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紅霞後宮物語
女性ながら最強の軍人として名を馳せていた小玉。だが、何の因果か、30歳を過ぎても独身だった彼女が皇后に選ばれ、女の嫉妬と欲望渦巻く後宮「紅霞宮」に入ることになり――!? 第二回ラノベ文芸賞金賞受賞作。
紅霞後宮物語
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紙の本紅霞後宮物語 第14幕
2022/07/17 01:12
歩き出す
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に堂々の完結
後宮という基本的に誰も幸せにならない場所から出て歩きだした女たちの姿がものすごく眩しい。
文林と小玉 紆余曲折あったけど、やはりいい夫婦だった。
最終巻でそれを噛み締めている。
真桂のその後 雅媛と再会したのか知りたい。
清喜が小玉に付いて行かなかったのが意外。というか、綵と結婚するなんて意外過ぎ!
康国王家の有り様が…これを妄執と言わず、何と言えばいいのか。
密着母子の犠牲になった嫁は生き地獄だっただろうに。
大切な人たちと再会することなく散った夢華の最後が悲しい。
空虚な気持ちしかないからこそ母親代わりに最適だったとはなんて皮肉な。
宸以外の二国のその後はどうなってしまったのか。
その後が少々恐ろしい。
行商一家 訳あり人間の寄せ集めだけど、忌憚なく物事を話せて、そしてパワフル!
元皇后の力強さに感嘆。
彼女の義理の息子と小玉が対面したらどんな言葉を交わすのか。
小玉とこの一家は気が合いそうなのでいつか交流できればいいけど。
ラスト
身分を失い、自分の持てるものだけで生きることになった少女。
彼女は一人きりで自分の足で歩き出さざるを得ない立場に。
絶望的な状況にいる彼女に小玉の物語が少しでも力を与えてくれたなら。
その先に光が差す事を祈るのみ。
電子書籍紅霞後宮物語
2016/03/07 14:10
続刊希望
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sari - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。ラブはほぼ無い(っていうか無い)けど、サバサバした性格の武一筋の主人公や周りのキャラたちも良かった。個人的には清喜がツボ。十年ではたして採算はとれるのか・・・・。梅花の哲学にはじんわりときた。小玉の後宮簒奪の日もみたいし、続きが気になるシリーズがまた一つ増えました。
紙の本紅霞後宮物語 第14幕
2022/12/12 18:41
面白かった!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の最後でばったばった活躍していた人たちが退場するとは想像外でしたが、面白かった!湿っぽくならず、ラストの次作を期待させるような終わりはさすが!
紙の本紅霞後宮物語 第13幕
2022/02/16 18:16
次巻 完結
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
王太妃死去…最後まで誇り高く在ったのがいかにも彼女らしかった。
寛国
皇帝が駄目過ぎて。馬鹿で無神経とは救いがない。
こんな皇帝を前に夢華はどう生きていくのか。
そして環境に馴染み新たな子をもうけた前皇后。
いや、本当に逞しい!
文林の薬の一件
爆笑させていただいた(笑)
綵の出産 子供共々無事で何より!お疲れ様。
綵も帝姫の乳母になるとは意外。
清喜がとにかく元気!
