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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8
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経済成長という病 退化に生きる、我ら

この金融危機は我々に何を問いかけているか。2008年夏、一瞬にして祭りは終わった。新自由主義とはなんと薄っぺらいものだったのか。表層的な原因分析や処方箋を越えて、いま考えるべき危機の本質とは? (講談社現代新書)

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評価内訳

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長期的な意識改革と短期的な経済成長の話が混濁している !?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

リーマン・ブラザーズが破綻し,人口が減少しつつあって,もはや経済成長がのぞめないなかでも経済成長によってさまざまな経済・社会の問題を解決しようとする政治から個人の意識までもが批判の対象になっている. 批判の重点は近所でたすけあうような共同体的なつながりがうしなわれてしまったひとびとのありかたに向かっているようにみえる. それは政治・経済というよりは個人の倫理の問題だろう. にもかかわらず 「経済成長」 を本のタイトルにしているところに違和感を感じる. 個人の意識から改革していかなければならない長期的なながれと,きょう,あるいはあすの雇用を確保するための経済成長とをいっしょに論じているところには,無理があるとおもわざるをえない.

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デクノボーとしての我ら

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書で著者は経済成長という病を静かに自省し続ける。
サブタイトルは「退化に生きる、我ら」。

今の社会を「自分ごと」として眺めたときに見えてくるのは、
人が人らしく生きる基盤が失われ、底が抜けてしまった世間で
オロオロする「我ら」の姿だ。そうなってしまったのは何ゆえか?
経済成長は「貧困からの脱出を図るための進化」という夢と共に
近代国家の至上命題となった。いつの間にやら自己目的化した
経済成長の中で人間という種族は、生きる基盤さえ直視できない程に
どうやら退化を始めてしまったようだ。著者曰く、「過剰は、
その病理に自らが気づくまでは、いかなる処方も困難なのである。」


それにしても、本書を読む私のうちに沸いてくるこの安心感にも
似た思いは何だろう。経済社会の主役である企業は、ヒトモノカネを
切り売りしながら肥大化していき、自らの過剰さという病理によって
いったんリセットされつつある。それでいいんじゃないか?ボチボチ
やるのが普通なんじゃないか?という考えは、人を落ち着かせる。


企業も政府もその辺のお役所の仕事も、本当は普通の人が普通に
頭が混乱したりしながらやっていた、ということに気づき、それを
伝えるメディアにも、これから盛り上がってくる裁判所にも特別な
人なんてあんまりいない。国家や大企業が掲げる経済成長などと
いうマクロな話に惑わされずに、自らの頭で考えて自らの体で生きて、
愛すべきものを愛するだけで充分、退化するならお互いで助け合う
しかないと腹を括ってしまえば、そんなに悪くないはずなのだ。


本書を読み終えて思ったことがある。
我らみんながやがて、生活者であり消費者であり労働者であり、
上司であり部下であり、債務者であり債権者であり、裁判員にも
原告にも被告にもなりうる世の中で、家族以外に共に退化を生きると
したら、それは「師」ではないだろうか。上手に退化していく術を
知っている「先生」だ。本書の落ち着きは、知らず知らずのうちに、
私が著者を師と感じてしまったからかもしれない。それはなぜか、
うつむき加減に田畑を歩く宮沢賢治のイメージと重なっていた。
デクノボーとしての我らは、欲もなく、決して怒らず、いつも静かに
笑い続けることが出来るだろうか?

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