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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3
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僕は友達が少ない

学校で浮いている羽瀬川小鷹は、いつも不機嫌そうな少女・三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。「もしかして幽霊とか見える人?」「友達と話していただけだ。エア友達と!」「……」小鷹は夜空とどうすれば友達が出来るか話し合うのだが、夜空は無駄な行動力で友達作りを目指す残念な部まで作ってしまう。しかも何を間違ったか続々と残念な美少女達が入部してきて――。みんなでギャルゲーをやったりプールに行ったり演劇をやったり色々と迷走気味な彼らは本当に友達を作れるのか? アレげだけどやけに楽しい残念系青春ラブコメディ誕生!

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (13件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (4件)
  • 星 1 (0件)

紙の本僕は友達が少ない 1

2009/09/05 14:35

だって休み時間は暇だし

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 そうそう。休み時間なんて、寝ているか、ぼーっと空を見ているか、トイレ行くくらいしかやることないし。そんな、友達が少ないことを自認する人たちが、友達が少ない事で憐れまれないようにかりそめの友達となって、本当の友達を作るために必要そうな活動をするというお話。こうやって文章にすると、涙なくしては読めないような気がするが、実際はとても楽しそう。

 冒頭で紹介される様に、将来的にはもっと部員が増えるみたいだけれど、今回登場する部員は4人のみ。母親が英国人のため染めるのに失敗した様な金髪を持ち、周りからヤンキーだと思われている羽瀬川小鷹。黒のロングヘアで容姿は抜群なのだけれど、放課後エア友達と楽しく語り合っている三日月夜空。理事長の娘でスタイルも抜群、クラスの男子を奴隷の様に扱うが女子からは嫌われている柏崎星奈。小鷹の男らしさに憧れて入部する、美少女の様な容姿を持つ少年、楠雪村。
 そんな彼らが、仮想友達との共通の話題作りのためにゲームの通信プレイに挑戦したり、ギャルゲでコミュニケーションのやり方を学ぼうとしたり、友情を維持する演技の勉強のためにお芝居をやってみたりする。最後は、お約束として、色々と残念な結果になるわけだけど。

 とにかく、作者が楽しく書いていることが伝わってくる作品。

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紙の本僕は友達が少ない 6

2011/05/24 19:08

気づかない本人を置いて醸成が進む“小鷹ハーレム”

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の中身としては同日発売の『ドラマCD付き特装版』と同じなので、「限定版」的な響きにどうしても呼応してしまう体質でもなく、ドラマCDも別に……、という御仁であれば通常版で充分であろう。表紙カバーが異なるが、これは先頭の口絵と入れ替えているようなので、イラスト的な損失も無いものと思われる。余談だが、純粋に可愛い挿絵という意味で絵師さんは今回も素晴らしい仕事をしている。著者近影のQRコードもチェックしておこう。

さて、内容としては、かなり“小鷹ハーレム”に偏ってきたな、というのが率直な印象である。少なくとも『番外編』を除けばかつてのような破壊的なネタが影を潜めており、隣人部のメンバー同士(というか、主に小鷹対女性陣)の気心の知れたやり取りが中心になりつつある。今回はいつになく幸村が言葉少ないながらも会話に参加する場面が多いため、合いの手を打つ人物が若干多い気はするのだが、幸村も隣人部でそれなりに頑張っているような気がしないでもない雰囲気でもある。何かにつけては小鷹の反応を伺いながらも、その朴念仁振りに嘆息する場面が繰り返されるところにラヴコメ的胸キュン成分は増したものの、本シリーズらしさというか醍醐味において少し物足りない部分も感じた。ただし、これは本巻の前後に見られた伏線的内容を意図して、その前振りのためにラヴ方面を重視したのかもしれない。話そのものは面白いし、頁数も多くないためにサクサク読める気軽さはある。

末尾に配された『番外編』は、ドラマCDの脚本に加筆・修正を加えて短編化したものなので、これを読めばCDの内容は判るのだが、これに限っては(もちろん褒め言葉として)かなりヒドイ。逆に、この内容ならば是非とも“声”を聴いてみたいと悶絶させられるかもしれないエピソードであろう。

