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すべてがうまくいく8割行動術
著者 米山公啓 (著)
人間の意欲はあなたが考えるほど続くものではない。人間は一度なし遂げてしまうと、それまでの行為は達成感のみに置き換えられてしまう。達成した途端にドーパミンが切れて、その行為を忘れてしまうのだ。つまり、達成感という“区切り”を付けることによって忘れやすくなる。だから、全てをやりきらないで、あえて8分目くらいで止めるのがいい。そこで提案するのは、その日の実行を8割にとどめておくという「実行8割のススメ」だ。実行8割の法則は、「仕事」だけでなく、「恋愛」「家庭」「転職」「合コン」「人間関係」などなど、どんな場面でも応用できる、幸せになる脳の使い方なのだ。
すべてがうまくいく8割行動術
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2008/03/08 23:28
本文ページ分量約150ページ分の”2割”は30ページ分、もちろん”8割”は120ページ分。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヂャリや - この投稿者のレビュー一覧を見る
「”ご利用は計画的に”を実行できる人は、消費者金融を(そもそも)利用しない」と著者が指摘している通り、そもそも8割行動の意味を理解できる人は、”2割を持って8割を制する”こと知っているので、8割も行動しない。計画的にできないからこそ消費者金融が成り立っているのであり、頑張る人がたくさんいるから、8割行動で生きていける人が存在できるのである。
神経内科医でありながら、大学病院勤務時代に閑散職に追いやられたことが著者にとって相当なトラウマになっているのか、いたるところにそのことが登場する。閑散職に追いやられたショック、考え方の変更、文筆活動に光を見出し、退職。これらは8割行動どころではなく、200%行動とも受け取れる。その意味では、同じ境遇にある人は勇気づけられる著書である。
閑散職を喜ぶ人にとっては、そのこと(閑散職に追いやられたこと)自体で発奮することもないし、そもそもなぜ悩むのかもわからない。
本書の中にあるビールの美味しさについて触れている部分が象徴的だ。
曰く「一生懸命に働いた後に飲む一杯と、なにもしない日にのんびりビールを飲むのでは、満足度が全く違ってきます。」著者はもちろん、前者の方が旨いといいたいのだが、なにもしない日に飲むビールが格別に美味しいと感じる人もいるのである。”なにもしないのに飲める満足感”をえることができる人は、まさに2割かもしれない。
自分の脳の個性を知り、幸福のセットポイント(設定値)を見直し、8割行動の具体的手順を明らかにしている本書は、頑張りすぎてオーバーヒートしている人には、最適な行動術指南書である。但し、8割読んで理解するのか、2割の20ページ分読んで理解するのか、はたまた全文2回読んで理解するのかは、著者のいうとおり「脳の個性」による。
とはいえ、8割行動術の本なのに、2回も読むのは、頑張りすぎかもしれない。
2017/01/09 12:32
(; ̄Д ̄)?
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投稿者:はるにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめは、暇だったので読んだのですが、読み始めたら、結構役に立てそうなことがたくさん書いてあって満足です!(^_^)