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魔法使いなら味噌を喰え!(講談社ラノベ文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 3件

電子書籍

魔法使いなら味噌を喰え!

著者 澄守彩 (著),シロウ

「魔法」の存在が明らかになってから、約100年。人類は科学に匹敵する「力」として、魔法の研究にまい進した。しかし、魔法抑止物質「MISO」が発見されたことで、「魔法」は、特別なものではなくなり、ただの一技術として扱われることになった――。それはそれとして、魔法学校に通う高校生・八丁屋将太が朝、味噌汁を味わっているところに乱入してきたのは、魔法発祥の地・マジエールのお姫様で――。

魔法使いなら味噌を喰え!

540 (税込)

魔法使いなら味噌を喰え!

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評価内訳

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紙の本魔法使いなら味噌を喰え! 2

2015/09/14 16:25

恨み晴らしますの王女様

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

中央ヨーロッパの小国・マジエール公国はこの世界における魔法の中心地。その第二公女であるアルテミシア・ジュブヴィエーヴ・デ・マジエールは、日本の魔法学校の学生である八丁屋将太の許で暮らすことになった。
 その理由は、彼が「MISOキャンセラー」という魔法阻害因子MISOの影響を無視できる能力を持っており、それを現代人が呪いによって忘れさせられた味噌を彼が食べ続けたために得られたと仮説されているためだ。その検証のため、アルテミシアは大嫌いな味噌を無理矢理食べさせられる日々が続いている。

 そんな彼のところに、今度は真界王家第九位継承権を持つリズ・リシュエンヌ・デ・マジエールがやってくる。彼女は第一公女セレスティーヌ・エディト・デ・マジエールとアルテミシアに強い恨みを抱いており、将太も彼女らに対して同様の思いを抱いていると考えて、仲間になろうと言い寄って来たのだ。
 話を聞いてみると、彼女がアルテミシアたちを恨むきっかけになったのは、将太が真界に不法入国した幼少時の奇行だったことを知り、彼女を受け入れることに。アルテミシアとリズに二枚舌を使い、何とか二人の仲を取り持とうとするのだが、同居するカバ教師の田中麗羅には嫉妬の炎を燃やされてしまう。

 不安定ながらも何とか彼女たちの仲を取り持てそうかと思った時、リズの守護者を自任する騎士グスタ・バローが日本を訪れ、騒動を巻き起こす。そして将太にも、MISOキャンセラー以外の魔法を使える可能性が浮上し…。

 今回の設定はちょっと「M0‐エム×ゼロ‐」っぽい所がある。どこがそうかというとまるっきりネタバレになっちゃいそうだが、読めば勘の良い人はすぐ気づくことだろう。
 もういい加減、将太の母や公王を出しても良いんじゃないかな?それとも出さないことでその凄さを引っ張り続けるつもりか…。出落ちになっちゃったらイヤだもんね。

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紙の本魔法使いなら味噌を喰え! 1

2015/08/27 10:34

味噌汁の飲めない世界

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

中央ヨーロッパの小国、マジエール公国がこの世界にもたらした魔法は、その絶大な効果により、瞬く間に世界中へ伝播した。かくして魔法は、国家戦略上、欠くべからざる要素となったのだが、それも、日本が魔法抑止物質「MISO」を開発したことで一変する。
 大豆の発酵食品から抽出されたMISOは、それが散布された範囲では魔法が使えなくなる。ゆえに、世界を席巻するかに思えたマジエール公国は、今も魔法分野で世界トップでありながら、小国のまま存在している。

 そんな世界の魔法高校に通う八丁屋将太のもとに、マジエール公国の第二王女、アルテミシア・ジュブヴィエーヴ・デ・マジエールが降ってくる。将太の母親が彼をアルテミシアの教育係として推薦したらしい。しかし、将太の魔法の実力はかなり低い。それなのになぜ…そう、将太には、他の魔法使いには使えない魔法がひとつだけ使えたのです。
 アルテミシアを連れ戻すためやって来た護衛のマヌエラ・ベシェントリに殺気を向けられたり、アルテミシアの姉のセレスティーヌ・エディト・デ・マジエールには恋人役をさせられたり、セレスの婚約者のタパニ・ピエール=オーギュスト=ルイ・デ・マジエールが引き起こす陰謀に巻き込まれたり、彼の日常はグチャグチャ。それでも今日も、一緒に暮らす担任の田中麗羅や、友人の諸岡武一と共に、この世界から失われて久しい味噌を食う。

 魔法とそれを阻害する物質、そしてその効果を打ち消す力という、いかにも中二的な設定を用いつつも、無難に着地させている。魔法の設定的には「オワ・ランデ!」にかなり近い。あんなエロさはないけど。
 この世界に味噌がない理由と、その効果についてきちんと説明したことには好感が持てるが、クライマックスの後出し設定にはちょっと不満。魔法のインフレーションを起こして解決に持っていくのも中二的な気がする。

 次巻以降は、アルテミシアやセレスを煙に巻く公王が登場して圧倒的な存在感を示すのか、あるいはあくまでも影の存在として物語を締めるのか、そのあたりに注目してみたい。

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紙の本魔法使いなら味噌を喰え! 3

2015/09/18 12:52

母親に連れられ全国行脚

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

中央ヨーロッパのマジエール公国の公王の命により、第一公女セレスティーヌ・エディト・デ・マジエールと第二公女であるアルテミシア・ジュブヴィエーヴ・デ・マジエールは、八丁屋将太の持つ「MISOキャンセラー」という魔法阻害因子MISOの影響を無視できる能力の秘密を明らかにするため、大嫌いな味噌を食べる生活を送らされていた。
 そんなある日、八丁屋将太の母親である八丁屋ノエリ博士が突然現れ、二百年前から味噌を食品と認知させなくした魔法を維持している魔昇石を探すために、センサーとして八丁屋将太を拉致する。

 遊び相手を奪われたアルテミシアや、担任でもある田中麗羅は、ノエリに抗議をするのだがとりあってくれない。はじめは嫌々ながら連れ回されていた八丁屋将太だったが、魔昇石を壊せば味噌を食品と認知させない魔法が解かれると聞かされ、毎日、学校が始まる前に、移動魔法で全国を探索する旅に飛び回ることになる。

 八丁屋将太の父親である八丁屋太志の面影を息子に見いだして欲情する母親という変態性があるのかと思いきや、それには事情があると知り、ちょっと一安心。
 しかし、このように、切っ掛けとキャラクターの行動の連続性がわかりにくい描写も多く、もう少し落ち着いて書いたら、という気もする。慌てて急いで結果に飛びついている感じがしちゃうんだよね。

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