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紙の本僕は友達が少ない 2

2009/11/22 22:13

破壊力そのままの見事な爆笑劇

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

破壊力抜群の面白さは今回も健在である。そして、もし作者が意図的に行ったならば「お見事」と唸ってしまうニクい構成が今回見られる。まずは前巻でチラ見せだったキャラ達が正式に入部した訳だが、いわゆる残念なダメ人間という同じ系統ながらどこか少しずつズレた属性を持っていることで会話、とりわけボケやツッコミに幅と深みが出ている。そして、この新加入組のそれぞれに活躍の場を与えることで友人部の構成そのものにも幅と深みを持たせている。口は悪いが純真なおバカゆえに夜空から好いように弄ばれる幼女シスター【マリア】の真っ直ぐな言動や小鷹への懐き振りも良かったし、予想以上にブラコンだった【小鳩】が素に戻った時の可愛らしさもかなりの威力だった。この2人の小学生以下な口喧嘩も楽しい。そして何より【理科】の凄まじい腐女子っぷりが後半に大爆発する。“理科室”の由来も可笑しかったが、ここで素晴らしいのは、本来なら理科が入部した時点で判明しても良さそうな幸村の素性をあえてスルーして、この後半のあまりにもナイスな話題の時に絡めていることである。この巧みな構成によって理科の大暴走がより鮮明になり、マニアック過ぎて誰もついていけない爆笑BL物語が紡がれることになる。また、この3人が揃って小鷹ラヴに向かっていることもポイント。まぁ、お子ちゃまに腐女子なマッドサイエンティストなので小鷹も全く相手にしていないのだか、何気にこれを気にする夜空と星奈がいたりして思わぬ小鷹ハーレムが形成されているのが面白い(腐女子ばかりだが)。終盤に炸裂した夜空の超絶ドS振りも見事で、読み終えてみれば全体を通してみんなに登場の機会と多様な爆笑ネタを振り分ける手腕に舌を巻いた。作者の中では早くも各キャラが独り歩きしている感じなので、ネタの枯渇とマンネリ化にだけ気を付けてどこまでも続けて欲しいシリーズになったと思う。

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紙の本僕は友達が少ない 1

2009/09/04 00:49

切ない背景が見え隠れしている爆笑作

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

・プロローグというかキャラの顔見せというかツカミのようなもの
章題通りの話。本編はまだここまで至っておらず、この章だけの登場人物がいる。ヒロイン2人が(驚きと笑いの)とんでもないことをしている。

・羽瀬川小鷹
・夜空
・柏崎星奈
主人公と2人のヒロインの名前がそのまま章題になっているが、隣人部誕生の経緯が綴られている。

・狩り
・ギャルゲヱの世界へようこそ
部室でゲーム三昧の話が2つ。ただゲームしているだけだが、その仕方が爆笑モノ。この辺から雰囲気が『生徒会の一存』っぽくなるが、あちらほど弾けていない代わりに会話はこちらの方がイタい。

・舎弟
あの秀吉の独占的地位に仲間入りしそうな抜群の美男子登場。小鷹への間違った憧憬振りが残念過ぎる。

・羽瀬川さんちの家庭の事情
小鷹の妹が、ロリな皆様が鼻血をビビデバビデブーしそうなキュートな姿を披露しているが、アニメに感化された普段の様子はやっぱりイタ過ぎる。

・汚れちまった悲しみに
ギャルゲーに汚染された星奈が、さらに過激な方面のゲーム世界に踏み込んでおり、それをネタにする話。なぜ女の子の星奈がギャルゲー方面に走るのかは本作のテーマに沿った切ない理由から。

・桃太郎伝説
章題に反して演劇の話。なぜ隣人部で演劇なのかは、これもまた本作のテーマに沿っているから。

・ヤンキー侍母校に帰る
夜空がオリジナル脚本をつくる話。かなりイタい。どーしようもなくイタい。そして酷い。もちろん笑える意味でだが。

・プール
・昔のこと
次巻への伏線と引きを兼ねた話が2つ。ここにきてようやくラヴ成分が入り、星奈にはフラグが立った格好。小鷹と夜空には10年前の秘密もあるようである。この流れからいけば次巻ではさらに面白くなりそうな展開もあり得そうな予感である。

おそらく本作は、最後に書かれた『一生お互いを大切に思える友達なんて、本当にあり得るのだろうか』との問いに対する答えを探す、模索する物語になっていくのだろう。ちなみに表紙や口絵よりも中の挿絵の方が可愛い。

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紙の本僕は友達が少ない 5

2010/12/07 19:01

想像の盲点を突く展開

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 中盤の展開は、本当に叫ぶかと思った。まさかここまで来てこんな攻め気を出してくるとは。想像の盲点にあった感じ。

