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日米同盟の正体 迷走する安全保障
著者 著:孫崎享
日米同盟は、日本の安全を保障するのか? 米戦略が冷戦後、そして9・11後、変質する中で、日米同盟も日本人が気づかないうちに大きくその性格を変えた。米戦略を丹念に読み解き、日本の戦略を考える。(講談社現代新書)
日米同盟の正体 迷走する安全保障
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2016/10/19 08:10
いい教本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
初版が2009年ということもあり、第17刷とはいえ、内容は改定されていないので、国際情勢の現状は反映していませんが、戦後スキームの中での安全保障の大きな流れを理解するにはよい教本だと思います。
2012/05/23 22:48
日米同盟の正体
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のんびり屋のカユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
米国の事情から、日米同盟の正体を暴く。
記述内容はほぼ米国に関する事柄。
それにしても、本書は非常に内容が濃い。
単に一読しただけではわかりにくい箇所もあるが
よくよく読みこめば、米国において
非常に複雑に絡み合った事象があったことがわかる。
また孫子を引き、
「故に上兵は謀を伐つ。
その次は交わり(同盟)を伐つ。
その次は兵を伐つ。
その下は城を攻める」
と述べた上で、相手の策略(陰謀)を如何にして読み解き
これを上回ること、打ち崩すことが如何に大事かを繰り返し繰り返し伝える。
とかく「陰謀」というと日本人は、その語感(単語)だけで避けてしまいがちだが
これは、企業のビジネスにおけるリスクヘッジとも言える。
本書片手にニュースを見ながら
相手の陰謀を読み解く訓練なども良いかも知れない。