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飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道
著者 一ノ瀬 俊也
なぜ国民は飛行機に夢を託し、人、金、物を提供したのか――。貧しい人びとの出世の手段としての航空兵。国民一人一人がお金を出しあって飛行機をつくる軍用機献納運動。防空演習ですり込まれる空襲の恐怖と、空中国防の必要性。学校、親への「説得」を通して行われる未成年の航空兵「志願」……。日本軍=大艦巨砲主義という通説をくつがえし、総力戦の象徴としての飛行機に焦点をあて、戦前、戦中の現実を描く。
飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道
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2017/10/31 18:53
おもしろい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨大戦艦と飛行機を対比させながら、日本の第二次世界大戦の敗北の過程を、分析している。新鮮な視点でおもしろかった。
2018/05/21 21:15
若い研究者が資料を駆使した力作
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
一ノ瀬俊也『飛行機の戦争1914-1945』を読みました。
副題は「総力戦体制への道」。
飛行機と戦艦という切り口から戦争への道を描いています。
若い研究者が資料を駆使した力作。
「一国の戦争はその国民の同意なしには不可能であり……中略……強制はあくまでも最後の手段である」という部分は、まさにそのとおり!
国は、「啓蒙、説得」で国民の理解を得ようとするのです。
今なら、戦争をする政府・与党を選挙で選んだ、ということが「国民の同意」になりますね。
うかうかと戦争に同意しないように気をつけなくちゃ!
2017/12/24 22:37
貧すれば鈍す
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前には航空機有意の戦略を国民も理解していたのに、敗けが込むと大艦巨砲主義が復活し視野も狭窄になっていく様子が伝わってきた。社会学的考察だけでなく航空機開発などの政治史的な考察も欲しかった。
2018/03/20 09:13
纏まりがなく、読みにくい
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
新書で384頁からなる大著だが、極めて読みにくく、読後頭には何も残らない。「あとがき」すらまとまりがない。