 今回は、柏崎星奈が羽瀬川小鳩を誘った流れで、小鷹、三日月夜空、志熊理科、楠雪村、高山マリアの7名で平日の遊園地に遊びに行く。初めて遊園地に来たメンバーが何人もいる中、それぞれがそれぞれの楽しみ方で遊ぶ…だけれど、最後にはいつものような始末に。そしてさらに意外な事実が発覚する。
 雪村の衣装チェンジ、理科の髪型チェンジなどを経つつ、またまたみんなでゲームをしたり、理科の変な発明に付き合ったり。いつものように終わるかと思いつつ、次に向けて爆弾が投げ込まれる。

 4巻の星奈との結婚話が中心になるかと思ったのだけれど、それはちょっと据え置き。でも、小鷹を巡る女子たちのアプローチ攻勢に全体がシフトしてきつつある感じ。特に、年少メンバーが積極的。
 もはやこのメンバーたちが何か遊んでいるだけで十分な面白さがあると思うのに、さらに劇薬を投下し続けるという、エンタメ性を追求する作者の姿勢はすごいと思う。一歩踏み外すとどこに行くか分からないという密かなスリル!

 6巻は文化祭イベントになるようですけれど、変に追求しすぎて乙女ゲーみたいな恋愛展開に落ち着くのは回避してほしいなあ。せっかく、それ以外にも楽しめる要素があるのだから。

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紙の本僕は友達が少ない 5

2010/11/23 17:13

笑いの破壊力こそやや小粒だが安定した水準

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

理科と共に表紙を飾った幸村。口絵ではけしからんほど素敵な登場さえしているが、「男なのに、このしなうやかなラインは?」とトキメキつつ「でも、男だからな」となるところを本編でいろいろと驚かせてくれる第5巻である。今回で一番のトピックとも言えるのだが、その割に扱いが軽いのはサブキャラ故か?挿絵も含めてめっちゃ可愛いんだけどな。むしろ、どのような理由でこうしたのか、次にどう繋がっていくのかが気になるところ。冒頭の羽瀬川父子の電話で触れられた件も放置しているところを見ると、最後で不意に出てきた「思い出」と併せて、次巻以降では“小鷹ハーレム”にさらなる動きがあるのかもしれない。そんな、次のイベントへの橋渡し的な内容だったように思えた。

日常面では、遊園地(またもやぶちまけるメインヒロイン達)に温泉に「乙女ゲーム」なるものと、これら全てに残念要素が盛り込まれていることは無論だが、かなり楽しんでいるようでもあり、場合によっては「おいおい、これなら全然リア充じゃね?」と言いたくなる毎日を送っているようにも見えてくる。キャラ達が存分に独り歩きしている面白さと、みんなで会話している楽しさが出ており、自然に割り込んでくるセリフのキレも良い。

大爆発の笑いは多くないかもしれないが、面白地雷が随所に仕掛けられており、いつも元気なマリア、星奈に追い回される小鳩、そして、失敗続きながらもちょっとだけ良いセリフを最後に吐露した夜空も含め、みんなに満遍無く出番がある。これだけ勝手気ままな活動をしていながら、隣人部としては纏まっているようにも見える不思議なテイストが醸成されてきたようにも思った。

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紙の本僕は友達が少ない 3

2010/03/25 17:41

最後に大きな転機を迎える夏休みと残念合宿

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

略して『はがない』だそうである。そんな『はがない3』だが、夏休みをじっくり綴ったせいか、前半はスローなスタート。ショートショートみたいな短い区切りで、笑いもやや控えめ。どちらかと言うと淡々とした雰囲気で、小鷹と小鳩の日常的な風景も織り交ぜながら部活の様子を描いている。残念っぷりは相変わらずだが、むしろ「兄弟とか姉妹とか親とか仲間なんかと、こんなおバカな会話してる、もしくはしたことあるよね?」といったほのぼの感も若干漂う。これはこれで悪くない。そして、前巻を受けて星奈邸を訪れるところから俄然面白くなる。星奈(父)が威厳たっぷりに登場するも、一緒に登場した家令(執事)のステラさんの、実にお茶目な言動で本音がだだ漏れだったのが微笑ましかった。そして、ある意味予想通りというか、ここで読み手としては非常に楽しみな伏線が張られる。この時もそうだったが、今回は小鷹が時折ナイスガイな一面を見せており、星奈のフラグが順調に立っているようである。対する夜空は、星奈やマリアを手玉に取る鬼手腕は相変わらず全開ながら、ちょっといじめっ子な装いを纏い始めた感もある。しかし!最後の最後でシリーズの今後を占う大転機を迎えることに。これが実に繊細で儚い美しさを湛えた、幻想的ですらある素晴らしい挿絵で補完されて本巻の大きな引きとなる。読み終えた瞬間に次巻が待ち遠しくなった。他にもマリア&小鳩のお子ちゃまコンビが全編で笑わせてくれるし、後半では理科もアッチ方面で炸裂しているし、それに何と言っても幸村が冒頭から“ぼーっと”存在感を示していることも見逃せない。結局は、この『はがない』ワールドに今回も引き込まれるのである。また、さらに磨きがかかったと思えるナイスな口絵&挿絵が素晴らしいサポート役を果たしている。萌え成分たっぷり。絵師さんもいい仕事してる。

