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現代語訳 南総里見八犬伝 下
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現代語訳南総里見八犬伝 上
2020/05/19 08:40
我が国の長編伝奇小説の古典です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代の後期に滝沢馬琴によって著わされた大長編読本であり、当時の戯作文芸の代表作とされ、また我が国の長編伝奇小説の古典の一つです。河出文庫からは上下2巻シリーズで刊行されており、同巻はその上巻です。南総里見家の勃興と伏姫・八房の因縁を説く発端部(伏姫物語)、関八州各地に生まれた八犬士たちの流転と集結の物語(犬士列伝)、里見家に仕えた八犬士が関東管領・滸我公方連合軍(史実世界の古河公方連合軍)との戦争(関東大戦、対管領戦)を戦い大団円へ向かうといった話が語られますが、同書はその前半部分です。ぜひ、この我が国に代々伝えられてきた貴重な怪奇小説をお読みください。
現代語訳南総里見八犬伝 下
2020/05/17 11:02
江戸時代後期を代表する滝沢馬琴によって著された大長編怪奇小説です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代後期に曲亭馬琴(滝沢馬琴)によって著わされた大長編読本で、刊行から数えて28年をかけて完成したと言われています。原本は全98巻、106冊から構成されています。江戸時代の戯作文芸の代表作で、日本の長編伝奇小説の古典の一つでもあるとされています。河出文庫では上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻です。内容は、室町時代後期を舞台にして安房里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする物語です。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣が身体のどこかにあります。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集していきます。ぜひ、江戸時代の怪奇小説を一度、読まれては如何でしょうか?
現代語訳南総里見八犬伝 上
2020/09/24 20:50
波乱万丈の伝奇小説
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投稿者:honto好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
波乱万丈の伝奇小説。複雑な人間関係や魅力的な悪役といった伝奇小説の系譜は鳴門秘帖へと受け継がれていくのだろう。鳴門秘帖のネタ元と思えるような場面もあった。ただ、主人公の八犬士が儒教的な価値観を体現した存在であるため、人物の書き分けができていないのが物足りなかった。