- 出版社: KADOKAWA
電子書籍
かりん 増血記 完結
「……あたし、もう、我慢でき、な……」驚きで身をこわばらせた少年に、真紅果林はいっそう強くしがみつく。次の瞬間、二本の牙が彼の喉へ深々と刺さった! ここまでなら正真正銘の吸血鬼。しかし果林は毎日溢れ出す血を噛んだ相手に与えなければならない、吸血ならぬ増血鬼だった! しかもクラスメイトの雨水健太が近くに来ると血が溢れ出し、果林は恥ずかしくて仕方がない!! そんな果林が噛んだ相手が美少年で御曹司だったもんだから、学園中を巻き込んだ大騒動に――。果林に平穏はやってくるのか!? ドジっ子増血鬼が巻き起こす、ラブコメ増血ミステリー! ドラゴンエイジの人気コミックスがノベライズで出血大登場!!
かりん 増血記1
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評価内訳
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紙の本かりん増血記 1
2005/06/29 17:25
人気シリーズの小説版
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:関東蒲公英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
角川書店で人気のマンガ「かりん」の小説版です。
通常、こうしたメディアミックスが行われる場合、各メディア独自の設定が暴走し原作のイメージを台無しにしてしまったり、絵師が変わってキャラクターのイメージが全く変わってしまったりする事がままある訳ですが、「かりん増血記」シリーズでは、ゲストキャラが登場する以外でそうした徴候が見られない点は評価できると思います。
一応、小説・マンガ、どちらから読み始めても大丈夫なように上手く作られていると思いますが、原作のマンガを一緒に読んだ方がより一層楽しめる事は間違いありません。
また、こうした小説などでは原作の読者にとって既知の設定等が兎角長々と語られがちで、そうした部分が鬱陶しい事もあるのですが、このシリーズに関しては漫画版で既知と思われる設定については極めて簡潔に描写するのみに留めているとの事。実際読んでいてそうしたストレスはありませんでした。挿絵も、原作の影崎先生自身が書かれているので世界観を壊す心配がありません。
マンガの方で興味を持った方には問題なくお勧めできる良い形での小説版だと思います。もちろん、小説から手にとってマンガに興味を進めていくという形でも対応できる様になっています。
内容について詳細には触れませんが、マンガ版の原作にも書評を掲載していますので、そちらも合わせて参考にして頂ければと思います。