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電子書籍

ロマンス作家は騙される

著者 榎田尤利

「そろそろ限界です」ハードボイルド小説で華々しくデビューした極度の肩凝り作家羽根深雪には恋人候補がふたりいる。ひとりは大手出版社の編集であり十年来の親友・神楽坂。もうひとりは夢のような指の持ち主のカリスマ整体師・千疋だ。熱烈なアプローチを繰り広げるふたりだが、羽根は新しく受けたロマンス小説がうまくいかず悶々とした毎日を送っていた。そんな時、憧れの文学作家・亘理と会食をする機会を得る。ところがこの亘理が強烈な個性の持ち主だったから、さあ大変!?

ロマンス作家は騙される

税込 935 8pt

ロマンス作家は騙される

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本ロマンス作家は騙される

2002/07/25 10:01

究極の癒しのあるボーイズラブラブ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミントティー - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ハードボイルドに触れるな」の続編です。気弱なハードボイルド作家の羽根にロマンス小説の依頼が、苦悩する羽根、そして前作同様恋のバトルを繰り広げるカリスマ整体師・千疋と編集者・神楽坂、今回は羽根がネットでストーカーまがいの嫌がらせを受け始める…。千疋さんの羽根を癒す言葉に読んでいてこちらまで癒される感じがしました。恋の行方も…楽しめます。猫好きにもオススメな本です。

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電子書籍ロマンス作家は騙される

2016/01/23 13:35

おもしろかった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作の続編で、やっぱりえださんのお話にはハズレがありません。おもしろかったです!
主人公が作家さんということもあり、えださんもこんな気持ちで小説を書いていらっしゃるのかなぁなんて思いながら読みました。
自分の仕事をこんなふうに大切に思えるなんて素敵な事だなと思いました。

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紙の本ロマンス作家は騙される

2003/02/26 01:02

君が君である故に選ぶ道は決まっていたか。

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真壁しの - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京弁、というものがある。
関東圏の標準語とはちょっと違って、でも標準語とどう違うのかといわれるとちょっと困る。
東京にきたことがない人でもしゃべったりしている。
何故ならみんなこれを使ってしゃべっているので意味はなんとなくわかるのだ。

というようなことを考えた。

串とか鯖とか、意味はわかるんだけどこれは標準語ではなくて標準語のように使われている方言なのではないかしら。パソコン用語として紹介するのはちょっと無理が……。串・鯖はまだしもチューボーはねえ…(苦笑)


ライトノベルにはしばしば優秀なPCおたくが出てくる。
機密に気軽にアクセスしたり(違法)改造したり(違法)小学生だったり(異常…)何者だお前は。という人がいる。
お隣さんがPCに詳しくても、「ああ、あのひともこういうことを……」とは、
あまり思わない。普通は。

今回は被害者と加害者と制裁を加えるものが、とてもリアルだ。
こういう害の被り方は、すごくありえる。
こういうことあってもぜんぜんおかしくないなあと思うと背中が粟立つ。
こういう害の及ぼし方もとても有り得る。
あの人がやっていた、なんて聞いても
信じたくないけど、でも誰がやってもおかしくないかしら、と片付けてしまいそうだ。
というか自分でやらない保証はない。やってやれないことはない。
制裁は正義ではないけれど
これもまた、今こういうことできる人は天才や秀才ではなくて
ちょっとできる人だ。
ちょっとできる人というのはいっぱいいる。
向こう三軒両隣くらいの頻度でもさしておどろかない(できない自分が悲しくはなるかもな……)
これを読んでる人にも「あー、できるなあ」と思っている人がいそうだ。



今の社会に警鐘を鳴らすことを目的とするとうるさくなるし、
ただのネタとして扱うならそれはただの言葉だ。

この出来事を自然と受け入れることができるのは、
彼ら人物が誰もそのキャラクターを基としてその思考の結果として行動する、ことがわかるから。

あなただから、こういうふうにするしかなかった。
(余談。中心に社会問題が組み込まれているのにうざくも薄っぺらくもない素敵な本がここにも。)

等身大でないのはカリスマ整体師の超絶技巧くらいかしら。融かされたいですねー……(何



榎田さん、なかなか小説内の小説はたどたどしい気がするのですが(笑)
ここに出てくる「彼女の爪」というのは、すごく気になるなあ。
純文かというとほんのり首をかしげるところですが、読みたいかと聞かれるとおもきし縦です。頷きます。
これはちょっといいですよ。
京極氏みたいなのを感じたり。

タッグ組んで、原案:榎田尤利/文:京極夏彦「彼女の爪」とかやってみませんかねえ。






無理か。(だがどうだ読んでみたいだろう!!)

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紙の本ロマンス作家は騙される

2001/12/11 13:21

内容充実☆

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Eni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今作でも前作に引き続き千疋と神楽坂の間で揺れ動く羽根先生の様子が楽しめます。新キャラで純文作家の亘理先生も良い味出してるし、そして肝心な三角関係の行く末は——?
 相変わらず展開のさせ方が上手です。この方の場合、そう云うシーンも読者に構えさせないで読ませちゃうところがさすがかと。個人的にはひかりちゃんの活躍が良かったです。

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紙の本ロマンス作家は騙される

2001/11/19 16:55

羽根せんせ〜しっかりしなさい!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tousen - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前作でハードボイルド作家として登場した羽根が今回はロマンス作品を書くため苦悩する。
 恋人候補の神楽坂と千疋に曲者文学作家の亘理が加わり事件は起こる。旬な話題でインターネットの恐怖もチラリと加わったりして。ネットにしろ、ストーカー行為にしろ実際恐いですよね悪意を持った行動って。
 そしてそして、神楽坂と千疋のどちらも選べない羽根は、上手いこと二人に丸め込まれて、二人を相手に気持ちいいことに突入。これには笑ってしまいました。そんなところで共同戦線張らないって、普通は。
 軽重のバランスが微妙に良くって面白かった。まだまだ続きそうです(嬉々)

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