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冥の水底
著者 朱川 湊人
医者である市原玲人は、友人の平松光恵に、首から上だけが狼のいわゆる「狼男」の死体写真を見せられる。彼女はその写真と大切な取材手帳を市原に託し、忽然と姿を消した。時は20年遡る。阿巳雄山の奥に、特殊能力を持つ「マガチ」とよばれる人々が暮らしていた。マガチの青年シズクは、初恋の少女を忘れられず、彼女を追って東京で暮らし始めるが……。一途な純粋さが胸を抉る、一気読み必至の、純愛ホラー巨編。
冥の水底(上)
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紙の本冥の水底 上
2019/10/01 13:32
とても期待してたけど…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お千 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朱川さんの著作は「花まんま」を始め、結構読んでいて、この作品は結構捜して入手しただけに期待大で読み始めましたが…
正直、ストーリーが荒すぎ。確かに情緒的にサクサク読めるのですが、個々の人物の設定が荒すぎて結末も放りっぱなし、という感じが否めませんでした。ちょっとガッカリ。
紙の本冥の水底 上
2018/08/07 09:26
悲劇か喜劇か
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白く読めた。過去のシズクの半生と今の市原らのミステリーがうまく交錯している。
しかし、マガチという日本古来の山民についての伝承と実態はなんとなく魔物めいていてもう一つ腹に落ちない。またシズクの手紙は面白い展開であるが、過去にもこのような形式の小説を読んだことがあり、そんなに感動は出来なかった。
一つには日本の弱者や被差別者を見下す風潮を批判しているということがあるのだろうけど、ミステリーとしてはちょっと物足りないかんじがした。