛しくて、
でも逃げ出せない責任感の途方もない重さとか。

これは、「赤ん坊と二人きり」という状況を経験した人だからこそ書けるんだろうな。
そして、それを描く筆のなんという容赦なさ、鋭さ。
この鋭さがあるからこその、直木賞作家なのかな。

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紙の本鍵のない夢を見る

2015/08/08 07:05

アンハッピーエンド

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:UE - この投稿者のレビュー一覧を見る

「仁志野町の泥棒」は赤羽環のお母さんを、「芦葉大学の夢と殺人」は若尾大紀を思い出させる。でも、スロウハイツや凍りのくじらと違うのは、主人公たちに「救い」がないこと。
面白いので読んでしまうけど、そろそろハッピーエンドなものが読みたいなーとおもった作品でした。

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電子書籍鍵のない夢を見る

2018/06/27 10:18

いい意味で期待はずれ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:晴耕雨読なわたし - この投稿者のレビュー一覧を見る

女史の作品を読み始めたばかりですので、こんな作品も書くんだ、、とある意味新鮮ではありました。あとづけの林真理子さんとの対談ですが、同郷の先輩後輩のエールのおくりあい。これだけがちょっとうんざり、かな。

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紙の本鍵のない夢を見る

2018/11/21 17:44

色々な

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

色々な仕事、家族関係・・・それぞれの過去・現在をもっているのを独特な設定で書かれていて面白かった。が同感・同情っていうものがなくまたこの本を手に取ることはなさそうな全体の印象だった。

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