サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

最大40%OFFクーポン(~9/30)

修正:続刊予約キャンペーン(0907-30)

普賢 佳人(講談社文芸文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 1件

電子書籍

普賢 佳人

著者 著:石川淳

中世フランスの女流詩人の伝記を書く主人公〈わたし〉。友人庵文蔵、非合法の運動をする文蔵の妹ユカリ――日常の様々な事件に捲込まれ、その只中に身を置く〈わたし〉の現実を、饒舌自在に描く芥川賞受賞作「普賢」のほか処女作「佳人」、「貧窮問答」など。和漢洋の比類ない学識と絶妙の文体、鋭い批評眼で知られた石川淳の文学原理を鮮明に表出する初期作品群4篇。

普賢 佳人

864 (税込)

普賢 佳人

ポイント :8pt / 紙の本より194おトク

始めの巻をカートに入れる

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ 閲覧期限
iOS EPUB 4.7MB 無制限
Android EPUB 4.7MB 無制限
Win EPUB 4.7MB 無制限
Mac EPUB 4.7MB 無制限

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

電子書籍ストア
最大40%OFFクーポン配布中!
「最大40%OFF」の各種クーポン配布中!
※キャンペーンの適用にはクーポンの取得が必要です。
※一部対象外の商品があります。

キャンペーン期間

2018年9月14日(金)~2018年9月27日(木)23:59


あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本普賢・佳人

2014/02/09 12:02

惨めさの中で育んだ思想

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

文士の端くれらしく原稿料の前借り前借りに家賃は溜めに溜め、どうして生きているのか人の情けが髪の先まで染みているだろうが、生活力も交渉力も無いはいかんともしがたく、インテリらしく周りからはいい人として頼りにされているようだが、もちろんそれは表面だけであって体よく利用されているのに過ぎないのだ。本人もそういう事情は分かってはいるが、抜け出す術も無くその身に甘んじて暮らしている。だいたいそういう話なのだが、それを虚勢を張るのでも、卑下するのでもなく、淡々と書いていくのは、なるほどただ者じゃない感がいっぱいである。
フランス文学の翻訳などぼちぼちとしているが、生活のあれやこれやで頭が一杯で、とても手を付けられないと告白するが、その焦りまくっている心情と同時に、そんな現状に満足しているようでもあり、背反する様々な内面にも率直だ。
「佳人」では同居している女に翻弄され、いいように使われているように見えながら、意外にも泥臭いところを出してきて、どんな破局になるかという予感するところで終わる。はらはらするが、当人にとっては破局でもなんでもないと言っているようで、それもまた微笑ましかったりする。
「貧窮問答」「葦手」と、強がることもできないくらいに打ちのめされる。
「普賢」では本来いるべき文学界に深く関わろうとしながら、やはり生活のくびきから逃れられない怠惰に沈んでいる。ところが彼がかつて憧れていた友人の妹が、運動家となって警察に追われているという事情がわかると、とたんにいてもたってもいられない。遂に彼女が同士の男と逃亡するところを、自らを危険にさらして手助けするにいたる。
そしてこれらの小説を発表して作者は突如文壇に躍り出ることになる。
それから敗戦の後になって、浮浪児に神を見るという衝撃作「焼け跡のイエス」で再度文学の徒なる者の弱さをより強く意識する。これには明らかに作者を動かした精神の軌跡を感じることができるのだが、それが明らかにされているわけではない。
ただ幾重にも張り巡らされた虚構と、それらの境界を曖昧にする饒舌な告白文の多用により、時局の中で敢えて描かない部分というものを沈殿させて見せているという気がする。
彼の周囲にいる市井の人々は、人情深く、狡猾で、おそらくそのような時勢にも適応して生き抜くのだろう。少なくともそのように見える。だが背後に迫ってくる巨大な力も彼には感じられたのではないか。彼が当時描こうとしていたのがジャンヌ・ダルクを讃えた同時代の女性詩人であったというのは、文学において詩的なもの、美しきものに耽溺するだけでない志向が潜在していたことを示しており、そこに確固とした形を見いだすようになる過程がここには描かれているのではないかと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する