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紙の本僕は友達が少ない 2

2009/11/21 13:37

フルメンバー集結

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 天才少女の志熊理科、実年齢10歳のシスター高山マリア、小鷹の妹である羽瀬川小鳩が新たに隣人部に入部。1巻は教室内で浮いている小鷹がある意味メインだったが、本巻では隣人部内で突っ込み役に徹する小鷹がメイン。理科、マリアの加入で人間関係の変化が浮き彫りになり、夜空と星奈の対立軸から小鷹をハブとする関係性へと移行しつつある感じ。夜空はきちんとした意図をもってあのポスターを描いていたんだなあ、と。
 星奈のダメさが霞むほどの理科のダメさにより、隣人部はいったいどこへと向かうのか。果たして本来の目的が達成される時が来るのか。波乱の兆しを感じさせつつ、次巻では夏休み編に向かいます。

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紙の本僕は友達が少ない 7

2012/03/18 15:59

現実とは戦って勝ち取るもの

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 志熊理科のスカートが5センチ短くなった。理科は本気だ。また、新キャラとして生徒会役員の遊佐葵、日高日向が登場する。

 羽瀬川小鷹の妹・羽瀬川小鳩の隣人部による誕生会が終了し、小鷹は家族以外から祝われる誕生会の素晴らしさに気づいた。やっぱり友達は良い。隣人部の活動を頑張って、友達が出来ても大丈夫なようにしよう。改めてそう思う小鷹だったが、それに対し理科は何かを言いたいようだ。そう、それは読者の言葉でもある。
 学園祭の企画として、隣人部も何かをやろうということになった。紆余曲折の上、小鳩のクラスが映画を作るというので、それに触発されて映画撮影することになった。脚本は、以前、星奈レイプものを書いてきた三日月夜空が担当!しかし予想外に、柏崎星奈も納得の感動の出来栄えだ。楠雪村や高山マリアにも良い役を割り当てて、理科の技術を利用すれば、そこそこのものにはなるはず。だが、そこで高山ケイトの一言から、思わぬ疑惑が発覚する。


 ラブコメの主人公はなぜ鈍感か?それは何も気づかない方が、彼らにとって都合の良い展開が待っているからだ。選択をしてしまえば未来は収束し、あまたの可能性はひとつに絞られる。それを回避するための手段が、鈍感であることなのだろう。

 三日月夜空は小鷹と幼なじみであった過去にこだわる。柏崎星奈は理想の自分が生きる未来を夢想する。だから夜空は星奈と小鷹の間に過去のつながりの事実が発覚した時に動揺したし、星奈はそれが流されても自分で未来をつかみ取る自信があるから拘らない。
 そして志熊理科は現在を生きることに妥協せず、常に最良の選択を目指し続ける。理科だけは感情に流されず、空気を読まず、言いたいことを言う。それは彼女が強いからであり、今の小鷹には彼女のその強さに対抗できるだけのスキルがない。

 もはや何も気づかないふりをして生きられる楽園の時間は過ぎ去った。あとには選択の時間が待っているだけだ。

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紙の本僕は友達が少ない 4

2010/07/24 00:59

みんな自然に楽しめるようになってきた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なぜ目次にわざわざ書いてあるのかなと思ったら、そういうことか!という第4巻。

 10年前の友人関係を小鷹に思い出してもらい小さな秘密を抱えて微笑む夜空と、自宅に小鷹を呼んでお父さんに顔合わせまでした星奈。小鷹の妹というポジションを競い合う小鳩とマリア。小鷹に絡むけれど決定的にはならない理科と幸村。そんな風に隣人部メンバーの立ち位置も固定してきた感じがする。

