電子書籍
ファザーファッカー
著者 内田春菊 (著)
「もう、父親にやられてんの、いやんなっちゃったし」性暴力を続ける義父と、見て見ぬふりをする実母にうんざりして、16歳で家を出た静子の凄絶な青春時代。逃避行、東京への出奔、セックス、中絶、旅館の住み込みからスナックのホステスとなり、マンガ家や歌手への夢を抱いて再び上京、レーサー崩れの男との結婚・破局まで、激流のような、辛苦と希望が交錯する日々。映画化された話題沸騰作『ファザーファッカー』とともに、内田春菊の原点を描く傑作小説。
あたしが海に還るまで
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紙の本あたしが海に還るまで
2002/04/10 00:53
知りたくない事
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タキレイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃的なラストほど、続きが気になる。だからこそ見たくない事実だってあるもんだ。私はファザーファッカーのラストが涙が思わずこぼれてしまうほど素晴らしいものだっただけに、この続編にとてもがっかりした。知りたくなかった。確かに、今の春菊さんの幸せぶりからこの時の静子の未来を予測するのは難しい。だからこそ物語として成立するものではなかったか? それでも続きが気になる人は読んでみてはいいのではないかとは思うが…。
紙の本ファザーファッカー
2001/05/14 19:11
家という密室
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族とは、ときに完璧にちかい密室を作り出す。主人公の少女は、その密室の中で母親を信じ、大人を信じて子供時代をすごしてきた。
その内容の過激さに反して、文章はたんたんとしている。あらゆる暴力や理不尽の渦中にいながら、彼女の視線はいつも、どこか冷静。いや、家族という密室において、その行為が常識とされれば、強い恐怖心や反抗心は生まれないのかもしれない。
そして、だんだん大人になり、自分なりの知識がついてきた所で、初めて自分のおかれた立場の異常さに気付くのだ。
終始たんたんとしていながら、行間には激しい憎しみも見え隠れする。
この小説が私小説ならば、きっと「書く」ことで彼女は復讐をしているのかもしれない。
電子書籍ファザーファッカー
2016/06/21 02:02
なかなか衝撃的です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コルダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからしてかなりびっくりですが、内容はさらに上をいきます。これが著者自身の実話らしい。続編もあります
電子書籍ファザーファッカー
2017/10/20 11:45
性的虐待
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
作者の自伝的小説。
今でこそよく言われるようになった、養父による連れ子への性的虐待、それを知りつつ黙認する実母の問題。
小説としてそれほど面白いわけではないけど、それを公にしたのはすごいと思う。
紙の本ファザーファッカー
2002/05/29 00:27
16歳の女子高校生時代に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キャラ・スーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
16歳の女子高校生時代に体験した処女喪失。
そして、実の母のもとに犯され続けた日々。
その相手は義父……。
人気漫画家・内田春菊氏による衝撃の自伝小説。