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5件
赤ヘル1975
著者 重松清
一九七五年――昭和五十年。広島カープの帽子が紺から赤に変わり、原爆投下から三十年が経った年、一人の少年が東京から引っ越してきた。やんちゃな野球少年・ヤス、新聞記者志望のユキオ、そして頼りない父親に連れられてきた東京の少年・マナブ。カープは開幕十試合を終えて四勝六敗。まだ誰も奇跡のはじまりに気づいていない頃、子供たちの物語は幕を開ける。
赤ヘル1975
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赤ヘル1975
2017/01/31 20:00
広島カープ優勝の余韻がある今こそ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんで平積みになっているのを見かけて手に取りました。読んでみて、今だからこそ、と思わせる本でした。少年野球をやっている息子にも渡してみようと思います。小学生なので少し分量が多いかとも思いますが、いつか興味を持って読んでもらえたら、と期待しています。
赤ヘル1975
2017/03/01 16:57
オススメです!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
重松作品の中で個人的には一番良かった。時代背景もおぼろげに記憶が残る年代でもあり、尚且つ原爆からの復興と併せて"赤ヘル軍団"の活躍と、ホロッとさせる
友情物語。かなり長文ですが引き込まれます。読後人生5〇年目にして初めて広島まで旅立ってきました。
赤ヘル1975
2017/02/23 20:07
新三大カープファンが読んでおくべきカープ本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯉狂い - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃だった。本書に関しては後藤正治『スカウト』以来のカープ本最高傑作と声を大にして言う。詳細は書かない。だが、全てのカープファンに是非読んでもらいたい。
ちなみに私が読んでいた時期はちょうど25年ぶりの優勝へ向かう最中の頃。それだけに、初優勝へ向かうあの頃の一挙手一投足は自分達の現実と重なっていた。そして2016年9月10日。V7を決めたあの日、東京へ向かう新幹線の中で、私は本書の初優勝シーンを読みながら溢れ出る感情を抑えることはできなかった。