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月と詐欺師
著者 赤井三尋 (著)
戦前の大阪。瀬戸俊介は、両親を破産させ甘言で妾にした姉まで死に追いやった新興財閥総帥の灘尾儀一郎の殺害を誓う。偶然知り合った町工場主の春日は、自分の裏稼業は詐欺師だと明かす。「殺すな、かたきは取ってやる」。俊介の全財産で雇われた詐欺師たちは灘尾財閥破綻に向け、壮大な詐欺を仕掛け始める!
月と詐欺師(上)
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紙の本月と詐欺師 下
2013/11/10 19:07
詐欺の心得
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mickey - この投稿者のレビュー一覧を見る
『誠意を持って詐欺を行う』は、ユニークな発想で良い。
確かに詐欺する相手を不快にさせると恨みを買うので廻り回って損をするのでは?と感じた。
紙の本月と詐欺師 上
2015/03/20 12:30
おでん屋
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦前の大阪が舞台ということで、なじめるかなと思ったがすんなり入る込むことができた。主人公は若くして仏門に入ったため世間に疎い面があるが、日々成長していると思う。詐欺グループの面々も個性的でいい味を出している。知恵のおでん屋での洞察力とおでん屋からの帰り道での女性としての色香のエピソードが印象深い。
紙の本月と詐欺師 下
2015/02/04 15:13
コンゲーム
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かった。現代のハイテク社会ではたぶん不可能なコンゲームだろう。ただハイテク機器を駆使したコンゲームであればここまで人情味豊かな物語にはならないだろう。登場人物も個性的で好感がもてる。著者は名作映画『STING』をかなりリスペクトしているだろう。戦前の大阪を舞台にジョージ・ロイ・ヒルがメガホンをとれば、どのようになるか見てみたい。