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4件
- 出版社： 徳間書店（Chara）
電子書籍
主治医の采配
著者 水無月さらら (著)
行方不明になって３年、夏目礼一郎は某砂漠の王国から生還した。国際弁護士として嘱望された未来が一転、両足の自由を奪われ、王の性奴隷として屈辱を受け続けていた。生きる気力を無くし常に孤独と絶望の淵で死を考えている礼一郎。高校時代の同級生で主治医の上條晴隆は、人間としての尊厳を踏みつけられた絶望から救い出す手立てもなく、次第に無気力で自虐的な礼一郎に苛立ちを募らせていく。そんな時、暫くの禁欲に礼一郎の体の疼きを察した上條は、礼一郎を生かす術を見出すが…。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
主治医の采配
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紙の本主治医の采配
2015/09/19 16:30
登場人物が多くて面白い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ぶーにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
新婚旅行中に攫われ砂漠の王の性奴とされた美しい弁護士。そして生還を果たした後の苦悩の日々。この設定が目新しくて面白かった。せっかくアラブが関係しているのに性奴のときのエッチシーンが少ししかないのが残念。王や王妃、下男、イギリスの学校での知人ハウプトン、そしてハウプトンが連れてきた老人など他の登場人物も多く書かれていて話の広がりがあってとてもよかった。
電子書籍主治医の采配
2020/04/04 15:59
日は昇り日は沈み地球は回っていく
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
新婚旅行中に浚われアラブの王様の性奴にされていた主人公は、助けられたものの生きていく気力さえ失っていた
高校の同級生で主人公の妻の従兄でもある整形外科医の攻めも、そんな主人公にどう係わっていけばいいのか分からなかった
アラブの王様に飼われて・・・ な話はそこがメインでよくあるが、この話は助けられてから普通の生活に戻るまでの葛藤とその担当医のスタンスと恋が主軸になっている
傷つき壊れる寸前の主人公と所詮他人事な周囲の対応のギャップが、うすら寒いような怖いような嫌悪感を感じてしまう
「何が起ころうと日は昇り日は沈み地球は回っていく」ことの残酷さと救いを上手く表した話だったと思う
電子書籍主治医の采配
2020/09/04 19:39
ネタバレ注意です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ注意です。
あらすじを読み、アラブものかと思いきや、後宮を逃げ出したその後、という点が気になり購入しました。
膝から下の感覚がなく、生きる気力をなくしていた礼一郎（受け）の再生の物語というイメージです。
晴隆との愛もありますが、お互いに友情、信頼から変化した愛という印象でした。
アラブでの出来事をもっと詳しく読みたかったです。
グロテスクな貞操帯、すごい気になりました…。
行為についても語られるものや慰めが多いからそんなに濃厚ではないと思います。愛のある本番は最後だけ。
足、直して貰えばよかったのにな、と感じました。
電子書籍主治医の采配
2018/08/01 21:53
受けの再生の物語。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじに惹かれて購入。
整形外科医の攻めと、弁護士だった受けのお話。両視点。
ネタバレがあります。
結婚式を挙げ、新婚旅行に行った先で拉致られ、砂漠の国で監禁・性的虐待の被害に遭った受け。
なんとか救助されたものの、監禁中の体験から心と体に大きな傷を残し、自死する危険があったり生きることに無気力になってしまいます。
そこで受けの元同級生だった主治医の攻めが、なんとかしようとするのですが・・・
攻めと受けは互いに特別な存在ではないため、物語の前半は、あくまで医者と患者の関係です（受けの結婚による親戚ではありますが）。だから攻めが受けを励ますシーンもドライな感じで、なかなか萌えませんでした。
けれど後半になると頑なだった受けが次第に素直になり、攻めとの距離が縮まるにつれて、攻めも受けのことを意識するようになります。
やがて、受けが前を向いて行ける強さを取り戻した頃、二人は恋人同士に。大きな器に水がひたひたと溜まるように、もどかしい展開が続くので焦らず読んで貰いたいです。
エッチの時の受けの喘ぎ声が・・・うーん（笑）。それにタイトルの「采配」ってどのことを指すのか、私は分からなかったです。