彼が斜め上な発言を多発してるとこの物語は楽しい。
2019/12/12 07:50
二人の歴史
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小玉と文林の軌跡は、普通のカップルと違って、サバサバした気持ちの中で育んだ恋?過ちのように起こった蜜事?男らしい思いやり?読んでいても、こんなカップルが居るのだと恋愛小説としても楽しかった。女としては勉強にもなった。相手への思いやりの持ち方 相手との距離の保ち方を学んだ。ずっと知りたかった二人の気持ちの歴史と過去が本編で書かれていて、とても満足!また皇后になるまでの小玉の姿が書かれていて、何だか等身大の人のように思え、サッパリした責任感大きい抜きん出た小玉像だったのが、隣に居る友達のような馴染みある人間像で書かれていて、より理解が深まった。
電子書籍紅霞後宮物語 第十幕
2019/06/14 23:59
新たな展開で緊張感が増した
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二部の2冊目となったこの第十幕はこれまで皇族と管理の橋渡し役をしていた尚書が引退するため、茹王という皇族を宮廷に迎えることになり、彼の立場を確かなものにするために彼の娘を後宮入りさせることになります。本当は姉の嫡女が形式的に後宮入りする筈でしたが、彼女は元々体が弱く、後宮入りする前に風邪をこじらせてなくなってしまい、彼女の代わりに庶子の妹・仙娥が後宮入りすることになります。この茹仙娥が率直に後宮の役割は皇統を残すことであるとして皇帝のお渡りを要求したため、後宮での台風の目となり、皇后・関小玉を悩ますことになります。
皇帝・文林はこの「一応」皇族であるとはいえ庶出ある茹仙娥のところに通うと、れっきとした皇族で妃としての位も皇后に告ぐ貴妃紅燕のもとにはなぜ通わないと不満が出る羽目になるので行かないと断言したにもかかわらず、小玉たちが静養のために後宮を出る前日に茹仙娥が懐妊したことが明るみに出ます。
その他裏でい隣国でもろいろな陰謀が渦巻いており、いよいよ緊張が高まってきました。次巻が楽しみです。
これまで小玉の武官としての活躍や彼女に心酔する取り巻きに話の焦点があったのに対して、第2部はより大きな視点から見た小玉の描写が多くなってくるため、彼女の拙さが際立ってくるきらいがありますが、彼女の40過ぎの悩みとねじくれた文林に対する情、そして皇后としての責務を果たそうとする義務感との狭間で揺れる彼女は実に人間らしいと言えます。
紙の本紅霞後宮物語 第3幕
2017/05/27 10:46
素敵な関係だったのに
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説でも漫画でも、女友達はなんでも話すし、話しすぎる。
でも、小玉と明恵の関係は、ほどよい距離で、必ずしもなんでも話すわけじゃない。それがとても理想的でよかったのに。
でも、そういう主人公の理想的な友人は物語の序盤で退場する運命なのかも(『銀英伝』のキルヒアイスとか)家族が不思議そうな顔するのを無視して、ボロボロ泣きながら読みました。
電子書籍紅霞後宮物語
2017/05/27 10:28
久しぶりに一気読み
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、新聞広告を見たときは、ゲームっぽい表紙に若干ひきつつも、なんとなく気になって入手。一冊読み終わった時点で、すべての既刊をポチってしまいました。
今までにない、中華風ファンタジー世界に魅了され、気づけば紙媒体でも購入していました。
hontoさん、紙媒体で購入している本を電子書籍で買うと5割引きになるだけでなく、電子書籍で購入している本は紙媒体だと5割になりませんか?
2016/09/21 17:01
少女の小玉が可愛い!!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Apple - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかにして関小玉という人物が形成されたか、
そのはじめのストーリー。
初恋というには儚過ぎる前編、
日常の小玉が犬っころな描写だけに際立っていい。
賢恭も慣れない従卒を相手に、
戸惑いながらも可愛かっただろうなぁと。
褒美の代わりに櫛をプレゼントなんてとてもロマンチックなのに!
