電子書籍
タニアのドイツ式キッチン―合理的であたたかな、料理と台所のつくり方
著者 門倉多仁亜
普段の食卓に登場するドイツパン、保存食のレシピ、知っておくと便利な暮らしの知恵を紹介。
また、12人のドイツ人のキッチンから、使いやすく居心地のいいキッチンづくりの秘訣を探ります。
美しいカラー写真を100点以上収録。
ドイツ式のシンプルな暮らし術で人気の門倉多仁亜さんが、普段作っている料理と、少しの時間で楽しい食卓をつくる知恵を紹介します。
自宅で育てた天然酵母で作るドイツパンや、保存食にもなるさくらんぼやリンゴのピューレ、定番料理の見つけ方などを、豊富なカラー写真とともに綴ります。
それぞれにこだわりを持って暮らす12人のドイツ人のキッチンも紹介。料理上手・収納上手のドイツ人たちのキッチンは、どれも個性的で魅力的。日々の生活に取り入れたいアイデアの宝庫です。本場ドイツの収納術、使いやすいキッチンづくりのコツがいっぱいです。
※電子書籍版では、“写真目次”をご用意。本書に収録された沢山の美しい写真の一覧から、普段タニアさんが作っている料理やドイツの魅力的な数々のキッチンにアプローチするという読み方も是非楽しんでみてください。
※電子書籍版では、本書とシリーズ本「タニアのドイツ式部屋づくり―小さな空間ですっきり暮らす整理・収納のコツ」の2タイトルをひとつの電子書籍ファイルにまとめた「[合本版]タニアのドイツ式部屋づくり&キッチン」も配信しています。両シリーズのご購入をご検討の方はそちらもご確認ください。
タニアのドイツ式キッチン―合理的であたたかな、料理と台所のつくり方
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本タニアのドイツ式キッチン 合理的であたたかな、料理と台所のつくり方
2008/10/14 23:01
ドイツの生活習慣をつづる
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mikimaru - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前に同著者の「コーヒータイムのお菓子」がとても気に入ったので読んでみた。
今回は料理だけでなくキッチンの話が多めだ。インテリアやコーディネートといった「見た目よく」とか「すっきり」の話ではなく、個人による設計なども含んだ実用重視の手づくりキッチンの話題が中心。
なぜかというと、ドイツではキッチンが作りつけの賃貸住宅が多いわけではなく、もともとは居住する人間が家具のように持ち運んで設置する例が一般的だったのだそうで(P.60)、多少の大工仕事をして自分向きのキッチンにしていく必要性が、日本などとくらべれば高めなのだろう。
内容は:
----------
1 ドイツのおいしい食卓
朝のパンの香り、ブレッチェンの作り方、ドイツパンのこと、一品料理のレシピ、くだもので作る保存食、ほか
2 ベルリンのキッチンを訪ねて
十人十色のキッチン
(ここでは11件の事例とその方々の生活を紹介)
3 ドイツの食習慣
イースターのピクニック、白いソーセージ、バウムクーヘン、ドイツワイン、老人カフェ、ほか
このほか、ライ麦酵母の作り方などを巻末に掲載。
----------
料理レシピはさほど多くないし、ドイツの家のキッチンを見ても日本の住宅で参考になるとはかぎらないが、現地の習慣や生活スタイルを知ることができるフォトエッセイとしてとらえれば、のんびりと読むことができる贅沢な一冊ではないだろうか。