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3件
信長の棺
著者 加藤廣 (著)
驚天動地の歴史ミステリーは、安土城の終焉から幕を開ける――。本能寺から消えた信長の遺骸。その謎を追う太田牛一の執念が掴んだ恐るべき真実とは。斬新な信長像が話題を呼んだ傑作長篇!
小泉純一郎氏が首相在任中、感銘を受けた本として、話題をさらった本書は、消えた信長の遺骸を追う本格歴史ミステリー。安土城や本能寺の建築構造に触れたり、隠密集団の秘術が解明されるなど、和製『ダ・ヴィンチ・コード』として紹介されたことも。数々の歴史の謎が解かれていくカタルシスは、まさに一気読み必至! 経営コンサルタントとして地域経済を長く見つめてきた加藤廣氏の、75歳時の衝撃的デビュー作。
信長の棺 下
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信長の棺 下
2008/10/21 23:54
点が線になる空想をもたらす歴史ミステリー
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
太閤依頼の「信長記」を書き終えたが、信長にまつわる謎は解けない。信長の桶狭間の謎を追ううちに、さまざまな事件に巻き込まれる中、多志との恋におち、どとうのごとく謎が明かされてくる。さまざまなことの糸口があきらかになり、秀吉の死をピークに多志の叔父権から謎が明らかにされる。加藤廣の空想の世界からの信長ミステリーであるが、ある程度本当のことかもしれない。歴史の謎はいろいろあるが、点が線になる空想をもたらす歴史ミステリーだ。
信長の棺 上
2008/10/21 23:48
信長死へのミステリー序曲
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「信長記」を書いた大田牛一を主人公に、本能寺の変で死骸がみつからなかった織田信長のなぞにせます歴史ミステリー。このミステリーはすごく飲み込まれるように読めた。上は本能寺の変直前から太閤秀吉に「信長記」執筆を依頼されるまでの話。信長の死について、牛一の思いを実証へと変えるためのプロローグがつづられている。牛一が尊敬してやまない信長が死ぬことで、太閤秀吉が天下をとった世の中になったことから、秀吉がなぜ大返しをできたか、信長がなぜ桶狭間で今川義元に買ったのかのなぞにせまるための序章がはじまった。
信長の棺 上
2023/06/29 09:56
信長の遺体の場所の謎に挑む
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
(上下巻)
これは、想像力を駆使した本能寺の変のときの信長の行動です。
秀吉の思惑がどうなって表れるのか。信長の遺体はどこに行ってしまったのか。その謎に挑む歴史小説です。