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おまんが紅・接木の台・雪女(講談社文芸文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件

電子書籍

おまんが紅・接木の台・雪女

著者 和田芳恵 (著)

片隅に生きる職人の密かな誇りと覚悟を顕彰する「冬の声」。不作のため娼妓となった女への暖かな眼差し「おまんが紅」。一葉研究史の画期的労作『一葉の日記』の著者和田芳恵の晩年の読売文学賞受賞作「接木の台」、著者の名品中の名品・川端康成賞受賞の短篇「雪女」など代表作14篇を収録。

おまんが紅・接木の台・雪女

864 (税込)

おまんが紅・接木の台・雪女

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評価内訳

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紙の本おまんが紅・接木の台・雪女

2001/08/31 11:35

「万年筆に死というインキを入れて、老いた男と女の情痴を書いた」とは著者の弁。読売文学賞の「接木の台」川端康成賞の「雪女」所収。この人は男性作家です。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「情痴小説」−−和田芳恵は、自分の書くものをそう称していたということだ。「官能小説」という言葉になら、性を客観的にとらえてエンターティメント的に描こうという一種の軽やかさが感じられる。作家と書かれたものの間に距離や余裕があるのだと思える。
 それに比して、情痴小説。これは、抑制のきかない性欲に翻弄され、正気や倫理を失って色香のとりことなった人の姿、本来なら人様には隠し通したい自分の恥部や、破廉恥でえげつない己のぶざまさを白日の下にさらすという印象がある。
 対象との間に距離が感じられない。狂気の自分をそのまま言葉に映し出していくような切迫したものが意味されているのではないだろうか。

 この短篇集は、その意味において、いずれもテンションが高いというわけではなく、叙情的でしみじみとした味わいのものもあるのだが、60歳代後半という老齢の作家が肺気腫に体をむしばまれながら「あと何枚、あと何枚」という状態で情痴にこだわったという気迫が、実に濃密な世界をつくりだしている。

 たとえば「掌の恋」は、美術図鑑の編纂の仕事を通じて知り合った30歳近い女性編集者と60歳近い版画家の物語である。耳が不自由な老人とは、掌にひらがなを書いてコミュニケーションをとる。浮世絵の頭彫りの彫師としては最後の名人と言われる老人は、しかし、世話をしてくれる者が誰もおらず、しもた屋で寂しい独居の身である。
 仕事にけりがついた後も、老人は女に会いたくて、勤め先の近くの喫茶店に足を運んでは電話で呼び出しをかけてくる。普通に考えれば、何か卑しくいやらしい感じだ。「つきまとわれている」という印象なのだが、女性は老人に惹かれていく。うまい理由をつけて、老人の家に泊まることにするのだが…。

 「おまんが紅」は、千葉の遊郭でなじんだ新聞記者と岩手の寒村から出てきたばかりの初見世の遊女の話。方言の訛りを恥かしいと思っている女に、男は「やさしい、いい方言だよ」と声をかけて事を急がない。翌朝、帰るときにちょっとした事件が起きる。新聞記者のズボンの折り目が前でなく横についてしまっていたのである。遊女が寝圧ししてくれたものなのだが、野良着のぱっちと同じように扱ってしまったのだ。
 方言で話しているうち、しきりに父親のことを思い出したためだったと、再び訪ねてきた記者に女は語る。しかし、ある日、忽然と彼女は消えてしまって…。

 小さな畳敷きの和室に敷き延べられた床の上で、過去に受けた傷が痛むのをさすり合うような男女の世界が描かれている。猛々しい男も気丈な女も出てこない。自分の体の傷が痛むからこそ、対峙した人にやさしく接することができる人物たちである。そのやさしさの発揮される場所が、他の誰にも邪魔されない、その畳の部屋だと言うことができる。そこには、やはりどうしても「日本的」と言いたくなるような湿り気と温もりが満ちている。
 地味で渋い読書だけれど、静かな昂ぶりが得られる。

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