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【期間限定価格】ST 桃太郎伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班
著者 今野敏 (著)
東京、神奈川、大阪。離れた3つの場所での殺人。だが、全ての遺体に“モモタロウ”の文字と五芒星(ごぼうせい)が刻まれ、被害者は皆、岡山に関係する人物だった。県警の特命班に招聘されたSTたちは事件を調べ直し、地元に伝わる“桃太郎”の伝承を探っていく。異能の5人が謎を解く警察小説。ST“伝説”シリーズ、第二弾。(講談社文庫)
ST 桃太郎伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班
05/02まで通常726円
税込 363 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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2018/12/15 06:12
地元バージョン「桃太郎」が興味深い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り桃太郎伝説にまつわる事件で、東京・箱根・大阪でそれぞれ社会的な問題を抱えた人たちが連続で誘拐されて、その後死体で発見され、その死体には「モモタロウ」という文字と五芒星☆が書かれていた。そしてまた岡山で社会的問題を抱える会社社長が行方不明となったため、前の3件との関連性を操作するために岡山に捜査特命班が作られ、STの出動が要請されます。
STの出張に際して、STを総括する三枝管理官はSTを誇りに思う一方、「手柄を立てろ」とプレッシャーをかけ、百合根係長がそのプレッシャーに緊張し、赤城が「死体解剖しないなら俺の出番はない」と突っぱね、翠は「飛行機に乗るのは嫌」と駄々をこねるというおよそ出張を命じられた警視庁吏官とは思えない反応が「為朝伝説」の時同様に繰り広げられ、STの「お約束」の可笑しさがあります。
この作品では「桃太郎」の地元岡山バージョンが紹介されています。すなわち、「鬼」に当たるのは温羅という渡来人で、製鉄技術を吉備地域へもたらして鬼ノ城を拠点として一帯を支配した人物。地元での評判は良かったが、製鉄技術は朝廷にとっての脅威であるため、「桃太郎」こと吉備津彦が温羅を征伐し、吉備を支配下に置いたという「中央による侵略」であったという解釈です。出雲の国譲りに似た構造ですね。こちらは郷土史に精通した人が犯人で、警察に挑戦するようにメッセージを(かなり婉曲に)発しているので、その解読過程が面白さのひとつです。
ストーリー展開が速く、やはりあっという間に完読してしまいました。
2016/06/06 22:04
ST 桃太郎伝説
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ろみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に良いテンポで一気に読んでしまいました。電車の中、立っているのも忘れてしまうほど楽しみました。また、新たなSTの活躍を読みたいです。
2013/04/25 00:13
☆☆☆☆
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投稿者:ゆーき - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢字が多い。
犯人の予想は序盤でつくが、そこまで辿り着くまでの過程が読み応えあり。
青山氏と関本氏に感情移入してしまう。
2019/07/18 18:53
ST 桃太郎伝説
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京・神奈川・大阪。3つの場所で殺人事件が発生。
死体には「モモタロウ」の文字と五芒星が残されていた。
子供の昔話だと思っていた「桃太郎」に、こんな裏のストーリーがあったとは…。
勉強になりました。
今回は青山の一人舞台でした。
いつもと違う彼の一面を見れて良かったです。