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日本の色を知る
著者 著者:吉岡 幸雄
化学染料を使わずに天然素材で糸や布を染めていた時代の色彩とは。植物染による日本の伝統色を追究してきた著者が、折々の季節、行事にまつわる色を解説。物語や歌に込められた四季の想いを手掛かりに、古来の色彩感覚を甦らせる。紅花(べにばな)、藍、刈安(かりやす)などによる古法の染色方法を解明しつつ、古くは平安時代にさかのぼり、日本人が色とどのように付き合ってきたかを紹介。美しいカラー写真とともに綴る、「日本の伝統色」入門書。
日本の色を知る
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紙の本日本の色を知る
2016/12/04 18:27
日本の季節と色のかかわり
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔から日本人は、季節の移り変わりを敏感に感じ、草花や果実といった自然の色で表し、自分たちの生活に取り込んでいました。古代の人たち、平安時代の貴族たちやその後の時代の歌人が歌に残し、色によって自分の心を表現していたことからもわかります。今の日本人がふと忘れてしまった季節の移り変わりについて、自然の色とともに思い出させてくれる本です。素敵な草花の写真とともに暦とのかかわりを、丁寧な言葉で、そっと教えてくれます。普段の日常生活に追われている人、ちょっと手に取ってみて、季節とそれに紐づく色を感じてみませんか?こんなゆったりとした季節の感じ方あるんだって気持ちにさせてくれますよ。