 今回は、マリアが天才少女だという設定がはじめて生きてきて、ついでに変なシスターもおまけでついてくる。あれをみれば、なぜマリアがあんな子に育ってしまったのかが分かる気がする。
 そして、夜空が自分の態度に迷ってうろたえたり、星奈のいやらしい子ぶりが発揮されている背後で勝手に外堀が埋められていたり、次巻以降で友達を通り越した展開に発展しそうな予感すらしてきてしまう。
 こんな感じで他の子たちが頑張ったので、幸村はいつにも増して影が薄い。同じ様なポジションの理科は、スポットで出て主役を食う働きをするんだけれどね。

 ちなみにボクは、同窓会の手紙は開催日までは捨てません。一縷の望みに託したい気がするから…。

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紙の本僕は友達が少ない 4

2010/07/23 18:44

4冊目にしてもなおネタも切らさずテンションも維持しているのが素晴らしい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタ切れと(主に作者の)士気の低下が最も心配なシリーズと言えなくもないのだが、ここにきてもなお維持していることに感嘆する。まだまだ書いていて楽しいのだろうし、独り歩きどころか独り暴走しまくるキャラ達がきっちり支えているのだと思う。「将来友達が出来た時のために予行演習」という、話題への定番的な入り方も既に出来ており、これを用いたり用いなかったりしてマンネリを極力避けようとの配慮も見られる。何よりシリーズ全体の進行を1冊の最初と最後に集中的に担わせることで、中間の大半をグダグダの残念話に思う存分費やせることが大きいようにも思う。今回の場合は、断髪して正体が判明した夜空のエピソードを前巻からの続きとして冒頭に描き、なかなかの胸キュン破壊力だった夜空のデレを見せながらもこのこと自体は今後の布石として置きつつ、最後には星奈、というか柏崎家の騒動の続きを引きとしている。そして、これらに挟まれた中間部分は、それはもぅいつも通りのイタさである、ええ。そして、マリアに縁がありながら、これまで名前だけだった【マザー・ケイト】の、あまりにも残念過ぎる登場(ある意味、本シリーズの世界観を高らかに宣言した第1巻冒頭の「ダブルリバース」に匹敵するインパクトあり)や、何故か小鷹と裸の付き合いをしている星奈(父)こと天馬(と書いてぺがさすと読む)を通じて、隣人部をひとつ遠巻きに見ている人達の視点を盛り込んでいるのが秀逸だった。隣人部の面々と言えば、今回もまた相変わらずなダメ人間っぷりが痛快に残念なのだが、表紙を飾るだけあってマリアの存在感が特に顕著だったように感じた。常に前向きというか天真爛漫な(しかし口は悪い)反応を見ると、もしかしてマリアって無敵じゃね?と思えるから不思議である。幸村成分多めな絵師さんの仕事っぷりも向上の一途である。

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紙の本僕は友達が少ない 3

2010/03/22 20:27

少なくても深い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 夏休みなので、隣人部のメンバーはプールに行ったり、海に行ったり、お祭りに行ったり、リア充の予行演習を試みるのだけれど、いくつかは残念な結果になってしまったりする。まあでも、人ごみの中にはボクも行かないよ。けど、若干一名がお色気担当要員になったのはなぜなのだろう?
 友達は少ないけれど、身内や仲間への情の深さを想わせる小鷹の言動が節々に見える。彼は、相手のために本気で怒ったりできる相手でない限り、友達とは呼ばないのだろうな。

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紙の本僕は友達が少ない 8

2015/09/17 16:31

ハーレム乗り換え?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

志熊理科から屋上に呼び出され強烈な叱咤を受けた羽瀬川小鷹は、全てを無かったことにした。個人個人との関係を深めることにより、隣人部という彼にとって最高に居心地の良い場所が壊れることを怖れたのだ。
 こうして、隣人部には再び仮初めの平和が戻ってきた。柏崎星奈はチートな能力で空気を読まず、三日月夜空は毒舌でそれに対抗し、楠雪村は真の男を目指す美少女であり続け、羽瀬川小鳩は厨二病を全開にし、高山マリアは無邪気に笑い、志熊理科は変態性を丸出しにしながらお助けキャラを演じる。

 だがやはり、仮初めの平穏は長くは続かない。柏崎星奈に対抗心を持つ生徒会会計の遊佐葵は、隣人部の活動を一週間監視した結果、隣人部を廃部にすべく動き出す。そして、柏崎星奈の無意識の一言によって、それは決定的に崩壊するのだった。
 羽瀬川小鷹の逃避先となるのは、生徒会長の日高日向、副会長の大友朱音、書記の神宮寺火輪、会計の遊佐葵がいる、もうひとつのハーレムとなる生徒会だ。果たして隣人部はこのまま崩壊し、生徒会室でしゃべるラブコメに変貌してしまうのか?

