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しにがみのバラッド。 完結
目を覚ますと、少女は死神でした。少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくてやさしいお話。
しにがみのバラッド。
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紙の本しにがみのバラッド。 1
2004/09/01 09:54
クラシック音楽を聴いているような感覚
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Dandy - この投稿者のレビュー一覧を見る
死に神の儚くもゆったりと流れるお話です。
表紙を見ればわかりますが、
死に神のくせに真っ白い服を着て
おまけに赤い靴まで履いている始末。
この変な死に神「もも」が人の死んだ魂を
運ぶだけでいいのに
色々その人にあるいは周りにお節介を焼きます。
1話1話が短編という形で収録されていて
いろいろな人の生き様にふれられます。
都会の喧噪を一時でも忘れたいあなた。
これを読めばきっとクラシック音楽を聴いているような
感覚がきっと味わえますよw
紙の本しにがみのバラッド。 1
2017/06/30 15:00
短編形式の物語
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神なのに真っ白い服を着ているモモと、その使い魔である黒猫ダニエル。死神のモモは、死神なのに人の死に触れ、涙を流したりする変わり者。テーマは「死」だけど、それほどネガティブに感じさせない雰囲気が良かったです。モモは死神よりも、天使のイメージが近いです。
紙の本しにがみのバラッド。 1
2007/11/07 18:26
小説と絵本のあいだ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ざわ・・・ぶろぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページ数は300強だけれど、1行の文字数が少ないのでサラっと読める。
計っていないけれど、1時間かからないのではないだろうか。
アニメ化や実写ドラマ化された作品なので読んでみたけれど、
うーん……まぁ面白いんだけど……なにかひっかかる。
電撃文庫とかスニーカー文庫とか、いわゆるライトノベルは、挿絵があるからだろうか。
文章の中でキャラクターが描かれていないような気がする。
擬音語擬態語が多くて、なんというか、文章が薄いように感じてしまう。
良い悪いの問題ではないのだけれど、絵と文とでイメージを喚起させるものなのだろう。
『しにがみのバラッド。』はなんとなく単語イメージ。
寂しい、切ない、哀しい、虚しい、でも温かい。
死ぬ、生きる、絶望、希望、白、純粋、心の傷。
キャラクターはほとんど小学生~高校生とティーンエイジで、
なんとなく今の時代っぽいな、と思った。
しかし伝わってくるイメージや世界観は好印象で楽しめた。
紙の本しにがみのバラッド。 1
2005/07/25 22:33
感動ですね
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぬほがち - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集の感動系ライトノベルは結構たくさん出ていて、この作品もそのうちの一つ。
短編形式には珍しい、「主人公」というものが存在する。死を司る「死神」の、モモ。そしてモモに使える黒猫のダニエル。
各話の最後にこの主人公であるモモが登場して、話の主役達と触れ合う。そして話をしめるという形式を取っている。
数あるしにバラ。の中の話でも、この1巻の質は相当高い。1巻の筆頭となるのは「ヒカリのキセキ。」と「きみのこえ。」というお話だが、しにバラ。を読んだ人への「しにバラ。の全巻全ての話の中で一番好きな話は?」という質問に対し、このどちらか二つを答えるケースが9割5分以上だと思う。ちなみに私は「きみのこえ。」派。
この一巻はかなりの質になってるので、「試しに一巻だけ…」なんて場合にもすごくオススメ。女の子向けな気もしないでもないですが、男の子でも全く問題なし!だってあんなに感動できるんだもん!少なくともティーネイジャーが何も感じないというのは少し異常といっても過言ではないかも。