電子書籍
Xシリーズ
著者 森 博嗣
Xシリーズ、待望の開幕! 行方の知れない兄と、凄絶なまでに美しい双子、そして後妻。周囲から時間が消えたような屋敷に今、血腥い風が吹く。黒髪の佳人、佐竹千鶴は椙田探偵事務所を訪れて、こう切り出した。「私の兄を捜していただきたいのです」。双子の妹、千春とともに都心の広大な旧家に暮らすが、兄の鎮夫は母屋の地下牢に幽閉されているのだという。椙田の助手、小川と真鍋が調査に向かうが、謎は深まるばかり――。
イナイ×イナイ PEEKABOO
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電子書籍ダマシ×ダマシ
2017/05/06 22:27
節目の一作
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kei - この投稿者のレビュー一覧を見る
Xシリーズ最終作。気の利いた会話とレトロな雰囲気が合わさった、森作品の中でも好きなシリーズです。題材は結婚詐欺ですが、そこは森作品らしく、あっさりとした味付けで、どろどろした空気にはなりません。それと、シリーズをきれいに締めつつ、別シリーズとの関連も仄めかせるあたり、ファンには嬉しい内容でした。
紙の本イナイ×イナイ
2015/10/05 20:23
はじけたミステリー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スリーピングドッグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森作品の中でも、かなり軽めのライトノベルタッチ。しかし、森シリーズのスピンオフ作品として馴染みの登場人物を絡ませたりと、やはり森氏の構成力には、いつもながら頭が下がる。ストーリーそのものも、どんでん返しのような、すっきりしないような…、つまり、これまたいつもながら森氏の頭の展開についていけないもどかしさ。でもやっぱり魅力的。
紙の本サイタ×サイタ
2017/12/24 02:56
Xシリーズ第5弾
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hirok - この投稿者のレビュー一覧を見る
Xシリーズ第5弾。
メインの事件よりも探偵達の過去が気になります。
今回は真鍋君の活躍が光っていました。
電子書籍イナイ×イナイ PEEKABOO
2017/06/09 11:32
森博嗣作品デビューしました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から気になっていた作家さんでしたが、今回初めて作品を読みました。読み出したら止まらない、次の展開が待ち遠しい作品に出会えました。多くのシリーズものもあるので、一冊ずつ読破していこうと楽しみにしています。
紙の本タカイ×タカイ
2016/01/18 07:30
このノリが
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の森博嗣。
s&mシリーズやvシリーズほど好きではないため、このシリーズは気が向いた時しか読んでいませんが、そうはいっても、やはりこの森さんの独特な文章のノリ、とても好きです。推理小説ですが、推理を楽しむより、登場人物たちのやりとりを楽しんで読んでることが多いです。個人的には、椙田さんと西之園さんが出会っちゃえば面白いのに~とにやにやしてます。
紙の本キラレ×キラレ
2015/10/13 20:31
ライトXライト
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スリーピングドッグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森シリーズは、いつもタイトルが奇抜で面白い。ストーリーとどう絡むかが、まず楽しめるポイントのひとつだ。Xシリーズは、やはりかなり軽めの仕上がりだが、テンポが良くて好きだ。森作品としては内容もかなり軽め。あっさりと楽しむだけの作品と思う。
紙の本タカイ×タカイ
2015/11/20 23:11
ん〜〜!ちょっと軽過ぎ…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スリーピングドッグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
Xシリーズ三作目。このシリーズに入りストーリー本筋というより、登場人物のセリフのやり取りに、より趣きが置かれている感が強い。森作品の楽しみのひとつではあるが、ここまでくると、ライトノベル色が強すぎて、私はやはり王道のSMシリーズ等々の方が好きだ。さらに、謎の全てを解明せずに終わる、いつもの森作品、気まぐれ道だが、このライトな乗りと重なると、やや食傷気味かと…
紙の本タカイ×タカイ
2008/05/14 19:24
数多ある森作品のなかでも、もっともポテンシャルの低い作品です。やっぱり機械が絡んじゃいけないんですよ、モダンミステリには
7人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回同じような出だしで恐縮ですが、もう出たの、新作?っていう感じでしょうか。カバー表紙には
生きなくても良いのに?
殺さなくても良いのに?
とありますが、個人的には
書かなくても良いのに?
殺さなくても良いのに?
なんて書き換えてしまいたくなります。で、タイトル、「タカイ×タカイ」は分ります。殺人が起きた、というか死体が見つかった場所が地上15mですから、一応はタカイ。でも、Curcifixion は、分りません。これを英和辞典で引いて意味を書くと、つまらない書き出しになるうだそうです。フムフム、確かに多いは、そのパターン・・・
で、今回は変則。意味不明でも結論から。気になった、というか不快だったのは真鍋が、デート中の椙田の席にズカズカと入り込み、挨拶をした上で恐喝まがいに金を巻き上げ、あろうことかその事実を吹聴する部分。真鍋の人によさに感心していた私には、殆ど裏切りと言ってもいい行動で、なくてもいいエピソードでしょう。タイトルにもなっている事件ですが、カバー後の案内によれば
「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」
有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約十五メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャーだった。事件関係者の調査依頼を受けた《探偵》鷹知祐一朗は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。ますます好調Xシリーズ第三弾!!