 志熊理科だったり、楠雪村だったり、この部は後輩だけでもってる部活だな。

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紙の本僕は友達が少ない 5

2011/01/31 22:28

「リア充爆発しろ」は名言だと思う。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ5作目。
ミッション系の高校を舞台に、友達の少ない主人公とその取り巻きたちが、日夜部活動と称して友達作りに励むというストーリー。

基本的な展開は第一巻から全く同一で、中身は普通なのに見た目がヤンキーのため友達の出来ない主人公を筆頭に、エア友達が唯一の友達という黒髪美少女や、頭脳明晰・容姿端麗にもかかわらず度を過ぎた我侭からやはり友達のいない金髪巨乳美少女など、それぞれ友達を作るには深刻な問題を抱える登場人物たちがドタバタ劇を繰り広げるというもの。

ドタバタの内容は巻によって異なるが、基本的には他愛もない題材を巡って、主人公たちが大騒ぎするという内容になっている。
ちなみに、この第5巻については、遊園地を舞台に登場人物たちが縦横無尽に暴れまわっている。


作品の最大の特徴は、登場人物のキャラクターバリエーションの豊富さだ。キャラクターの種類で言えば穴がなく、物語を読み進めていくと、ほぼ間違いなくいずれかの登場人物の行動・言動が琴線に触れてくる。

作品のボリューム自体は、ページ数の割にはかなり薄く、一冊を読み終えるのがとても早い。これは本作に限らず、シリーズ全般的に言える話。
それだけ中身がないということだが、お陰で読むのに殆どストレスを感じない。正に娯楽小説の典型といった内容であり、深く考えなくてもサクサク読み進めることが出来るので、暇な時や気軽に何かライトノベルを読みたいといったときに打ってつけの作品となっている。

加えて、ライトノベルの悪癖とも言うべきビジュアル重視の作風も、この作品に限って言えば、大きくプラスに働いており、表紙やカラーページに描かれる妙に肉感的なキャラクターたちを頭に入れておけば、薄っぺらな内容も相応に脳内補完が可能だ。
正直、この作品をここまでの人気作品にまで押し上げた功績の半分以上は、絵師のブリキの手によるものではないかと、個人的には半ば本気で考えている。特に小鳩ちゃん(主人公の妹)の可愛らしさは異常だ。

その他、ドタバタした中にも、著者の繰り出す名言が光っており、代表的なフレーズでもある「リア充実爆発しろ」は、ライトノベル界の歴史に残る単語だと思う。
著者の前作である「ラノベ部」以来のファンにとっては、よりパワーアップした著者のテンションを楽しむことも出来るだろう。


上述の通り、内容がシリアスからかけ離れた、完全なるドタバタコメディーなので、内容のない作品を読み飽きている人にはお勧めできない作品だ。

一方で、そういったドタバタこそを期待している人にとっては、是非にもお勧めしたい。あっさり目の学園コメディなので、手に取りやすいと思う。
男主人公を巡る女の戦い(?)という題材では、富士見ファンタジア文庫の「まぶらほ」辺りが頭に浮かぶが、やり過ぎ感の強い「まぶらほ」に比べれば、本作は全体的にスマートな展開を見せている。
ハーレム系学園ノベル、という単語に触手が動くのであれば、読んで損はないと思う。

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紙の本僕は友達が少ない 7

2012/02/09 10:46

新キャラ登場!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る

隣人部が学園祭の準備で映画を撮る話がメインの巻です。後、学園モノではお約束の生徒会長(日高 日向)と役員(遊佐 葵)が少し登場します。ほとんど顔見せ程度でしたが、今後の絡みが楽しみなキャラでした。今作で元々残念な性格の夜空のダメっぷりが加速し、小鷹とその他の隣人部部員との関係の発展(変化?)への含みを残して終わり、次巻が待ち遠しいです。
それから、表紙のイラストとカラーページも楽しみです。

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