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野生哲学──アメリカ・インディアンに学ぶ
「旅する学者、そして詩人」管啓次郎(読売文学賞)と「カルト的人気漫画家」小池桂一。異色のタッグが描き出す、神聖なる大地で生きる人々の豊穣な世界観。 私たち人間が、この地球の上で生きていくとはどういうことか?
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2017/03/19 07:57
土地に根付く物語
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大地に根付き、生活する人々の壮大な物語。父なる太陽と大地の母を崇める。世界共通の信仰と思える。男性や父を重要視する他の信仰と異なり、女性と母も同様の存在(それ以上とも言える)。考え方も今だけではなく、七代先を見据えた未来を見ている。今の決定が、「未来の遠い世代への影響する」という、我々の思考には無い、それは、大地に根ざす人々の古代から伝わる生き方だろうと思う。大地との関係を見直し、「自然をコントロールする」という不可能な考えから、自然の流れに添う生き方を求められる。未来創造の物語が小池先生の漫画でよりわかりやすく、その壮大な物語が、他者である読者にも伝わる。