美男子宦官と目をかけている少女従卒。
設定としては美味しくてしっとり甘く切ないロマンスになるはずが、
そうは描かないところに幸村作品の真骨頂をみる(褒めてます)
普通の女の子。。。とは行動的にいえないが、
胸の大きさや結婚について考えているあたり
ちゃんと女の子としての心は育っているにもかかわらず、
どこか配線がおかしい犬っころ笑
一見モブっぽい同僚の光がまさかのオチというのもいい。
全体的にユニークな仕上がりでストレスなく読める。
若い頃に戦場を経験し、痛く苦しい経験を重ねながら
物を極力持たないシンプルな生き方の小玉が、
35歳になっても大切にしている思い出箱に
櫛と小銭袋が入っているのがホロリとくる。
次巻は清喜の兄が登場かな?楽しみだ。
電子書籍紅霞後宮物語 第二幕
2016/03/07 14:08
待ってました!!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sari - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回もテンポのいい会話でサクサクっと読めました。冒頭から斬首シーンで血なまぐさいですが、登場人物たちの会話で暗くならないのはこのお話の特長かと。でも、小玉と文林の関係のこじれぐあいが今回でさらに明るみに。もうだいぶとめんどくさいことになってます(笑) 小玉は文林を助けに行ったりと相変わらず男前。そして小玉の信者が後宮にいつの間にか増えてる。賢いのに小玉のことになるとちょっと残念になる真桂がおもろいです。今後、このこじれた夫婦の関係がどこに落ち着くのかもうわかりません。次が楽しみです。
2023/11/17 19:43
人生完走
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんなの過去がそれぞれ意外だった。
特に梅花の過去
自らの誇りのために梅花ら義姉妹を踏み台にした形の女性は子沢山の母親に。
どんな母親になったか、想像すると少し怖い。
「おばあちゃん」と大姪に呼ばれるようになった小玉。
彼女を訪ねてきた誠と真桂。
彼らとの会話に歳月の流れを感じた。
そして小玉 人生完走。
彼女らしい眠りだった。
もう皇后ではない、人間・小玉の人生を見届けられて満足です。
2023/02/18 12:33
せめて短編集を
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編に続き零幕も完結。
もうこの愛すべき人たちに会えないと思うと寂しい。
文林登極のいきさつ。
先帝が文林を嫌っていたとは意外。
美貌と健康な体を持っている、未来がある。
それだけで嫌悪せずにはいられなかった病弱先帝を帝位につけた羅義龍。
こうして見ると羅義龍は小玉と文林の運命を大きく変えた存在だった。
あの薄幸の月枝が文林の手のものとして生き生きと行動していて意外だった。
自分を切り売してきた彼女からすればそれは余生の生き甲斐だったとは。
自分の行いがいつか弟妹たちの未来に影響を与えてくれれば。
彼女は可能性という神だけを信じていたのかもしれない。
そこがちょっと悲しい。
明慧と樹華の結婚にショックを受ける面々。
小玉と文林で大違い(笑)
あと、問題皇族…
そして最後はある目的のために駆け出す清喜。
彼らしくていいなあ(笑)
この物語には今までずいぶん楽しませてもらった。
その事を心から感謝したい。
そして清喜や梅花の短編もいつか書籍版で出していただきたい。
あと、真桂のその後も。彼女は雅媛と再会したのか、そこが気になっています。
お願い、角川さん!
電子書籍紅霞後宮物語 第三幕
2021/09/17 20:56
重い一冊
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鍋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぽっと出の人物のあっさりした死と、巻数をかけて情を移してきた人物の死の対比が大きかった一冊です。
このシリーズは今まで、冒頭に2〜3頁「誰が」とは明確にせず、大事なシーンを切り抜いて未来に起きることが書かれるのですが、まさか明慧だとは思わず…。小玉に感情移入しただけでなく読者としても悲しみに暮れました。
ストーリーとしては巨大な敵の気配が漂ってきて、重々しい空気が終盤押し寄せてきます。
唯一の救いは、前巻で文林が、小玉に好意を寄せる老若男女全てが許せない的なことを考えていましたが、「もう自分には文林しかいない」と言った小玉に内心で悦を覚えなかったことですかね…。そのくらい私の中での文林は読めない男になっています。
それにしても文林、お前は小玉に男として好かれることはもう諦めたのか?この作品にLOVEはないのか…?あとがきで毎度伝記を引き合いに出されてますが本当に小玉の伝記になるのかしら。
電子書籍紅霞後宮物語
2017/11/27 23:45
爽快でした!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かえる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずーと気になっていた本で、思ってた通り面白くスラスラと読めて楽しかったです。私は梅花の言葉が小玉と同じように胸にズシリと響きました。
2017/11/26 08:46
動き始めた物語
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編ではさらっと書かれていた部分、小玉と文林が出会うまでのお話。
大部分はwebで公開されていましたが、加筆もあるので、どこがかわったのかを確認するのも楽しいです。
続きがはやく読めるとうれしいですが、じっくりためて書いていただけるなら待つ覚悟もあります。どちらにしても楽しみです。