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電子書籍

厄除け詩集

著者 著:井伏鱒二

そこはかとなきおかしみに幽愁を秘めた「なだれ」「つくだ煮の小魚」「歳末閑居」「寒夜母を思ふ」等の初期詩篇。“ハナニアラシノタトヘモアルゾ「サヨナラ」ダケガ人生ダ”の名訳で知られる「勧酒」、「復愁」「静夜思」「田舎春望」等闊達自在、有情に充ちた漢詩訳。深遠な詩魂溢れる「黒い蝶」「蟻地獄(コンコンの唄)」等、魅了してやまぬ井伏鱒二の詩精神。4部構成の『厄除け詩集』。

厄除け詩集

税込 1,144 10pt

厄除け詩集

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みんなの評価4.9

評価内訳

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紙の本厄除け詩集

2006/03/16 17:19

時に爆笑、時にしんみり、時に愉快に…

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

茨木のり子さんのエッセイを読んでいて
井伏鱒二さんの「厄除け詩集」の存在を知り、早速読んでみた。
彼の詩「なだれ」は知っていた。
なだれに乗っている熊の様子で、
一度読んだら、瞬時に映像がくっきり頭に描かれて
なんとも愉快な気持ちになる。
「逸題」の一節
「春さん蛸のぶつ切りをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿」
この部分を茨木さんの家人が気に入って
すっかり覚えてしまったと言う。
「顎」
は娘と二人、お腹をかかえて笑った。
電車に乗っていて
顎のはずれた人を見たという内容。
こんなふうに淡々と
人を笑わせる詩をかけるのは凄いと思う。
「春宵」
は一緒に歩いていた友達が
溝に落ちたという詩。
最後の部分が
「気の毒だとはいふものの
暫時は笑ひがとまらなかった」。
こんな詩もあるのだなぁ〜と
静かに感動した。
彼の訳詩の一つで
「コノサカズキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ」
というのもある。
実にいろんな詩を生み出す人なんだなぁと
改めて井伏鱒二さんのことを知りたくなった。

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紙の本厄除け詩集

2004/09/25 00:35

忘れちゃならない詩人

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:北祭 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 会津八一は『渾斎随筆』の中で「国語を超えて翻訳をするのは容易なことでなく、ことに詩歌はとりわけむづかしい」と訳詩について語っている。支那の詩、とくに五言四句の絶句など「なんともてにおえるものではない」とため息をつく。

 けれども、仮に李白や杜甫が、同じ日本に生まれたとしたらどうか。いっそ文字の表面にこだわるよりも、「ずっと作者の心に入り込んで、中からほぐして、歌なら歌に、それを直す」といった心構えであればよい。そう考えた会津八一は、その数こそ少ないものの、悠々と万葉味あふれる訳詩を残した。次に唐詩選より一首。

   ●原詩●「照鏡見白髮」(唐)張九齡

   宿昔青雲志  宿昔ノ青雲ノ志。
   蹉柁白髪年  蹉ダダリ、白髮ノ年。
   誰知明鏡裏  誰カ知ラン、明鏡ノ裏。
   形影自相憐  形影自ラ相憐レムコトヲ。

   〇会津八一の訳〇

   あまがける こころ は いづく しらかみの

   みだるる すがた われ と あひ みる

 正直なところ、原詩の読み下し文をそのままに味わうことは難しいけれど、会津八一の和歌ならば分かる。なるほど訳詩も悪くない。

 ここで忘れちゃならない人がいる。詩人・井伏鱒二である。井伏鱒二は詩と詩人が大好きであったという。どうかすると小説よりか詩のほうが好きであったという話があるくらいである。漢詩の訳、自身の創作、それぞれ数は少ないが個性あふれる名作ぞろい。「照鏡見白髮」も訳してなさる。

   ◇井伏鱒二の訳◇

   シュッセシヨウト思ウテヰタニ

   ドウカスル間ニトシバカリヨル

   ヒトリカガミニウチヨリミレバ
 
   皺ノヨッタヲアハレムバカリ

 実に飄々とした歌いぶりである。これを「小唄ぶりの洒脱な訳詩」といったのは向井敏であった。ちょいと小説に飽きたら、井伏鱒二の厄除けが役に立つ。

   ◇なだれ◇

   峯の雪が裂け

   雪がなだれる

   そのなだれに

   熊が乗つてゐる

   あぐらをかき

   安閑と

   たばこをすふやうな恰好で

   そこに一ぴき熊がゐる

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紙の本厄除け詩集

2023/11/13 14:38

「詩人」井伏鱒二を堪能できる『厄除け詩集』

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説の大家としての名声を欲しい儘にした井伏鱒二が、実は幾つもの詩集を世に送り出した詩人であったことを、本書を手にして私は初めて知った。実に迂闊であった。

名訳と名高い于武陵の「勧酒」訳が載る本書『厄除け詩集』は、そんな「詩人」井伏鱒二を堪能できる。

五言絶句の転・結句たる「花発多風雨 人生足別離」を、「ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ」とまるで小唄か都々逸のように軽妙で、粋で、鯔背な仮名文字に移し換えて新たに言葉を紡ぐ創作の力は、やはり天性の詩人ならではだろう。

教科書でお馴染みの孟浩然の「春暁」(「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」)は、「ハルノネザメノウツツデ聞ケバ トリノナクネデ目ガサメマシタ ヨルノアラシニ雨マジリ 散ツタ木ノ花イカホドバカリ」と格調高い訓読を拒絶し、庶民目線で訳される。

士大夫などの知識人は兎も角、いにしえの詩人が詠んだ情景を庶民はまさにこのように受け取り人口に膾炙した筈だもの。他の訳詩には「アサガヤ」「江戸」「オンタケ」「ヨシハラ」「ヒダ」などの和名がわんさか出てくる。換骨奪胎の極地、翻案の名人芸だ。

一転、自作の詩「魚拓(農家素描)」は、「明日は五郎作宅では息子の法事 長男戦死 次男戦死 三男戦死 これをまとめて供養する」の一連から始まり、時代の色合いが濃厚だ。

「再疎開途上」の詩には、「焼夷弾」「防空頭巾」「鉄兜」「防空演習」など戦局を示す言葉が並ぶ。「鳥取駅のプラツトホームに妻子と共に一夜ごろ寝する。」との副題が生々しい。

また、「泉」という詩は「その泉の深さは極まるが 湧き出る水は極まり知れぬ」と短く、味わい深い。

「人と作品」と題した河盛好蔵の解説文に「井伏さんが三好(達治)君の詩を愛した」「(名作「太郎を眠らせ、太郎の上に雪降りつむ」を指して)この二行の短詩は三好君の最高傑作であるというのが井伏さん」とあり、井伏鱒二の詩心の源泉に触れた思いがした。

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紙の本厄除け詩集

2002/05/10 23:58

さよならだけが人生だ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:琴  - この投稿者のレビュー一覧を見る

あまりにも有名な「サヨナラダケガ人生ダ」の「勧酒」が収録されているのがこれ。読むまで知らなかったのですが、これは訳モノなんですね。聞くところによると、愛読者は「原作より断然いい!」とまでいっているそうです。
人生についての深い示唆に充ちた作品です。かっこいいです。でもやっぱり一番好きなのは「花ニ嵐ノタトエモアルゾ、サヨナラダケガ人生ダ」ですね。

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