だそうです。ちなみに、出版社のwebの宣伝では「鷹知祐一朗」が「鷹知祐一郎」となっています。私もたまにやるミスですが、「朗」と「郎」は別物、出版社さん間違えないように!
字数だけ揃えて行変えした感じのカバー折り返し文は、見なんだか冬の間の垣根みたい・・・
たかいたかい
であけくれて
ひくいひくい
でてばなさず
やめてやめて
だいじょうぶ
とめてとめて
とねがっても
ひとりひとり
がさようなら
ふたりふたり
がわかれたい
ね?縦に読んでも逆に読んでも意味が通じるかと思ったら、全然。こういう部分は泡坂妻夫さんには逆立ちしても敵わないんじゃないかなあ。基本的に、森博嗣には「粋」っていうものが分らないだろうし、似合わない気がする。ま、愛知県人に対する偏見もあるんでしょうけど。ちなみに、ミステリとしては面白くありません。機械的なトリックもありますが、やっぱり思いつきが先行して無理矢理小説にこじつけた感じ。必然性を感じないんです。シリーズ中では最低の出来。書かなきゃ良いのに?
とりあえず、巻頭にある登場人物一覧を補っておきましょう。
鷲津伸輔 大御所の覆面マジシャンだが、この一年行方がしれない。
牧村亜佐美 最近テレビによく出るマジシャンで、鷲津の弟子。20代といわれているが30代後半かもしれない。
横川敬三 高さ15mのポールの上で死んでいるのが発見された牧村のマネージャー、35歳。
鈴原万里子 永田の友人で牧村のファン。マジシャンのアシスタントのバイト仲間で、26歳の公務員。
三澤宗佑 不動産業を営む資産家。牧村への出資者で、鷹知へ今回の事件の仕事を依頼する。
三澤有希江 その娘で、小川令子の大学の同級生で、牧村のファン。
永田絵里子 真鍋と同じクラスの芸大生。長身の美女でモデル事務所に登録。マジックショーのアシスタント経験者。
北島何某 西洋美術史概論を真鍋たちに教えている60歳くらいの教授。
鷹知祐一朗 探偵らしい行動を殆ど見せないタンテイ。
椙田泰男 小川、真鍋の雇い主である美術品鑑定家。本では鑑定業、とあるがそれは職業。椙田=鑑定業というのは無理がある。
小川令子 30代後半の図々しいとうか詮索好きの助手で、他人のプライヴァシーを突付きまわすのが趣味。
真鍋瞬市 一見エキセントリックな、よく考えれば極めて妥当なアイデアを出す人柄のよい芸大生。ただし今回はやけに口が軽く、無神経な発言を繰り返す。社会人としては失格といえるタイプ。
西野園萌江 建築学が専門でW大の助手、来年には准教授になる。もとN大の大学院生。那古野事件との関連があるかといいながら、今回の事件に首を突っ込む。父親はN大の総長。叔父が愛知県警の本部長で、叔母は現職の愛知県知事夫人。椙田の天敵。犀川とは遠距離恋愛?中。
最後が目次
プロローグ/第1章 まずは虚偽に集い/第2章 しかし虚構の眺め/第3章 そして虚飾が陰り/第4章 またも虚脱を語り/第5章 やがて虚栄は崩れ/エピローグ/
最後の最後がデータ篇。カバーデザイン=坂野公一(welle design)、フォントディレクション=紺野慎一(凸版印刷)、ブックデザイン=熊谷博人・釜津典之、カバー写真= Jim Wehtje/Getty Images Nick Veasy/Collection Mix: Subjects/Getty Images です。小説が面白くないと、データまでが陳腐に思えてきます。それなら、書かなきゃ良いのに?
気になった、というか深いだったのはデート中の椙田の席に真鍋がズカズカと入り込み、挨拶をした上で恐喝まがいに金を巻き上げ、あろうことかその事実を吹聴する部分。真鍋の人によさに感心していた私には、殆ど裏切りと言ってもいい行動で、話全体のなかでも不要だし破綻を来しているきがします。
カバーデザイン=坂野公一(welle design)、フォントディレクション=紺野慎一(凸版印刷)、ブックデザイン=熊谷博人・釜津典之、カバー写真= Jim Wehtje/Getty Images Nick Veasy/Collection Mix: Subjects/Getty Images
カバー後のあんない
「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」
有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約十五メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャーだった。事件関係者の調査依頼を受けた《探偵》鷹知祐一朗は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。ますます好調Xシリーズ第三弾!!
ちなみに、webの宣伝では鷹知祐一朗が鷹知祐一郎となっています。出版社さん間違えないように!